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【どんぐり11】笠間の森の隠れ家的なお店、テラス席でワンコと一緒に美味しいごはんが頂けるってんだから愛犬家にはたまらない@茨城県笠間市

鬱陶しい梅雨。

本格的な梅雨入りを目前に控えた6月の最初の日曜日。

天気に恵まれたこの日、前々から気になっていた笠間市のどんぐり11(いちいち)でランチをいただくことにした。

どんぐり11(いちいち)

やぁ諸君、ごきげんよう。

ぼっちメシ研究所のジャムだ。

 

せっかくの天気のイイ日曜日には、お美味いランチをいただきたい。

それもできれば最高のロケーションで。

クルマに乗って、笠間市を目指す。

目指すお店、どんぐり11に到着したのは、ちょうど開店時刻の11:00。

駐車場は砂利敷きで、駐車スペースを区切る白線のようなものはない。

クルマをどう停めたらいいのか分からない。

ちょっと考えて「なんとなく」「それっぽく」「雰囲気」で、とにかく邪魔にならないようにテキトーに停めてみた。

店の扉を開けるとすぐに「いらっしゃいませー」と、ママさんに出迎えられる。

白いユニフォームに白いマスク姿。

「あの、外の席でもいいですか?」と尋ねると「ええ、どうぞ、どうぞ」と笑顔で応えてくれた。

とても優しい目元が印象的なママさん。

奥の厨房には口ひげもダンディなご主人の姿が見える。

観葉植物があちらこちらに置かれている。

店は吹き抜けになっていて、二階から吊り下げられている観葉植物のツタが、一階へとのびる。

ナチュラルで、グリーンで、なんつーか癒される空間。

壁のメニューボード。

メニューは4種類に絞り込まれている。

ハンバーグ、やきとり重、グリーンカレー、ナポリタン。

実にシンプル。

やきとり重ってのがとても気になるが、グリーン囲まれたお店だからグリーンカレーを注文。

もちろん、ご飯は大盛りにするのは忘れない。

それに食後にゆっくりしたいから、コーヒーとデザートもお願いした。

こちらがドリンクメニュー。

一旦店を出て、テラス席へと移動する。

とてつもなく気持ちいがいい。

どんぐり11は、テラス席であればペット同伴で食事をすることができる。

どこまでもナチュラルにこだわった空間。

いや、ここは空間っていう表現は正しくない。

なんといってもオープンエア。

とにかく緑に囲まれている。

森の風が、テラスの中を抜けていく。

じつに気分がいい。

テラスは田んぼと背の低い山に囲まれている。

目も前は、とにかく緑一色。

ママさんがお水の入ったグラスとピッチャーを運んでくれた。

写真の右下で見切れているガラスのボックスはゴミ入れ。

ナプキンや、ストローの包み紙や、割り箸の包み、それが風に吹き飛ばされないように、このガラスの器に入れておく。

緑も光もたっぷり。

はぁ・・・ほぐれるわぁ。

グリーンカレー と コーヒー & デザート

15分ほど待つとグリーンカレーが運ばれてきた。

ココナッツミルクの甘い香りが、鼻と食欲を同時に刺激してくる。

森の中でいただくグリーンカレーってイイじゃない。

「ごはん、多めにしたんですけど、もし少ないようでしたら、お申しつけください」

ライスはウサギさんっぽい。

ごはん大盛りで注文したので、ウサギさんの顔がパンパンに膨らんでいる。

付け合わせのサラダ。

酸味が効いたドレッシング。

グリーンカレー。

タイレストランで出てくるような本格的なグリーンカレー。

ということで、つまりはけっこう辛口なカレー。

辛い食べ物が苦手な向きには、ひょっとするとツライ辛さかもしれない。

具材の中でひときわ目を引いたのがバナナ。

しかしグリーンカレーって、辛さと甘さが不思議にバランスされた料理だよな。

それでいて「辛さ」と「甘さ」は決して混ざらない。

それぞれが独立して主張してくる。

遅れてお漬物が到着。

お漬物をみて、盆の上にお箸があることを思い出した。

大きくカットされたチキン。

こんなのがゴロゴロっと入っていて、かなりの食べごたえ。

 

