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【Cafe Cocca(カフェ コッカ)】甘~いオトナの黒い誘惑に悶絶! そして絶望・・・そんな個性的な名前のパンケーキが美味しいカフェ@茨城県水戸市

Cafe Cocca 558

男子たるもの可愛いカフェに行かねばならない。

 

なにせ時代はジェンダーレス

男女の性の違いに対する固定観念や先入観を捨てて、性別による差をなくそうという世の流れ。

たとえば「男だから」とか「女だから」とか、そのような性差に根差した偏見や表現は現代においては絶対にNGだ。

 

「男子たるもの」なんて書き出しておいて何だが、個人的にはその先進的な考え方や取り組みには大いに賛成だ。

 

しかし困ったことに、どうしても男と女の違いを強烈に痛感させられる瞬間がある。

それは女性の口から発せられるカワイイという言葉を聞いた時だ。

Cafe Cooca(カフェ コッカ)

女性たちがカワイイと表現するモノやコトは、男たちにはなかなか理解できない感覚、もしくは概念。

この感覚ばかりは男女間で共有するのがじつに難しい。

そのためカワイイという表現が、男女が相互理解を深める上での大きな障害となる。

 

しかも、そんな男たちにとってただでさえ難しいカワイイという概念がさらに進化して「キモカワイイ」とか「ブサカワイイ」とかになってくると、こりゃもう完全にお手上げ。

もう、いったい何がなんだか。

 

しかし「分からない、分からない」とばかりも言ってはいられない。

ジェンダーレスな現代に生きるわれわれ男たちもカワイイという言葉を適切に運用するためのリテラシーを身につけなくてはならない。

 

ということで、そんなカワイイへの理解を深めるために、ぴったりのカフェがある。

それが今回ご紹介する『Cafe Cooca』。

 

