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【Central Park Cafe】世界のお料理が楽しめるニューヨークスタイルのリラックスカフェ@茨城県水戸市

今回お邪魔したのは、水戸市にあるセントラル・パーク・カフェ。

「食・音楽・英語といった3要素がコンセプトのNYスタイルのコミュニティーカフェ」

これは、公式サイトから引用したこのお店のコンセプト。

セントラルパークカフェ

やぁ諸君ごきげんよう。

ぼっちメシ研究所のジャムだ。

 

5月の中旬。セントラル・パーク・カフェへと向かった。

しかし、新型コロナウイルスの影響により、店内での飲食は一時的に中止されていて、テイクアウトのみの営業となっていた。

いきなりの空振り。

それから1月ほどの時間をおいて、ふたたびセントラル・パーク・カフェを訪ねてみた。

お店の外観

店の前の駐車スペースにクルマを停めて、お店の外観の写真を撮る。

さて、店内の飲食は再開しているのだろか?

オドオドと遠巻きに様子を伺いつつ、店の入り口へと近づく。

そして、いざ店内へ入ろうとすると、内側からドアが開き、中から白いシャツを着た男性が顔を出した。

その男性は、長めの髪を後ろに束ねバンダナを頭に巻いている。

なんとなくミュージシャンぽいというか、なんとなくサーファーぽいというか。

口元にマスクをしているせいで、目元しか見えないが、ずいぶんと男前、いわゆるイケメンだ。

「あの、食事できますか?」と聞いてみると、「あ、いらっしゃいませ、どうぞ」と店内へと迎えてくれる。

お店の雰囲気

「カウンターでよろしいでしょうか?」

イケメンに案内されたカウンター席は、すぐ目の前が窓だ。

太陽の自然光がたっぷりと降りそそぐ窓際の席は、料理の写真を撮るのに絶好のロケーション。

文句などない。実にありがたい。

脚の長い椅子を引いて腰を下ろす。

後ろのテーブル席には、女性客が1人で座っていて、さらにその奥のテーブル席では大柄な外国人の女性が、小さな日本人の女の子を相手に英会話のレッスンをしている。

店の奥にもカウンターがある。

2カ所もカウンター席があるとは、なんてぼっちに優しい店なんだろう。

出迎えてくれた男性が、お水を運んでくれた。

細めに仕立てられた白いシャツ。

飲食店のスタッフらしく、実に清潔な身なりをしている。

シャツのざっくりとした風合いから見るに、おそらく麻のシャツなのだろう。

大人の夏の装いってのをそのまま体現したような、涼し気ないで立ち。

メニューを広げながら

「こちらへのお越しは、初めてでしょうか?」と、とても落ち着いた口調で話す。

ものすごくゆっくりと丁寧に。

「ただ今は、ランチタイムとなっておりまして、当店のランチは、すべて、ワンプレートでのご提供となります」