シャクシャクのタケノコ。

辛口のカレーに思わず額に汗がにじむ。

お味噌汁は具だくさん。

しかし、すでに汁気の多いグリーンカレーをいただいている。

なので、同じ汁物である味噌汁は、ちょっとばかり持て余してしまう。

カレーはけっこうな盛りのよさ。

具だくさんで野菜たっぷり目のグリーンカレーは体に良さそう。

「わんちゃんごはん! そんなのもあるのか」

孤独のグルメごっこをしていると、女性3人のグループが来店。

彼女たちはこのテラス席ではなく、店内のテーブル席を選んだようだ。

6月ってのは、お肌の大敵である紫外線が多いっていうもんな。

だから、店内の席を選んだのは賢明な判断かもしれない。

さらにしばらくすると、ロードバイクに乗った中年男性の3人組がやってきた。

手慣れた感じで庭のはしっこに自転車を停めて、パラソルの席に座る。

やがで代表の1人がテラスに近づいて来て、大声で料理を注文する。

「やきとり重2つとハンバーグ1つ、あとノンアルコールビールを3つ。お願いしまーす」

自転車で汗をかいた後のビールは最高だろう。

たとえそれがノンアルコールだとしても。

彼は注文を済ませると、パラソルの下へと戻り、仲間たちと楽しそうに雑談を始めた。

話題の中心は、彼らの共通の趣味について。

つまり自転車にまつわるアレやコレやで大いに盛り上がっていた。

やがて、自転車の話に飽きた1人が、新しい話題を切り出した。

「スポーツの中で一番お金のかかるスポーツって何か知っている?」

グリーンカレーにはデザートが付いていた。

ヨーグルトとストロベリー・ジャム。

ヨーグルトを食べながら「一番お金のかかるスポーツが何なのか?」について、わたしなりに考えをめぐらす。

彼が言う「スポーツ」の範疇には、例えばF1のようなモータースポーツは含まれているのだろうか?

グリーンカレーとは別に注文した「食後のデザート」。

ティラミスとビーツのアイス。それにメロン。

ティラミス。

『語源のTirami su! はイタリア語で「私を引っ張りあげて」、また転じて「私を元気付けて」に由来する』のだそうで。

ところで「一番お金のかかるスポーツ」ってのは、結局なんなんだろう?

その問いに、自転車乗り3人組のうち回答者となった2人が出した答え。

それは「ゴルフ」。

なるほどゴルフか。確かに金がかかりそうなスポーツだ。

ビーツのアイス。

鮮やかに発色するビーツ。その和名は火焔菜。

アイスを食べながら、出題者が答えを発表するのを待つ。

やがて出題者の男は十分にもったいつけてから、その答えを発表した。

「水泳」

なに? 一番お金のかかるスポーツが水泳だって?

はい? そんな馬鹿な。

ウソだろ? 作ったろ?

