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【ラカントーン】勝田駅ちかくのタイ料理@茨城県ひたちなか市

冬の真っただ中。

身も心も、芯から凍える。

いや、心まで凍えちゃっているのは、ぼっちな私だけかもしれないが、とにかく寒い日が続いている。

冷えた体を芯から温めるには、ホットな食事を摂るに限る。

タイ料理 ラカントーン

やぁ諸君ごきげんよう。

ぼっちメシ研究所のジャムだ。

 

冬の冷気を吹き飛ばすには、辛いタイ料理がぴったりだ。だから今日のランチはひたちなか市のタイ料理、ラカントーン。

10数年前の一時期、タイ料理にはまって、この店によく通っていた。

なにせ茨城県の田舎町だから、タイ料理それ自体が珍しいものだったし、タイ料理を出してくれる店なんて他に無いような頃だった。

ひたちなか市のラカントーンは、ホットな本場タイ料理を食べさせてくれるお店だ。

駐車場

ラカントーンには駐車場が無い。だから、すぐお隣にある民間駐車場にクルマをとめた。

久しぶりにこの辺に来てみたら、いつの間にか駐車場だらけになっていた。

どこもガラガラ。

料金は、昼間は60分で100円。夜間は30分で100円が相場といったところ。

ラカントーンの外観

ラカントーンの外観。

懐かしい。

しかし、私がよく通っていた当時、この場所にあったタイ料理の店の名はライカノだった。

現在の店名はラカントーン。

いつの間に店名が変わったのだろう。

お店の前にはランチメニューが出ていた。

私が通っていた当時よりも、ちょっぴり値上がりしているようだが、それでもメニューは、おおむね650円~780円の範囲に収まっている。

ありがたい。

最安はタイラーメン480円で、ワンコインでおつりが来る。

店内の様子

入り口の戸を引いて店に入ると、スパイスの香りが強く漂ってきた。

それが何のスパイスかなんて、まったく見当もつかないが、とても懐かしい香りだ。

店内にはタイ人と思しき男性店員が立っていて、軽く合掌するように胸の前で両手を合わせ、丁寧に迎え入てくれた。

なんだか恐縮だ。

タイも日本も仏教国。

私はなんの信仰も持たない不信心な俗物だが、それでも同じ仏教国であるタイには、なぜか親近感のようなものを感じる。

その昔、私がよく通っていたころのライカノでは、日本人の男性が1人だけでホールを賄っていた。

その男性はいつも笑顔で愛想がよく、なにかと気が利く若者で、いつも片手に冷えた水が入ったタンブラーを持って店中を右に左に、客の間と間を走り回っていた。

客から注文を受けると、その若者は厨房に向かって威勢よくタイ語で注文を伝え、厨房からやはり威勢のいいタイ語で返事が返ってくる。

そのやり取りから想像するに、あのころ厨房で調理を担当していたのは、おそらくタイ人の料理人だったのだろうと思う。

 

現在、ここラカントーンは、当時のライカノとは全く逆の人員配置。

厨房で料理を担当しているのは、どうやら日本人女性のようだ。

料理ができあがると「お願いしまーす」と元気よくホールスタッフに声をかける。そして接客を担当しているタイの男性2人が料理を配膳してくれる。

中央の柱を囲むようにぼっち席が配置されていて、カウンター席をとり囲むように壁際にテーブル席がならぶ。

テーブル席は、4人掛けが8つ。

それと壁沿いにも2名分のカウンターがある。

この日は、午前中の用事が長引き、この店に入ったときにはすでに午後2時をまわっていた。

2組の客がテーブル席で食事をしているところだった。

 