言葉の一音一音をはっきりと発音する。

とても柔らかな雰囲気と物腰。

目の前に広げられたメニューには、5つのランチメニューが並ぶ。

レギュラーメンバーのAセットからDセットの4つと、それに加えてSセットの気まぐれプレート。

ちょっと悩んでから、Dセットのデミグラス・ハンバーグを注文した。

もちろん、デザートが付くスイーツ・セット(+300円)で。

料理を待つあいだ、店内の写真を撮る。

木製のフォトフレームが飾られていて、その中にはモノクロームの写真。

よく見てみると、この店セントラルパークカフェの外観と、店内で食事やお酒を楽しんでいるお客さんたちの写真。

白い麻のシャツを着た男性スタッフ。

彼がカトラリーを届けてくれた。

調理場とのやり取りや、店内での立ち振る舞いから、どうやら彼がこの店のマスターであることが分かった。

CHOPSTIKS。

みなさまご存じのお箸。

箸袋の裏面には、箸の使い方の説明が書かれている。

せっかくの機会なので、あらためて箸の使い方を復習してみる。

店内に流れる音楽は、60年代~70年代の洋楽が中心で、しっとり系の落ち着いた曲が中心。

アッパー過ぎず、ダウナー過ぎず。リラックスするのにちょうどいい選曲。

D set デミグラス・ハンバーグ

注文してから10分ほど待つと、料理が運ばれてきた。

木製のプレートにのった料理からは勇ましいほどに、もうもうとした湯気と、それに美味そうな匂いが立ち昇る。

サラダのてっぺんにのった赤カブ?が目を引く。

輪切りにした赤カブが、まるで太陽のよう。

デミグラス・ハンバーグ。

鍋を埋め尽くすほどの大きさ。

ハンバーグは丁寧な下ごしらえが施されている。

よく捏ねられた大きなひき肉の塊は、その舌触りも滑らかで、噛みしめるたびに、たっぷりと含んだ旨味があふれ出す。

米は香り良し、色良し、ツヤ良し。の三拍子がそろっている。

米粒の一つ一つがピンと立っているから、はっきりとした陰影が付いてくれる。

だから美味しいお米というものは写真の写りが良いもので、いわゆるフォトジェニック。

映えるってやつだ。

それにしても、ご飯を大盛りにしなかったことが悔やまれる。

ハンバーグのソースは独特なチーズ感。

この風味はブルーチーズ。

少し前までは、大嫌いだったブルーチーズ。

しかし、水戸市のカジュアル・フレンチのお店トライベッカで、絶品のブルーチーズのケーキを食べてからというもの、ブルーチーズがちょっとだけ好きになった。

最近は、近所のスーパーでブルーチーズを買ってきて、クラッカーにのせて食べたりする。

言うまでもなく、チーズとは牛乳を発酵させて作る、発酵食品だ。

そしてチーズに限ったことではないが、いわゆる発酵食品ってのは、多少のクセがある。

それゆえ発酵食品は、その独特すぎる風味により、好き嫌いがはっきり分かれる。

 