やぁ諸君ごきげんよう。

ぼっちメシ研究所のジャムだ。

お店の外観

こちらがお店の外観。

びっくりするほど住宅地のど真ん中。

たしかに可愛らしい外観だ。

しかし、まだそれほど強烈なカワイイを感じない。

とはいえ油断は禁物だ。

気を引き締めて、いつカワイイが表れてもいいように心の準備をしておかねばなるまい。

別の角度から。

白とグレーの建屋はカワイイというよりもシックでモダンな印象。

敷地内には広い駐車場が完備されていて、ゆうに10台以上は停められそう。

砂利敷きだが丁寧に整地されている。

まず驚いたのは、お店の開店前だというのにすでに行列ができているってこと。

ラーメン屋であれば、開店前の行列なんて別に珍しくもないが、しかしここはカフェだ。

カフェって行列ができるものなのか!? と驚きつつも、すでに3組の客が並んでいる列の最後に並ぶ。

店内の様子

当然のことながら、先に行列に並んでいたお客さんたちから順番に店内へと案内される。

しかも次々と客が来店するものだから、開店してあっという間に満席となる。

そのため店内の写真を撮ることができず、天井を撮影するのがやっとだ。

しかしご覧あれ。

こちらが店内。

この写真を撮ったのは3回目の訪店時。

オープン直後のまだ客の少ない時にどうにか店内を撮影することができた。

じつは写真左側の観葉植物の向こう側にはすでにお客さんが座っている。

職人さんの手ごねハンバーグ・ダブル&悶絶パンケーキ

開店と同時に押し寄せる客たちを、数名のホールスタッフさんたちが手際よく各テーブルへと案内をする。

ちなみにホールスタッフさんたちはみな女性。丁寧でフレンドリーな接客に好印象。

ぼっちであることを伝えると、窓際に面したカンター席へと案内された。

こちらがランチメニュー。

食事はシンプルに4つ。

  職人さんの手ごねハンバーグ
  絶品皮パリグリルチキン
  Cocca風ガパオごはん
  よくばりさんプレート

4つのランチメニューの中から特に評判の良い『職人さんの手ごねハンバーグ』を選択した。

ハンバーグのサイズは150グラム。それダブルで注文するとそれが2つで300グラムと、けっこうなボリュームになる。

こいつをサラダとドリンクが付く「どっちもセット」で注文することにした。

ご飯は大盛りプラス110円。

当然、大盛りにする。

このお店はパンケーキが美味しいコトと、そのユニークなネーミングで有名だ。

たとえば『悶絶パンケーキ』、『絶望パンケーキ』、『偽絶望パンケーキ』など、かなりインパクトがある名前が付けられている。

どれにしようか迷いに迷って「Cocca人気No.1♡」という『悶絶パンケーキ』を注文。

カトラリーは大小2サイズのスプーンとお箸。

箸置きがあるのが嬉しい。

店内を見渡すと、やはり客層は女性が圧倒的に多く、その年齢層はさまざま。

中にはカップルで訪れる男性客もチラホラいる。

注文してしばらく待つと水の入ったピッチャーとスープが運ばれてきた。

店内の混雑ぶりを考える提供の速さに驚く。

チキンコンソメのスープ。

温まる。

続いてサラダ。

葉っぱをモチーフにした深いボウル型のお皿がカワイイ。

しかしカワイイとは言ってはみたものの、はたして「カワイイ」という言葉の使い方はこれであっているだろうか?

サラダ。

これがめちゃくちゃ美味い

使われている野菜たちがほんとにフレッシュだ。

とくにドレッシングが良い。なにか独特の甘さがある。

これは何から作られたドレッシングなのだろう?

食べなれた食材が使われていることは分かるが、それが何か分からない。思い出せない。ニンジン? タマネギ? ひょっとして豆?

いや違う。そのどれでもない。

後に知ったが正解はトウモロコシ

トウモロコシを使ったドレッシングだった。

ベイビーな葉っぱがカワイイ。

これは小松菜か?

そしてこれはカワイイで合っているのか?