男性スタッフが「お好きな席へ」とすすめてくれた。

ぼっちが好きな席をすすめられたら、座るのはもちろんカウンターだ。

タイ人のホールスタッフが、メニューを渡してくれた。

「本日 の ランチ は、〇〇〇〇 デス」

おっと、肝心の部分をヒアリングできなかった。

「あぁ、はい・・・そうなんですかぁ・・・」

と、あいまいな返事と笑顔を返し、お茶を濁す。

あらためてメニューをながめてみると、品数がとても多い。

そういえば、昔からメニューの品目は多かった。

そして安かった。

しかし、現在はメニューの内容はだいぶ変わったようだ。

スペシャルランチA

単品のランチメニューも気になるが、スペシャルランチAを注文した。

なんせスペシャルってんだから、間違いはないだろう。

注文時にどれくらいの辛さにするかを聞かれたので「ちょっとだけ辛く」してもらうようにお願いした。

※ 価格は2019年12月のもの。

 スペシャルランチA 

 グンパッポンカリー(エビのカレー炒め)
 ヤムウンセン(春雨のサラダ)
 トムヤムクンスープ
 ライス
 デザート
 アイスコーヒー又はアイスウーロン茶

 1,330円

待つことしばし。

スペシャルランチA。

思っていたよりも、一品一品の量が多い。

ハーブの香りと、ココナッツの甘い香りが混ざった、たまらなく美味そうな香りが鼻をくすぐる。

料理のどれもが赤味を帯びていて、その色だけで、もうすでに辛そうだ。

ライスにはスプーンとフォークが添えられた。

右手にスプーン、左手にフォークを持って食事をするのが、タイでの一般的な食べ方らしい。

トムヤムクン。

グリーンカレーとならんで、タイを代表する料理。

日本でもトムヤムクンのインスタントラーメンや、トムヤムクンの素なんかが売られているから、よく知った味。

しかし、このトムヤムクンは、私が口にしてきたモノとはちょっと違った仕上がり具合。

どちらかと言えば、魚介類の旨味がメインのスープ。

辛味と酸味はまろやか。

なんともあとを引く美味しさなのだが、パクチーが添えられていなくて、ちょっとだけ物足りない。

だが、あのパクチー独特の香りが苦手な人もいるからだろうから、これはいわゆる「日本人向けのアレンジ」ってやつなのか。

具材はタケノコ、ネギ、エノキ、そしてもちろんエビ。

ムヤムクンのクンとはエビのこと。

春雨のサラダ。

春雨、ミニトマト、パクチー、キクラゲ、イカ、エビ、ひき肉、紫キャベツ、セロリ。

こちらにもエビが入っていて、フレッシュなパクチーの香りをまとっている。

甘くて酸っぱい味付けが、いかにもタイ料理らしい。

この春雨のサラダはなかなかのボリュームで、野菜よりも春雨の方が多い。

だからこれだけでも結構お腹にたまる。

エビのカレー炒め。

カレー炒め、というよりも、まんまカレー。

ココナッツミルクが使用されていて、あまり辛さは感じない。

メインの具であるエビは4尾。溶き卵が回しかけられていて、かなりマイルドで食べやすい。

そしてこのカレーも随分とボリュームがある。

ふっと顔を上げると、ホールスタッフのタイ人男性と目があった。

彼は、私が目で合図を送ったのだと勘違いしたらしく、私の方に寄ってくる。

「あ、なんでもないです」と言ったのだが、その言葉の意味がいまいち通じていないようで、スタッフはどんどん距離を詰めてきた。

 