しかしチーズの場合、ことハンバーグと組み合わせると、まったく話が違ってくる。

なんせ、ハンバーグとチーズの相性の良さは、ピカイチ。

そんなことは、いまさら言うまでもない。

チーズ・イン・ハンバーグや、チーズ・バーガー、スライスチーズがトッピングされたハンバーグは、すでに広く世間に受け入れられ、すっかりポピュラーな存在になっている。

ようするに、このブルーチーズを使ったデミグラス・ハンバーグは絶品だ。

小鉢に入っているのは、エビとトマトのマリネ。

マイルドな酸味で味付けがされていて、こってりとコクのあるハンバーグにぴったりだ。

付け合わせには、皮つきのジャガイモ。

ブルーチーズのデミグラス・ソースをたっぷりと含んでいて、それでいてなおホクホクとした食感。

素朴なおいしさに癒される。

カリフラワー。

ちょっとした箸休め的な存在でもあり、アクセントであり、それに立派なおかずでもある。

なにしろカリフラワーの房の部分が、デミグラスソースをたっぷりと運んできちゃうもんで、白メシが進むったらありゃしない。

最後にスープに手を付ける。

その見た目から、なんとなくタマネギを使っているのか、と思いきやカブのスープ。

ほんのりとした苦味が爽やかで、なんとも心地よい。

ハンバーグを食べ終え、窓越しに見上げた空には雲が湧きはじめていた。

デザートが運ばれてくるまでの間、ふたたび店内の様子を観察する。

背後のテーブル席に1人で座っている女性客は、この店で友人と待ち合わせをしているらしかった。

しかし待てど暮らせど、その友人はやってこない。

ときどき何度が電話がかかってきて、そのたびにこの店の場所と、その道のりを説明しているが、いまいち伝わらないようだ。

そのため、彼女はいまだ料理を注文しないまま、ただただ待ちぼうけをくっている。

彼女の事情を察して心配したマスターが、この店にたどり着くためのカーナビの設定についてアドバイスをする。

「カーナビの目的地を、正覚院というお寺に、設定してみてください」とのこと。

「近くまで来て、お電話をいただければ、お迎えに伺います」

わざわざ迎えに出向くなんて、ずいぶんと親切なことだな、と感心する。

オレンジジュースが運ばれてきた。

それにしても、なんだこのサイズ? めちゃめちゃデカい。

デザートはメロンのケーキとバニラアイス。

アイスが盛られた器のカタチが、とても気になる。

なんだかレンゲの親分っぽいカタチ。

ケーキの上にはメロン。

スポンジケーキに生クリーム、それにフルーツという組み合わせが、どこかレトロで懐かしくて優しい感じ。

プレーンなバニラってのもいいものだ。

バニラってほんとにいい香りがする。

ウッディな空間のなかに、ところどころツボをおさえて配置されたグリーン。

オレンジジュースを飲みながらぼんやりしていると、店のドアが開き、女性客が入って来た。

マスターに案内され、後ろのテーブルへと案内され、久しぶりに友人との再会を果たす。

「ごっめーん、遅れたー」

うん、それは私も知っている。

2020年6月20日。

この日あたりから、関東地方は梅雨に入った。

長くて、暗くて、鬱陶しい雨の季節のはじまり。

ふと見れば、レジの横には美味しそうなお菓子。

アーモンドがのったパリパリのパイ。

しかも残りはあとわずか。

そのお隣にはシナモンロール。

あまりにも美味そうなので、アーモンド・パイとシナモンロール、それぞれを1つ買う。

会計をして店を出る。

すると、マスターが見送りのために出てきてくれた。

「どうぞ、お気を付けて、お帰り下さい」と、ゆったりとした、落ち着いた口調。

S set 気まぐれプレート

数週間後、再びセントラルパークカフェへ。

店の扉を開けるとすぐに「いらっしゃいませ」と、髪の毛を短めにそろえたマスク姿の男性スタッフに出迎えられる。

「この前は、ありがとうございました」と挨拶されてからはじめて、その男性がマスターだということに気が付いた。

前回の訪店時には長かった髪の毛をバッサリと切ったようだ。

それにこの前は白い麻のシャツという大人っぽい夏の装いだったのだが、この日は淡い青のTシャツ1枚というラフないで立ち。

すっかり別人。

それに、髪型が変わったせいなのか、前より若返っているようにさえ見える。

おろらく石仮面の不思議な力によって若返ったのであろうマスターが、タブレット端末を使いながら、今日の料理をプレゼンしてくれる。

一生懸命にタブレットを操作しているマスターの横画をのぞくと、長いまつ毛。

この日、Sセットの気まぐれプレートは、ガンボというアメリカ合衆国南部の郷土料理。

マスターによると、ガンボは黒人のコミュニティーでは良く食される料理とのこと。

いわゆるアフリカ系アメリカンのソウルフードだという。

「ちょっと、カレーのような感じなんですが・・・」

「でも、カレーとはまたちょっと違った、美味しさなんです」

ほうほう、なるほど、なるほど。

つまりスパイスが効いた辛めの料理ってことか。

それに「カレーとはちょっと違った美味しさ」って表現になんだか心がくすぐられる。

じゃ、今日はいっちょ、そのガンボってやつにしてみようか。

もちろんスイーツ・セットで注文だ。

ところで、こんな感じのお店で、大盛りって出来るのだろうか?