メインの『職人さんの手ごねハンバーグ』がやってきた。

ソースは「レモンとペッパーのねぎ塩ソース」を選んだ。

鉄製のスキレットの上にのったハンバーグはじゅうぅ~! と、景気の良いうなり声を上げ、レモンソースの爽やかな香りを巻き上げる。

ようするにイイ匂い。

焼き加減を失敗したのかと疑ってしまうほど、ガッツリと焼きが入ったハンバーグ。

かなり強気で焦げ目を付けている。

しかし、この焼き加減は決して失敗などではなく、このお店のこだわりの焼き加減。

こちらはフリータウン誌『月間サクラサクライフ』に紹介されているこのお店のハンバーグの写真。

やはりハンバーグには強烈な焼きが入っている。

付け合わせのお野菜いろいろ。

こちらは普通の焼き加減。

ハンバーグは150グラムをダブルで注文したので300グラム。

じつに頼もしい。

ハンバーグは、その見た目とは裏腹に「焦げた感じ」や「焦げた匂い」はまったく無く、文句なしに美味い

じつに素晴らしい焼き加減。職人技だ。

ふかふかのハンバーグから肉汁があふれる。

レモンとネギ塩のソースがまた良く合う。

ご飯は茶碗ではなくおにぎりで提供される。

三角おにぎりは淡いピンク色でカワイイ。

デフォはおにぎりは2つだが、大盛りで注文すると3つになる。

雑穀米のおにぎりはモッチリとしていて、でもプチっとした歯ごたえや、ほっくりとした豆など食感の変化に富んでいてたのしい。

よく考えてみれば、焦げってそんなに悪いもんじゃない。

料理では、意外とコゲを利用したり、コゲこそに価値があったりする。

たとえば焦がしバター、焦がし醤油、焦がしネギ。

釜飯ならおこげの部分こそが一番のご馳走だ。

なんだか焦げ焦げと連呼してしまったが、このハンバーグは決して焦げてはない。

ハンバーグを食べ終えると、スキレットの底にかなりソースが残っていることに気が付いた。

このソースをすべて残さずに食べたい。

しまった、おにぎりを一つ残しておけばよかった。

この残ったソースにおにぎりを投入し、即席のおじやにして最後の一滴まで堪能したかった。

食事を終えると同時に間髪入れずに運ばれてきた『悶絶パンケーキ

驚いたことに、片手鍋での提供。

なんと豪胆な。

カスタードクリームの上にはキューブ状にカットされたバナナ。

オーブンで焼いているようだ。

ドリンクは『レモンジンジャーエール

カスタードとバナナの甘い香り。

甘さと甘さがせめぎ合う、甘さの超肉弾戦。

甘さを求める欲望に忠実で、どストレート。

パンケーキ。昔ながらの言いかたをすればホットケーキ。

たしかにホットなケーキだ。

ふかふかのパンケーキ。

たとえば、ビルの3階か4階から地上のアスファルトに向けてダイブしたとしても、地面にこのパンケーキが敷き詰められていたら、たぶんなんとか無傷でやり過ごせるんじゃないか? と、そんなふうに思えるほどふかふかだ。

おそらく窪塚洋介なら何とかなるんじゃないか?

いや、ならないか。

食レポなんかでよく見聞きする「甘すぎない上品な甘さ」ってんじゃ全然なくて、ちゃんとしっかりと甘い。

でも決してクドイような甘さではない。

スポンジの部分は卵黄の色が良く出ている。もしかして卵多め?

バナナがフルーティーな甘みを添えている。

パンケーキを食べ終えて一息つく。

店内にはカエルをモチーフにした置物が多数飾られている。

会計のとき、ふとレジの横を見るとトウモロコシのドレッシングが販売されていた。

 

絶品皮パリグリルチキン&絶望パンケーキ

開店10分前にお店へと到着。

しかし、すでにお店の扉の前には3組の客たちが並んでいる。

開店時間ちょうどに扉が開き、客は順番に席を案内される。

カウンター席にはすでに1人の女性客が座っていたので、奥の2人掛けのテーブルを使わせてもらうことにした。

何をさておき、まずはメシを食わねば。

メニューの中から絶品と銘打つ『皮パリグリルチキン』を注文する。

3種類のソースを選べるが、基本のCocca風 甘辛トリテキでお願いした。

まずはスープ。

そしてサラダ。

甘みのはっきりとしたドレッシングはなんだか不思議な味だ。

トウモロコシで作ったドレッシングなのだと種明かしされても、それでもやっぱり「不思議な味だなー」と思う。

今まで誰もトウモロコシでドレッシングを作ろうとしなかったのだろうか?

ふとそんなことが気になって、ネットでトウモロコシのドレッシングを調べてみるた。

するといくつかのメーカーから商品がリリースされていることを知った。

しかし、その多くはクリーミーさを全面に押し出していて、なにかコーンポタージュのドレッシング版のような感じだ。

でもこの店のドレッシングはそうじゃない。サラっとしてさっぱりしていて、でも甘みと旨味がちゃんと濃厚。

ホントに不思議なドレッシングだ。

で、いよいよ『皮パリグリルチキン Cocca風 甘辛トリテキ』のお出まし。

ああ、ちくしょう!!

なんて良い色ツヤ照りをしていやがるんだ!

こりゃたまんねー!