「ごめんなさい、なんでもないです」と伝えると、彼も気づいたらしく、にこっと笑みを浮かべた。

そして彼は厨房に入っていき、間もなく小さな瓶をもって戻ってきた。

彼いわく、この瓶にはいっているものは、ご飯にかけて食べるものらしく、小瓶の中身をご飯に一振りすれば、とても美味しくなるという。

せっかくのスタッフさんからのオススメなのだから、ちょっとは試してみるべきだろう。

それに、トムヤムクンにもエビ。春雨サラダにもエビ。カレーにもエビ。とエビ尽くしで、ちょっと変化が欲しい気がしていたところだ。

さっそくご飯に振りかける。

ご飯は星型というか、花型というか、型押しされていた。

できればタイ米か、贅沢を言えばジャスミンライスを期待していたのだが、提供されたのはコシヒカリだった。

我が国が誇る美味しいお米の代表格。「越(こし)の国の光(ひかり)」だからコシヒカリ。

「越の国」とは新潟のことかと思っていたら、北陸全体を指す言葉だった。

それはそうと、スタッフさんおススメの魔法の小瓶。いつもの食べなれたコシヒカリが、魔法にかかったように激辛になった。

こんなに辛い米は初めてだ。

「口の中で、範馬勇次郎が暴れている」そんな辛さ。

一方的なトウガラシの暴力に、口の中が蹂躙される。

これはどうやらトウガラシをナンプラーに漬け込んだもののようだ。

辛い。

ほんの一瞬、これを勧めてくれたあの男性スタッフを恨んだ。だが確かにこれはこれで美味しい。

それにしても、なんだか目がシパシパする。

大量の刺激物質=トウガラシの粉末は、顔を中心とした粘膜を刺激しまくって、目がしみる。

これが「料理を目で楽しむ」ということなのか。

デザート。

ヨーグルトかと思ったら、どうやらミルク。

たっぷりと砂糖が入っていて、とても甘い。

ちょっと甘すぎて、普段なら苦手な甘さだが、この甘さは口の中に広がっていた辛さの暴力を中和してくれた。

ミルクの中には、タピオカとコーンが入っていた。

コーヒー付き。

甘いミルクの後、口の中をふたたび引き締めてくれる。

大きなタンブラーにお水が常備されていた。

だが、これは罠だ。辛いものを食べたときは、絶対に水を飲んではイケナイ。

グリーンカレー

翌週、ふたたびラカントーンに伺いランチを頂いてきた。

辛いものはクセになる。

そういえば以前「マウスのエサに、カプサイシン(=唐辛子の成分)を混ぜてみた」って実験の記事を読んだことがある。

その実験によると、マウスたちは最初こそカプサイシン入りの餌を嫌がって、カプサイシンが入っていない餌を食べる。

まぁ、当然すぎる成り行きだ。

しかし、観察と続けていくと、やがてマウスたちはプレーンな餌よりも、カプサイシン入りの辛い餌の方を好んで食べるようになったとか。

やっぱり、辛いものってクセになるようだ。

いつもと同じように、ぼっちだったのだが、オープン直後だったためかカウンター席ではなくテーブル席に案内された。

今日はすでにグリーンカレーと決めていた。

さっそくグリーンカレーを注文。しばらくするとファミリーが入店し、向かいのテーブル席に座った。

小学校の低学年くらいの小さなお子さんを連れている。

あんな小さな子供も、タイ料理なんて辛いものを食べるのか、と少し驚いた。

続けてカップルが入店し、私の隣のテーブルに腰を下ろした。

グリーンカレー。

この日は、タイ人男性2人に加えて、日本人の女性スタッフがホールを担当していた。

この女性は20代の前半から中ほど。とても礼儀ただしく物腰も柔らか。そしてなによりとても美しい女性だった。

サラダが付いていた。

こちらは前回の春雨サラダとは違って、レタスが主体のサラダ。

ごまドレッシングが回しかけられていた。いたって普通のサラダ。

スープも付いていた。

白菜、鶏肉、豆腐、ねぎ。

胡椒が効いていて、どことなく中華っぽいスープ。

地味だけど、滋味深い。

グリーンカレーには鶏肉がごろごろと入っている。

鶏肉、タケノコ、パクチー。

それに、何かのハーブをペースト状にしたものが入っていた。

このグリーンカレーが、めちゃくちゃに美味い。