カレーっぽい料理なら、ぜひにでもご飯は大盛りでいただきたいところだ。

なので「あの、ごはん大盛りってできます?」と、恐るおそる尋ねてみる。

するとその答えはあっさりとOK。

急に降り出した雨が、目の前のガラスを叩きはじめた。

奥のテーブルでは、今日も外国人の女性が、子供たちを相手に英会話のレッスンをしている。

10分ほどで「本日の気まぐれプレート」、ガンボが到着する。

「あの、本来ですと、ご飯とスープを一皿でご提供させて頂いているのですが・・・」

「ご飯を大盛りにしますと・・・ひとつのお皿に入らないので、お皿を分けさせていただきました・・・申し訳ございません」

いやいや、なにが申し訳ないものか。

むしろ料理に使うお皿を増やしてしまったことで、こちらの方が申し訳ない。

こちらがガンボ。

なるほど、確かに見た目も、それに香りもカレーっぽい。

いや、正確には「カレーとは、またちょっと違った」イイ香り。

えらく食欲をそそられる。

ご飯の器には、素揚げしたシュリンプ。

それにズッキーニとパプリカ。

ランチプレートに添えられたタバスコ。

感心したのは、タバスコの瓶がとても綺麗なこと。

それに比べ、我が家の冷蔵庫の片隅で眠っているタバスコは、その登場回数の少なさから、注ぎ口の辺りはなんだかガビガビ。

元はタバスコだったはずの液体が、その水分をすっかり失い、恨めしそうに注ぎ口の周りにこびりついている。まるで何か怨念のようだ。

私としても、もうちょっとタバスコさんを使ってやりたいのだが、あいにくと、たまにパスタを作った時にくらいしか使い道が思いつかない。

この店、やっぱ米が美味い。

そして盛り付けが美しい。

さっそくご飯にガンボを掛けていただく。

ガンボには、お肉らしきものは入っていないのだけれど、なんとなく牛肉に由来する旨味を感じる。

それに、なにかの発酵食品が使われているように感じる。

が、その正体は分からない。

ただ、このガンボなる料理、めっぽうご飯に合う。

つうか、メチャ美味い。

付け合わせのズッキーニとパプリカ。

補色の関係にある「赤」と「緑」の対比が実に鮮やか。

互いの色が引き立て合っている

つまり、何が言いたいのかと言えば、とても美しい組み合わせ。

シンプルなコーンスープ。

ガンボは、すっごく独特な風味があって、ちょいとピリ辛。

それに軽くトロミが付いている。

後日、ガンボって料理について調べてみたところ、オクラでトロ味をつけることを知った。

後を引くような旨味。それに辛味。

なんとも深い味わい。

せっかく出してくれたタバスコなのだが、その使いどころが分からなくて手を付けなかった。

小さな瓶の中に半分ほど入ったタバスコ。

良く振ってから出してくれたことが見て取れる。

確かにこのガンボって料理は、どこかカレーっぽい感じがある。

ちょっとジャンクな所や、それに、そのジャンクっぽさが、むしろイイ感じに作用しているのも、カレーと一緒だ。

マスターが言っていた「カレーとはまた違った美味さ」ってのは、じつに言い得て妙だ。

このガンボの美味しさは「カレーとは、ちょっと違った美味しさ」としか表現できない。

エビと梨のコンポート。

ちょっとした箸休め的な一品。

人生で初めて食べたガンボ。

具材には夏野菜がふんだんに使われていて、その旨味がたっぷりと染み出したスープ。