なにげに茨城はメロンの名産地。

そして旬まっさかりの6月。

美味しいメロンを堪能していると、回答者の2人から盛大に不満の声が上がる。

「水泳の訳ないだろう!?」

このクイズの答えが水泳ってのは、意外性があって面白い。

しかし、いかんせん説得力に欠ける。

だって、水泳って・・・

こう言っては何だが、水泳なんてパンツ一丁。いわゆるパンイチでやるスポーツじゃないか。

どここに金のかかる要素があるってんだ。

水泳がそんなにお金がかかるスポーツだとは、とうてい思えない。

出題者はアレコレと、何かもっともらしい理由を並び立てて言い訳をしているが、回答者の2人はぜんぜん納得しない。

私としても、金のかかるスポーツのナンバーワンが水泳ってのは承服しかねる。

出題者は、回答者達から容赦のないブーイングの集中砲火が浴びせかけられる。当然のように。

その様はまさに火だるま。

デザートといっしょに運ばれてきたコーヒーに添えられたチョコレート。

ちょっと見た感じはリンツっぽいが、森永製のチョコ。

コーヒーのグラスを持つと、丸い氷が「カランカラン」と涼しげな音を奏でる。

お会計を済ませて店を出る。

薪ストーブ用の薪が重ねられている。

帰り道。

どんぐり11へは、こんな感じの1本道を通ってくることになる。

帰り道、苗を植えたばかりの田んぼを通りかかり、なんとなく撮影。

青々としたこの苗も、秋には美味しいお米になってくれるのだろう。

焼きとり重とわらび餅&レモンティー

紫陽花も終わりかけのころ、ふたたびどんぐり11へと伺った。

いったん店内にはいっていから「テラス席、いいですか?」と尋ねると、ママさんは「あ、はい。あ、この前はありがとうございました。どうぞ、どうぞー」

お目当てはやきとり重

前回ここに伺った時からずっと気になっていた。

そしてデザートにわらび餅を注文。

ママさんから「ワンちゃんは、イヌは大丈夫ですか?」と尋ねられる。

なんでも犬を連れたお客さんから、テラス席を予約する電話が入ったのだという。

もちろんOK。

犬は大好き。

とくに大型犬。それで耳がたれている犬が好みのタイプ。

つまり、レトリーバー系がたまらなく好きだ。

「ああ、もぅ、ぜんぜん大丈夫です」と即答すると、ママさんはどこぞから衝立を持ち出して、テーブルの間にそれを立てた。

たぶん犬の毛が飛んでこないように、という気遣い。

しばらくすると、黒っぽいミニチュア・シュナウザーを連れたご夫婦が来店する。

犬を抱いた奥様とご主人。

「ああーどうも、どうも、すみませんねー」と言いながら、衝立の向こうのテーブルに座った。

しばらくすると、やきとり重が運ばれてきた。

お重は蓋つき。

蓋をとると、タレの香りがふわーんと一面に広がる。

たまらない。

すっごくいい匂いは風に乗り、衝立の向こうに座っているシュナウザー連れのご夫婦にも届く。

するとご夫婦は、注文したばかりのハンバーグをキャンセルして、をやきとり重を注文しなおした。

テリテリの照り。

大ぶりなお肉は、焼き鳥っていうよりローストチキン。

海苔は、全面に敷き詰められているのではなく片側に。

香りのアクセントを添えている。

鶏肉が美味い。

鶏肉自慢のお店なのか。

前回のグリーンカレーも、鶏肉がふんだんに使われていたことを思い出した。

木製のスプーン。

タレを吸い込んでバラけやすくなったご飯も、このスプーンならガッツリいただける。

サラダは前回の時と同じ構成。

これが定番のようだ。

グリーンカレーの時には、やや持てあました味噌汁。

しかし、今回のやきとり重には必要不可欠な存在。

ふっくらとして厚みのあるお揚げが特徴的。

甘い玉子焼き。

鶏肉と卵なのだから、親子丼というか親子重と言えなくもない。

紅白のなます。

甘くて酸っぱい。

シシトウが2つ。

パリッとした歯ごたえ。

口の中に走る青い苦み。一足早く夏の味覚を先取りしたようで、ちょいと得した気分になる。

甘辛い味噌が良く合っている。

ふっくらに炊かれたご飯に、ほどよくタレがほど良くしみ込んでいる。

この味が嫌いな人っていないだろう。

やきとり重、おすすめ。

シンプルでナチュラルなお漬物。

なるほど、どんぐり11のランチは、メインメニューにサラダ+味噌汁+お漬物が付いてくるようだ。

 