付き合わせの野菜もたっぷりだ。

ご飯は大盛りでオーダーしたので、雑穀米のオニギリが3つ。

一切れつまんでパクっと。

ああコレだよ、コレコレ。

チキンの皮はパリっとして、でもって中から肉汁がじゅわーっと。コレだ。

お肉は前列と後列の2段構え。

何気にボリュームがものスゴイ。

皮はパリパリに焼き上げられている。

余計な脂が落ちていてヘルシー。

ハンバーグ同様に焼きに対する相当なこだわりが伝わってくる。

「言うてもカフェメシでしょ?」だなんて侮ってはいけない。

こりゃガッツリ系のメシだ。

付け合わせの野菜には、ハンバーグの時には無かったキャベツが追加されている。

キャベツはトリテキ専用アイテムか。

そういえば雑穀米って意外と高いんだよな。

ちょっと調べてみたら、1kg2,000円とかするから、へたなブランド米よりもずっと高価。ちょっと驚いた。

最近になって気が付いたこと。

それは、レンコンを見るとどうしても写真を撮りたくなってしまう、ということ。

あらためて見ると、レンコンって不思議な形をしている。

じつに魅力的だ。

おにぎりは素手で食べたいところだが、しかし写真を撮るたカメラを持つので手がベタつくのはちょっと困る。

なのでお箸でいただくことにした。

ボリュームたっぷりのパリパリチキンも、残すところ最後の1つ。

美味かった。

食事を終えると、すぐにチャイが運ばれてきた。

スタッフさんたちは、客の食事の進行状況をよく見てらっしゃる。

不思議な雰囲気のスプーン。インドっぽい。

で、こちらが『絶望パンケーキ

黄金色に輝くカスタードの大地。

その上には天を突き破るように渦を巻く

巨大なホイップクリームのトルネード!!

 

そして、その純白のうねりの中は・・・

 

甘味の暴風域・・・ッッ!!!

 

た、大変だ。

こんなものに巻き込まれたら、全身がホイップまみれになっちまう。

土台となっているパンケーキは、前回いただいた『悶絶パンケーキ』と同じもの。

つまりカスタードクリームと焼きバナナ。

それではケーキ入刀です。

さっそくパクっとひと口。

あっ・・・あんまー!!

そういえばメープルシロップを追加で注文したんだった。

メイプルどばー

アッ・・・

 

    あっ・・・

 

 ああ・・・ッ!

 

あっ、あんまぁアァァァッッ!!!