やみつきになる味。

このガンボって料理は、ご飯にもばっちり合うけれど、でも、ひょっとしたらパンの方がもっともっとハマるかもしれない。

これにパンに浸して食べたら、きっとたまらない。

いくらでも、いつまでも食べられちゃいそうなガンボ。

これ、マジで美味い。

しかし、至福の時というのは永遠には続かない。

夢中で食べていれば、そりゃ、やがて皿は空になる。

サラダを食べていないことに唐突に気付き、あわてて野菜をかき込む。

食後のドリンクはカフェラテ。

ガムシロップを入れて、甘く仕上げる。

そしてデザート。

可愛らしいシュークリーム。

こんなサイズのシュークリームって、プロフィトロールっていうのかな。

クリームとバニラアイス。

それにブルーベリーのジャム。

手作りならではのブルーベリーの粒がしっかりと残ったジャム。

こんなジャムを焼き立てのトーストに塗って食べたら、ぜったいに悶絶してしまうだろう。

ブルーベリー・ジャムの甘酸っぱさと、シュの香ばしさ。

それにしても、美味かったな、ガンボ。

私にとってガンボとは、広島弁でいう「がんぼ」。

その言葉の意味は「やんちゃ」とか「悪ガキ」をあらわす。

マンガ『極悪がんぼ』から仕入れた知識だ。

会計をするためにレジの前に立ち「ごちそうさまでしたー」と声をかける。

すると、奥の厨房から女性が出て来た。

Tシャツ姿で、頭にはバンダナを巻いていて、それに口元はマスクで隠れている。

ものすごい美人。

「えぇ、こんな美人さんがお料理を作っていたのか?」と驚き、動揺のあまり、挙動がおかしくなる。

会計をしている間、隣には外国人の女性が立っていた。

この店で英会話の先生をしている女性だ。

遠目には気づかなかったが、彼女は透明なフェイス・シールドをしていた。

ずいぶんと暑そうだ。

しかし新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、この暑い中、がんばってフェイス・シールドをしているのだろう。

思いきって挨拶をしてみようかとも思ったが、彼女がどれくらい日本語を分かってくれるのか、わからない。

でも、たいていは日本に住んでいる外国人の方々はたいてい日本語が達者なので、意外とイケるんじゃないか? とも考えたが、やっぱり止めておいた。

私は根が小心者だし、それに、そもそも人とのコミュニケーションが苦手だ。

B set タコライス

さらに数週間後、セントラルパークカフェを訪ねた。

入り口を入ると『感染防止対策宣誓書』が目にとまった。

なんでもこれはこれは「新型コロナウイルスの感染防止に取り組んでいるお店」であることの証なんだそうで。

こういうことに真摯に取り組んでいるお店は安心して食事ができる。ありがたい。

ランチはBセットのタコライス。

もちろんご飯は大盛りでオーダー。

食後のドリンクには、茶舗牧ノ原の例煎茶をオーダーした。

英会話教室の案内。

カウンターの隅に置かれた冊子が目に付いた。

表紙には小さく『CPC 夜 yoga night yoga & dinner』と書かれている。

料理が出て来るまでの暇つぶしにと、パラパラとページをめくってみる。

掲載されている写真から、この店でヨガ教室が催されていることを知った。

 