分かり易いコクが溢れている。

鶏肉、ナンプラーの旨味。

それにココナッツミルクの甘さと、トウガラシの辛さ。それにプラスしてパクチーの香り。

大盛りで注文するべきだったと後悔した。

ご飯。

やはりコシヒカリで美味しいのだが、この美味いグリーンカレーをタイ米で食べてみたい。

デザートはやはりミルク。

ミルク少なめ。

前にいただいた時よりも、だいぶ甘さは控えめになっていて食べやすかった。

エビ焼きそば

ちょっと食べ足りないので、エビ焼きそばと、トムヤムクンを追加注文した。

エビ焼きそばとトムヤムクン。

ランチメニューにはスープが付いてくることを忘れて、トムヤムクンを追加してしまった。

それゆえにスープが2つ。

とても美人な女性スタッフさんが、調味料が入った器を出してくれた。

トムヤムクン。

前回、スペシャルランチAに付いて来たトムヤムクンは、パクチーではなく青ネギが散らされていた。

今回のトムヤムクンには、ばっちりパクチーが振りかけられ、個性的な香りを放っている。

やっぱりトムヤムクンには、この香りがなくっちゃ。

立派な器。

4つの仕切りの中はそれぞれ、砂糖、ナンプラー、酢、何かの粉。

何かの粉。

茶色の粉は、木の実か何かだと思い、焼きそばに振りかけ食べてみた。

そして食べてみてから分かったのは、この粉はトウガラシ的な何かだということ。

なにも考えず、焼きそばに大量に振りかけたもんだから、ふたたび口の中で勇次郎が暴れだす。

エビ焼きそば。

エビ焼きそばの「エビ」ってコレのことなのか。

前の週にいただいたスペシャルランチAがエビ尽くしだったので、ちょっと期待しすぎたか。

ちょっとだけ、ほんのちょっとだけだが残念な気分がしなくもない。

ピーナッツを砕いたもの。

こんなのもタイ料理というか、エスニック料理っぽい。

単調になりがちな麺の食感に、ちょうど良いくらいのガリガリとした「噛み応え」を追加してくれている。

それと油分も。

焼きそばの麺。

米粉で作られた、いわゆるライスヌードルで、タイではパッタイと呼ばれる。

なんでもこのパッタイは、タイでは「国民食」で、トムヤムクンに次いで人気のあるメニューだという。

麺には独特のヌメリがあり、具材と調味料がよく絡む。

蕎麦のような香りもないし、ウドンのような歯ごたえも無いんだけれど、それらの麺とはまた一味違う魅力がある。

玉子、モヤシ、ニラ。

具材が多い。野菜マシマシ。

B級グルメ的なジャンクな味わい。

この味に、なんとなくB級グルメグランプリの初代王者「富士宮焼きそば」を思い出した。

富士宮焼きそばも、このパッタイも、どちらもソース焼きそばとは全く別の個性的な魅力がある。

テーブル席にはティッシュが常備。

辛い料理を食べると、トウガラシの成分によって粘膜が刺激される。その結果、思いがけずに、くしゃみや、咳がでる。

そこで出番となるのが、このティッシュペーパー。

隣のテーブル席に座っているカップルの男性は、ひっきりなしに、くしゃみ、せきをして、鼻をすする。そしてそのたびにティッシュペーパーを手繰っていた。

科学的な根拠や統計なんてものはないが、個人的な印象では、女性の方が男性よりも辛さに強いような気がする。

お隣のカップルも、女性の方はまったくティッシュに手を伸ばすことはなく、平然と辛いタイ料理を楽しんでいるようだった。

 

私もティッシュペーパー1枚引っ張り出して、口元を拭った。

ごちそうさまでした。

ラカントーンの情報

ラカントーンの場所はこちら

JR常磐線勝田駅から500メートル。徒歩で7分ほど。

ひたちなか海浜鉄道湊線の工機前駅からは400メートルで、徒歩5分。

駐車場はないので、付近のコインパーキングを利用することになる。

基本データ

 ラカントーンの基本情報 

 住  所 

 〒312-0046 茨城県ひたちなか市勝田泉町13−3

 電  話 

 029-276-1717

 営業時間 

 11時30分~15時00分(L.O 14時30分)

 17時00分~23時00分(L.O 22時30分)