遠くに走るクルマが見えた。

この店に向かってきているようだ。

写真では分かり難いが、上下中央の左端にクルマが走っている。

食事を終えた絶妙なタイミングで、ママさんが紅茶を運んで来てくれた。

わらび餅の登場。

水わらび餅が、盛大にワッサワッサと揺れている。

キングスライムって、きっとこんな感じなんだろうな。

こちらは抹茶のわらび餅。

ギュっと締まった固めの食感。

グミっぽい感じ。

この固さ、こちらはメタルスライムか。

黒蜜に浸かって、ブルンブルンと揺れる水わらび餅。

たっぷりのきな粉が香ばしい。

もう一組の犬連れのご夫婦が来店。

連れている犬種はパピヨン。

わらび餅には濃いお茶が付いて来た。

しまった。

お茶が出てくるのなら、レモンティーはいらなかったかもしれない。

木製の椅子に敷く座布団。

なんだかマカロンっぽい。

レモンティーで食事をしめる。

お隣のテーブルの足元にはパピヨンさん。

犬を連れた2組の夫婦が、ワンコ談議に花を咲かせる。

店内に入り、会計を済ませる。

見上げると、二階から観葉植物のツタが。

「すてきな観葉植物ですね」と、わりと素直に感想を伝える。

ママさんは「切っても切っても、すぐに伸びてきちゃうんですよ」と、にこやかに答えてくれた。

TBSラジオの『松岡茉優のマチネの前に』を聞きながら、帰路につく。

松岡茉優さんて、てっきり売り出し中のアイドルとか、なんとか46とかのメンバーかと思ったら、けっこう有名な女優さんだそうで。

ほんの少し舌足らずで、少し語尾が鼻にかかった話し方がとても可愛らしい。

ハンバーグとミニパフェ

またまたどんぐり11へ。

テラス席にはすでに2組の客が座っていた。

ママさんに「テラス席、あいてますか?」と尋ねると、残りのテーブルにもすでに予約が入っているという。

テラス席は諦めて、入り口近くの2人掛けのテーブルに腰をおろした。

今日はハンバーグにしよう。

もちろん+100円でチーズをトンピング。

それにデザートにミニパフェ。

飲み物はアイスコーヒーをお願いした。

お水はグラスとピッチャー。

店内に置かれている本。

その中の一冊『犬の気持ち、通訳します。』を読んでいると、次々とお客さんがやってくる。

気が付けば、テラス席はおろか店内のテーブルも満席。

観光案内のチラシ。

笠間市内を巡行するバスがあるようだ。

そういえば、こんなバスが走っているのを見たことあるような気がする。

ハンバーグのご到着

満席のせいか、いつもよりもチョイとばかり料理が出てくるまでに時間がかかった。

ママさんも「ごめんなさいね、お待たせしました」ととても申し訳なさそう。

「いえいえ、大丈夫ですよ」と伝える。

チーズの上にはパセリ。

いい匂い。

チーズをトッピングして正解だ。

半熟の目玉焼き。

スパゲティの赤。

パセリの緑。

ハンバーグの黄色。

信号機カラー。

鉄板はアツアツって感じではない。まぁ、この鉄板は雰囲気ってことで。

ソースはトマトベース。

しっかりと炒められて、存分に甘さが引き出されている玉ねぎ。

トマトの酸味と玉ねぎの甘みをまとったハンバーグ。

美味い。

「テラス席が空いていない」というショックから、ご飯を大盛りにするのを忘れていた。

もしくは「ハンバーグにチーズをトッピングするべきか否か」という難問に、気持ちを持っていかれていたから

定番のいつものサラダ。

ハンバーグに良く合う。

いつも以上にしっくりくる。

半熟卵を崩して、そしてからめながらいただく。

丁寧で、真面目なハンバーグ。

とても実直な味。なんというか質実剛健。

ハンバーグは身がギュっとしまっていて、白飯に良く合う。

ご飯を大盛りにするのを忘れたことが、心底くやまれる。

ふっくらとして厚みのあるお揚げ。

一般的なお味噌汁に入っている油揚げとは違って、しっかりと味付けされている。

いなり寿司に使うような油揚げ。

たぶん笠間稲荷にちなんでいるのかも。

お漬物もいつものメンバー。

ハンバーグを食べ終えて、デザートを待つ。

しかし、店内もテラス席も満席で、ご主人もママさんもとても忙しそう。

とてもデザートをお願いできるような雰囲気ではない。

それに、とくに急ぐ用事もないことだ。

ま、強いて言えば『松岡茉優のマチネの前に』が始まる前には店を出たいかな、ってくらい。

だから観光案内のチラシを見ながら、デザートが運ばれてくるのを気長に待つことにする。

それでも数分ほどでデザートのミニパフェが到着。

「お待たせしちゃって、ごめんなさい」と、ママさんが何度も頭を下げる。

そうしている間にも、新規のお客さんがやって来る。

最近、なぜかよく食べる機会があるビーツのシャーベット。

甘酸っぱさのバランスと、鮮やかな色がいい。

普段は使わないミルクとガムシロ。

なぜか甘いコーヒーが飲みたくなって、ガムシロ2個を投入。

 

甘くてミルキーなコーヒーってのも、たまには悪くない。

店の外には順番待ちの客もいるので、コーヒーをズズズーと一気にやっつける。

店内にもふんだんに緑が配置されていて、テラス席にも負けないグリーンな空間。

こんな緑のカーテンもありだな。

薪ストーブ用の薪。

ファンヒーターは熱風で部屋の空気を暖める。

その一方で、薪ストーブってやつは輻射熱によって「家」や「人」そのものを暖めてくれる。

真冬のキャンプの必需品。

テントの中をホッカホカにしてくれる。

ただし、ランニングコストが馬鹿にならない。

どんぐり11の基本情報

どんぐり11の場所はこちら

最寄り駅はJR常磐線の友部駅。

駅から4Km。歩いて45分。

だから、クルマでアクセスするのが吉。

しかし、どんぐり11へ辿り着くためには、細い田舎道を通る必要がある。

とはいえ、通るクルマの絶対数が少ないので、すれ違いが発生することはまずない。

どんぐり11の基本データ

 どんぐり11の基本データ 

 住  所 

 〒309-1733 茨城県笠間市下市原76−1

 電 話 

 0296-73-5712

 営業時間 

 11時00分~16時00分

 定 休 日 

 月曜日
 火曜日

どんぐり11のメニュー

※ 価格は2020年のもの。

 どんぐり11のメニュー 

 お食事メニュー 

 ハンバーグ(チーズトッピング +100円)
  1,200円
 やきとり重
  1,200円
 グリーンカレー
  1,200円
 ナポリタン
  1,100円
 鳥ぶつ(単品)
    800円
 食後のコーヒー
    300円
 食後の紅茶
    300円
 食後のデザート
    400円

 スイーツ 

 アイスクリーム
    350円
 わらび餅
    500円
 ケーキ
    500円
 ミニパフェ
    600円

 ドリンク 

 コーヒー
    500円
 アイスコーヒー
    500円
 紅茶
    500円
 アイスティー
    500円
 コーラ
    450円
 ジンジャーエール
    450円
 オレンジジュース
    450円
 グレープフルーツジュース
    450円
 ノンアルコールビール
    500円
 ビール
    550円
 コーヒー・コーラフロート
    550円