ヨガという言葉から、連想するものといえば「ダルシム」とか「ヨガ・フレイム」。

そんなものしか思いつかない己の知性が情けない。

もっと教養のあるものを思いつくようになりたいものだ。

たとえば「ヨガ・テレポート」とか。

そうこうしていると、本日のランチ、タコライスが登場。

タコ・ライスと言えど、もちろんタコは入っていない。

メキシコの国民的料理のタコス。で、タコ・ライスはそのライス版。

ごはんの上には、タコスを思わせるトルティーヤのチップが散らされている。

小鉢には鶏肉のなにか。

見た目がすでに美味そう。

タコスは、そのルーツを辿ると、トルコのドネルケバブに行きつくそうだ。

日本のレストランで提供されるタコスやタコ・ライスには、ひき肉が使用されることが多い。

しかし、本場のメキシコでは、円錐形に重ねた肉のカタマリを火で炙り、薄く削いでスライスした肉を使う。

つまりその作り方はケバブとまったく同じだ。

ちなみにタコ・ライスという料理は、沖縄県で生まれたんだとか。

それが1984年のことだってんだから、わりかし最近なんだな。

このタコスライス、レギュラーメンバーにふさわしい確かな実力。

しかし、ガンボや、デミグラス・ハンバーグに比べると、このタコライスは、ややパンチに欠ける気がしなくもない。

もちろん、これはこれで、ちゃんと美味しいんだけどね。

味付けはさほど辛くないので、辛いモノが苦手な人でもパクパクいけちゃうだろう。

エッジが丸められたマイルドなさしい味付け。

しかし個人的には、もっとジャンクな刺激が欲しかった気がする。

小鉢のチキン。

丁寧に作られているのが好印象。

なにか味噌っぽい風味を感じる。

たぶん味噌ではなくて、何か他の発酵食品が味付けに使われているのかも。

それが何にせよ、美味い。

茶舗牧ノ原の例煎茶。

そしてデザート。

アイスもね。

このグラスは、米国のガラス瓶製造メーカー、ボール社の「ドリンキング ボトル」という製品らしい。

なんとこのグラス、480mlもの大容量。

グラス内の氷を差し引いても、相当な量のドリンクが入っている。

ところで、今日は、英会話のレッスンをしている外国人の女性がいない。

なんだかちょっと寂しい。

2020年8月1日。

この日、茨城県の梅雨明けが発表された。

(∩´∀`)∩ ヤター

マスターが店の外まで見送りに出て来てくれた。

「お気を付けてお帰り下さい」

お気遣いに感謝。

それにしても、マスクをするには暑苦しい季節になった。

C set 日替わりパスタ

夏空の下、セントラル・パーク・カフェへ。

感染拡大防止のための注意書き。

赤いペンで書かれた「Tomorrow is another day」の一文が目を引く。

手を消毒してから、いつものようにカウンターへ。

Cセットの日替わりパスタ。

この日のパスタは「ツナ・トマト・バジルのペペロンチーノ」。夏らしい食材のパスタ。美味そうだ。

Sセットのガンボとさんざん迷った。

しかし、せっかくなので、まだ食べていないメニューのパスタにすることにした。

食後のドリンクにはマスカットティーを選択。

注文を終える、厨房へ向かうマスターが、急に立ち止まり、振り返る。

「あの、大盛りにしましょうか?」

「あ、じゃお願いします」

新型コロナウイルス対策として、換気のためにカウンターの窓が少しだけ開けられている。

窓にはブランドが下げられていた。

運ばれてきたパスタ。

爽やかなバジルとチーズの香りがたまらない

何気にいつも楽しみにしている小鉢。

小松菜とタマネギのコンソメスープ。

この日は赤カブの代わりに、白い帯状の野菜がのっていた。

なんだろこれ?

その正体はダイコンだった。

サラダのダイコンと言えば、たいていは和風サラダに入っているような細く拍子切りしたものを思い浮かべる。

こんな使いかたって珍しい。それでいてカッコよくて、さらに食べやすい。

バジルとトマトは、コンパニオン・プランツ。

コンパニオン・プランツは、畑の中で一緒の育てると、お互いの成分が作用し合って、虫の害を守ったり、病気を防ぐ力を発揮する。

 

しかも、コンパニオン・プランツは、食材としても相性がイイことが多いってんだから、まさに至れり尽くせり。

いやはや、まったく自然てやつは良くできている。

そんなコンパニオン・プランツがガッツリと入ったペペロンチーノ。

期待に違わずばっちり美味い。

けれど、バジル、トマト、ツナ、チーズと、それぞれの様々な風味と、それぞれの旨味が、口の中でちょっとした渋滞を起す。

味と香りが混信して、ほんの少しだけうるさく感じる。

ツナがこんなに絡みつくのは、とこけたチーズの粘りによるものなのか?

さてさてお楽しみの小鉢。レモンをわきに除けると、魚が出て来た。

南蛮漬け、じゃなくってマリネっていうのか。

酸味の効いていて、夏の暑さにバテ気味の体にうれしい一品。

マスカットティー。

相変わらず容量たっぷり。

ニューヨーク・チーズケーキとシャーベット。

ニューヨーク・チーズケーキ。

ところで「ニューヨーク・チーズケーキ」ってなんだろう?

ネットで調べると、普通のベイクド・チーズケーキとの最大の違いは「湯せん焼き」にすることだという。

へぇ、「湯せん焼き」なんて言葉、初めて聞いた。

さらに湯せん焼きについて調べてみる、ようするに「しっとりと焼き上げる」ってことらしい。

ビーツかな?