なんというか甘さの限界を目指してアクセルをベタ踏みって感じ。

床が抜けるほどのフルスロットル。

甘さに甘さを重ね、そしてさらに甘みを加える。

甘さの限界を目指してつッ走る。

この甘さ容赦なし

血糖値とか、中性脂肪とか、血液検査とか。

そういう面倒なアレコレはいったん忘れて、今はただこの甘さの嵐に身を任せよう。

そして次回の健康診断のときに改めて『絶望』することにしよう。

最後までホイップたっぷり。

トッポも真っ青。

パンケーキとの格闘で、すっかり忘れていたチャイ。

振り掛けられたシナモンが爽やかな香りが胸を抜けていく。

よくばりさんプレート(和風ソース)&オトナの黒い誘惑

この日は『ガパオごはん』を食べようと決めてきた。

ガパオごはんってタイ料理のガパオライスのことだろう。

ナンプラーとバジルさえあれば、自宅でも意外と簡単に本格的な味を再現できるので、たまに作っている。

ところが、この日は『ガパオごはん』は品切れ。

どうやら食材の都合が付かなかったっぽい。

それじゃ、代わりにナニを食べようかとメニューをあさると、春限定の『ハンバーグ ゴーダチーズのクリームソース』なんてのがある。

コイツにココロが揺さぶられるが、しかしできれば期間限定メニューではなく、通年提供されているレギュラーメニューを食べておきたい。

ということで、レギュラーメニューの『よくばりさんプレート』を選択。

ハンバーグ、ハーフグリルチキン、グリルベーコンがワンプレートで提供される。なるほどこれは相当よくばりさん向けのメニューだ。

どうせ欲張るのならハンバーグ(150g)はダブル(×2)で注文だ。

ソースは基本の和風で。

夏の始まりの季節となり、フローズンドリンクがラインナップされていた。

それにしても『しゃこしゃこ』というネーミングセンスに脱帽だ。

でもやっぱりパンケーキを食べよう。

やはり仕入れの関係なのだろうか、この日はあいにくと『絶望パンケーキ』と『偽絶望パンケーキ』が欠品。

ということで『 オ ト ナ の 黒 い 誘 惑 』を注文することに。

なんてステキなネーミング。

これこそがまさに声に出して読みたい日本語ってやつだな。

まずはスープとサラダ。

そしてこちらが『よくばりさんプレート

和風ソースは醤油ベースに酸味が効いたさっぱり風味。

それが料理全体に回しかけられていて、とてもいい香りを漂わせている。

プレートを裏から見るとこんな感じ。

ハンバーグ、チキン、ベーコンと、動物性タンパク質がモリモリな肉の山。

相変わらずチキンの皮はパリッパリのカリッカリ。

お肉のサイズこそハーフサイズだが、その仕上がり具合はレギュラーサイズ同様に手抜かり無し。

酸味のある和風ソースが良く合う。

こちらは前回以上に強烈な焼きが入ったハンバーグ。

焦げる寸前の一歩手前までのギリギリなラインを果敢に攻めている。

しかし、ギリのギリまで攻めるがゆえに、焼き具合のコントロールは超シビア。

この日は少しばかり攻めすぎな感じ。

ギリギリのラインを、つま先がちょっと超えて「コゲの領域」に入りかけている。

でもまぁ気になる程ではないし、それにまずはそのアグレッシブな攻めの姿勢を評価したい。

こちらはベーコン。

その昔、なぜか燻製作りにハマっていた時期があって、よくベーコンを自作していた。

週末が来るたびにベーコンを作っては食べ、作っては食べしていたものだから、ベーコンに関してはうるさい方だと自負している。

さてこちらのベーコンはどうだろう。

ひと口食べてまず驚いたのはそのスモーキーさ。

この強いケムリの風味はおそらく手作りベーコンと見てまず間違いない。

肉質も良く、厚めのカットがうれしい。

これは美味いベーコンだ。

言い忘れていたけれど、おにぎりは塩は振られていないプレーンな仕上げ。

ハンバーグの総重量は300グラム。

文句なしの大ボリューム。

それにしてもこの攻めの焼き加減だ。

もし仮に自分がカフェを経営していて、そしてメニューでハンバーグを出すとしたら、絶対ここまで攻めた焼きはできない。

もっと弱腰だ。

きっと無難な焼き加減で、どこにでもある平凡な焼き加減のハンバーグを作ってお茶を濁すことだろう。

そういえば、よく「果物は腐る寸前が一番うまい」なんて聞いたり言ったりする。

ご存じのように、果物は時間とともに熟成が進み、それと同時に甘みが増していく。

甘さは完熟と共にピークを迎え、それ以上熟成が進むと、果物は「腐敗」が始まる。

つまり完熟と腐敗の境界線ギリギリが、果物が一番美味しいくなるタイミングってことなんだろう。

この理屈はひょっとしてハンバーグの場合も同じなのだろうか?

たとえばフライパンでハンバーグを焼くとき、最初は生の赤い挽肉の塊も、時間と共には徐々に褐色に変化し、やがて肉の焼ける良い香りを漂わせはじめる(メイラード反応)。

時間と共に美味くなっていくというのは、果物における熟成と完熟のプロセスと同様だ。

そしてハンバーグに十分に熱が通った後も、さらに過熱を続けると、やがてハンバーグは「焦げ」はじめる。

これも果物が完熟から腐敗へと移るのと同じ。

だから果物が「腐る寸前が一番美味い」というのなら、ハンバーグも「焦げる寸前が一番美味い」と言えるのかもしれない。

ということは「ブサカワイイ」とか「キモカワイイ」も同じことなのか?

果物における完熟と腐敗のように、「キモい」と「カワイイ」の境界ギリギリを攻めて、その結果カワイイということなのか?