 定 休 日 

 月曜日

ランチメニュー

※ 価格は2019年12月のもの。

 ラカントーンのランチメニュー 

 タイラーメン
   480円

 トムヤムクンラーメン
   650円

 さっぱり焼きそば
   650円

 エビ焼きそば
   650円

 あんかけ焼きそば
   698円

 辛口焼きそば
   780円

 汁なしそば
   680円

 タイチャーハン
   580円

 グリーンカレー
   730円

 気まぐれランチ
   730円

 カパオカイダウ
   750円

 辛口チャーハン
   750円

 トリ肉のあんかけご飯
   745円

 パネーンガイ
   780円

 ミニタイスキ
   798円

 牛肉と野菜のピリ辛ご飯
   798円

 トムヤムクン
   250円

 スペシャルランチA 

 グンパッポンカリー(エビのカレー炒め)
 ヤムウンセン(春雨のサラダ)
 トムヤムクンスープ
 ライス
 デザート
 アイスコーヒー又はアイスウーロン茶

 1,330円

 スペシャルランチB 

 ブラーラープリッ(揚げ魚のチリソース)
  又は
 ブラーナムデーン(揚げ魚のジンジャーソース)
 サラダ・スープ・ライス
 デザート
 アイスコーヒー又はランチドリンク

 1,050円

ランチメニュー以外の一品料理も充実している。

公式HP

ラカントーンの公式HPはこちら

こちらに一品料理のメニューなんかが載ってます。

ものすごくどうでもイイはなし

トウガラシ

唐辛子。

唐辛子は中南米原産で、かつての大航海時代にコロンブスがヨーロッパへと持ち帰った。

それまで、世界は唐辛子の存在を知らなかったわけだ。

その後、唐辛子は15世紀から16世紀にかけて世界中に広まっていった。

驚くのは、唐辛子が世界の食文化に与えた影響。

唐辛子は世界の食文化に大きな影響を与えた。

新大陸から旧世界に唐辛子がやってくるまで、世界には唐辛子を使った料理は存在しなかった。

イタリアにはペペロンチーノが存在しなかった。

韓国にはキムチが存在しなかった。

中国には辛い四川料理も、もちろん麻婆豆腐も存在しなかった。

タイにはトムヤムクンも、グリーンカレーにも、唐辛子は使われていなかった。

インドのカレーにも、唐辛子は使われていなかった。

もちろん、日本にもカラムーチョなんて無かったし、暴君ハバネロもなかった。

でも、もしかしたら、すっぱムーチョくらいはあったかもしれない。

 

南部大陸から伝わった唐辛子は、世界の各国で受け入れられ、その国々ならではのさまざまな辛い料理を生み出した。

世界各地の唐辛子を使った辛い料理は、わずか400年の間に生まれ、食文化に根付いた。

唐辛子のほかに、中南米原産が原産の代表的な野菜として、以下のようなものがあり、これらの野菜は大航海時代を迎えるまでは、世界に存在しなかった。

・トマト

・ジャガイモ

・トウモロコシ

・ピーマン

・ズッキーニ

 

トマトも、新大陸から運ばれてくるまで、それまでの旧世界には存在なかった。

だから、それまでのイタリアには、唐辛子を使ったペペロンチーノどころか、トマトソースを使ったパスタや、ピザなんてものは存在しない。

いったいその頃のイタリア人は、何を食べていたのだろう?

世界中に広まった唐辛子は、当然、日本にも伝わって来た。鉄砲といっしょに。

世界の食文化に大きな影響を与えた唐辛子だが、現在の私たち日本人の食文化をみてみると、日本において唐辛子は、あまり広く受け入れられることは無かったようだ。

しかし、唯一の例外とも言えるのが、うどん。

なんと江戸時代まで「うどんの薬味」と言えば、胡椒が当たり前だった。

今の私たちの感覚として、うどんに胡椒という組み合わせに、なんというか、ちょっと違和感を覚えてしまう。

ともかく、江戸時代においては「うどんと言えば胡椒」というのが常識だったらしい。

しかし、日本に唐辛子が伝わり、やがて一味唐辛子や、七味唐辛子が生まれると、それまでうどんと蜜月の関係にあった胡椒は、その座を唐辛子に譲り渡すことになった。 

天気も良かったので、すこしお散歩してから帰ることにした。

飲み屋が多いところなので、あちこちに酒瓶やビールケースがある。

飲み屋と駐車場が増えた。

では、ごきげんよう。