と思いきや、カシスのシャーベット。

マスカット・ティーが良く合う。

2020年8月15日。

梅雨が明けてすでに2週間。

ようやく日々の生活の中に、太陽が戻って来た。

長い梅雨のあいだ、雨と厚い雲に空をふさがれた日々のなかで、あれほど恋しかった太陽。

しかし、いざ8月になってみると、これでもかと照り付ける夏の太陽ってのも実にやっかいだ。

なんせ毎日、暑くてかなわない。

じつに太陽が恨めしい。

太陽のバカヤロー。

この日は急に叔母の家に訪ねることになった。

近所に住んでいるにもかかわらず、めったに顔を合わせることがない。

久しぶりに叔母に会うのに「手ぶらってのも何だし」ってことで、アーモンドパイをお土産用に包んでもらった。

モーニングでキューバサンドとブラッドオレンジソーダ

セントラル・パーク・カフェのオープン時間は午前9時。

開店時刻の午前9時から11時までの間は朝食、いわゆるモーニングを提供している。

で、その朝食メニューの「キューバ・サンド」が、大変に評判となっていることを知った。

いつも通り、マスターに出迎えられ、いつも通りカウンターの隅へ。

ランチとは違うメニュー群の中から、キューバ・サンドを探す。

あった。キューバ・サンド。

そのメニューの英語表記を見ると『The Ultimate Cuban Sandwich』の文字。

つまり『究極のキューバ・サンドイッチ

さっそく注文をすると、マスターから「お辛いものは、お好きですか?」と尋ねられた。

「ええ、大好きです」と答えると「では、ハラペーニョを多めにできますが、いかがしょう?」

おおっと、そりゃ、なんともありがたいお申し出じゃないか。

お言葉に甘えて「ハラペーニョ、マシマシ」のキューバサンドをお願いした。

ドリンクは、ブラッド・オレンジ・ソーダを注文。

窓越しに、外の写真を撮りながら、料理の到着を待つ。

すぐに料理が運ばれてきた。

ちょっと変わった形のパンはキューバン・ブレッド。

このパンって、ひょっとして自家製なのか?

ホットサンド・メーカーで両面ともカリっと焼き上げられていて、とてもいい匂いがする。

ブラッド・オレンジ・ソーダ。

シンプルでカッコいいラベル。

キューバ・サンドの存在を初めて知ったのは、映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』を見たときだった。

その映画の中に登場するキューバ・サンドはとにかく美味そうで、いつか食べてみたいとずっと、ずーーーっと思っていた。

いつもドリンクは、デカいグラスに注がれて出て来る。

しかし、ブラッド・オレンジ・ソーダは、氷の入ったグラスと、瓶が別々に出てきた。

きっと「この瓶も見て欲しい」ってことなんだろう。

瓶のデザインがとても気に入った。

ホット・サンドならではの、カリっとサクっとの軽い食感。

で、パンの中には美味しい具材がたっぷりと挟み込まれている。

ちなみにホット・サンド・メーカーとは、四角いフライパン2つを向かい合わせに重ねたような調理器具。

2つのフライパンのそれぞれにパンをのせ、その間に好きな具材を挟みこんみ、閉じる。

挟み込む具材は何でも良い。

前の晩飯の残り物のコロッケとか、お惣菜のポテサラとか。

とにかく、お好みの具材を挟み込んで、あとは閉じたホットサンドメーカーの両面を火にかけて焼き上げるだけだ。

それだけで、べらぼうに美味いホット・サンドが出来上がる。

なにかと重宝する調理器具なもので、私はバウルー社の製品(シングルとダブルの2つ)を使っている。

シイタケとコマツナのコンソメスープ。

「はしたないかな」とは思いつつ、興味に駆られてキューバサンドを開いてみた。

ベーコン、チーズ、ピクルス。それにマスタード。

前述の通り、私がキューバ・サンドという食べ物を初めて知ったのは『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』という映画だった。

今となっては、映画のストーリーは覚えていないが、あのやたらと美味そうなキューバサンドの映像だけは、脳裏に焼き付いている。

あの美味しそうなキューバ・サンド。

あの映画のキューバ・サンドもこんな感じなのかな。

ブラッドオレンジソーダは1瓶355ml。つまり1オンス。

期待通りの甘酸っぱさ。

このブラッド・オレンジ・ソーダ、味もルックスも、メチャクチャ気に入ってしまった。

これを冷蔵庫に常備したい。

Amazonで調べてみると、この『Bottega Baci のブラッド・オレンジ・ソーダ』、なんと12本で4,320円もする。

だから、すなおに諦めることにした。

そろそろ夏も終わり。

会計をしながら、ふとわきを見ると、美味しいそうなシナモン・ロール。

キューバサンドを食べたばかりにもかかわらず、いやしくシナモンロールを見つめる。

そんな私に気付いた奥様からご提案が。

「こちらのシナモンロール、ただいま焼きあがったばかりなのですが、いかがでしょうか?」

これは渡りに船。

「あ、じゃひとつください」

美人にすすめられたら断れない。

なにより、このシナモンロール、美味いんだ。

セントラルパーク・カフェの基本情報

セントラルパークカフェの場所はこちら

閑静な住宅地の真ん中のカフェ。

大きな通り面していない。

だからカーナビの目的地を「正覚院」に設定してね。

駐車場は8台くらい。

セントラルパークカフェの基本データ

 セントラルパークカフェの基本データ 

 住  所 

 〒311-4144 茨城県水戸市開江町378−12

 電 話 

 029-239-5041

 営業時間 

 9時00分~18時00分 ※要確認

 定 休 日 

 日曜日

 Web site 

 Central Park Cafe ~ Tomorrow is another day ~

 facebook 

 https://ja-jp.facebook.com/Centralparkcafe2014

セントラルパークカフェのメニュー

※ 価格は2020年のもの。

※ コースメニューや、グランドメニューについては、こちらのサイトでご確認下さい。

 セントラルパークカフェのメニュー 

 ブレックファスト 

 CPC特製ホットドッグ
     750円
 ピザトースト
     750円
 チーズのオムレツ(パン&サラダ添え)
   1,080円
 スクランブルエッグ(パン&サラダ&生ハム添え)
   1,100円
 キューバサンド
   1,180円
 チーズとハムのホットサンド(サラダ添え)
     700円
 チーズとツナのホットサンド(サラダ添え)
     700円
 フレンチトースト
     750円

 ※ 全て本日のスープ付き

 ランチ 

 S set 気まぐれプレート
   1,500円
 A set バターチキンカレー

   1,200円
 B set タコライス

   1,200円
 C set 日替わり特製パスタ

   1,300円
 D set デミグラスハンバーグ(パンorライス)
   1,500円

 お持ち帰りメニュー 

 バターチキンカレー
     850円
 バッファローチキンウィング
     850円
 鯛と新じゃがのソテー
   1,130円
 デミグラスハンバーグ
   1,130円
 CPC特製ミックスピザ(直径約28cm)
   2,400円
 CPC特製ホットドッグ
     750円
 ホットサンド(ハム or ツナ)
     650円
 ガーリックトースト
     380円
 キューバサンド(ハラペーニョ入り)
     980円
 キッズランチBOX(12歳以下限定)
     450円

 ドリンク 

 ブレンドコーヒー
     300円
 エスプレッソ
     320円
 アメリカーノ
     340円
 カフェラテ
     370円
 アーモンドラテ
     420円
 ソイラテ
     420円
 アーモンドソイラテ
     470円
 ティー
     300円
 ルイボスティー
     300円
 ジャスミンティー
     300円
 茶舗牧ノ原の煎茶
     300円
 オーガニックコーラ
     550円
 ブラッドオレンジソーダ
     550円
 シチリアレモンソーダ
     550円
 フレッシュジンジャーエール
     550円
 オレンジ
     300円
 グレープフルーツ
     300円
 アセロラ
     330円
 ココア
     300円
 アイスココア
     300円
 ミルク
     200円