いや。

ぜんぜん違うか。

さて今回ちょっぴり気になったのが、料理をのせた器が木製であること。

この店で最初に食べた『職人さんの手ごねハンバーグ』や、前回いただいた『皮パリグリルチキン』は、料理は鉄製のスキレットで提供された。

しかし今回の『よくばりさんプレート』は木製のプレートでの提供だ。

それがどういうことかと言うと、食事の後半、最後のころには料理がけっこう冷めてしまう。

つまり、ちんたらと写真を撮っているヒマなどない。

冷めるのがイヤなら、ガツガツとかっ込むべし。

食事を終えるとドンピシャのタイミングでアイスコーヒーが届く。

そしてこちらが『オトナの黒い誘惑

チョコレートソースの大海原。

こいつがまた魅惑的な甘ったるい香りをプンプンとまき散らしやがる。

その上にはホイップクリーム、アイス、ラズベリーとブルーベリーのジャム。

そしてビーツのアイス。

この赤いアイスを見たとき、ふいに「人間の色覚」についての話を思い出した。

料理とは全然関係の無い話なので恐縮だが、せっかくなのでここに書いておきたい。

われわれ人間は色覚を持っている。

それはどういうことかというと、つまりは色を認識する能力があるということ。

人間の色覚は3色型色覚と呼ばれるもので、3種類の色(光)の受容細胞を持っている。

3種類の色とはRed)、Green)、Bule)の3色。

それぞれの色の頭文字をとってと呼ばれる。

人間が認識するさまざまな色は、この3つの色の組み合わせからできている。

しかし、まれに4つ目の色を知覚できる人間が存在する。

4色型色覚の持ち主だ。

 

一般的な3色型色覚者が100万色を知覚できるのに対し、4色型色覚者はその100倍となる1億色を知覚することできる(=スーパービジョン)

そのため、色を識別する能力が段違いに高い。

つまり4色型色覚者は、より多彩な色の世界に生きているとも言える。

 

この色覚を持つのは圧倒的に女性が多く、女性の12%の人々がこの4色型色覚の持ち主なのだそうだ(25%や50%との説もある)。

4色型色覚者がRGBにプラスして知覚できる4つ目の色(光の波長)は赤に近いオレンジ色

ということはつまり、4色型色覚者は赤い色に対して敏感な視覚を持っていると言えるのかもしれない。

 

これはなんとなく納得できるというか、経験的に合点がいく話だ。

なぜなら、ときたま「女性は赤い色に敏感だな」と思うことがあるからだ。

 

たとえば口紅の色

口紅はさまざまな色をラインナップしているが、中心となるのは赤系統の色。

男から見ればそれらは多少の違いはあるにせよ、結局のところどれも同じような「赤」にしか見えない。

しかし女性たちは微妙な赤の違いを明確に感じ取っているようで、ときに色の選択に対して強いこだわりを見せる。

もしかしたら、この男女の色に対する感受性の違いが「カワイイ」ものを認知、識別する能力の差になって表れているのではないか?

うーん、いや、どうなんだろう?

書いてみたけど、結局はよく分からない。

 

あと、4色型色覚を持っていたとしても、それが非アクティブ(つまり機能しない)人の方が多いらしい。

さてパンケーキに話を戻そう。

ベリーのジャムとビーツの酸味がとても良い。

チョコレートの甘さとのコントラストが見事で、甘くなった口のなかをさっぱりとリフレッシュしてくれる。

このお店でいただいた3種類のパンケーキの中では、この『オトナの黒い誘惑』が一番好み。

お会計の時にベーコンは手作りなのかと聞いてみると、手作りのものではないそうだ。

でも美味しかったからぜんぜんOK。

お客さんにより満足度の高い商品を提供する。より美味しいものを提供するために外注するのは悪いことじゃない。

さて今回の3回の訪店によって、私はカワイイに対するリテラシーを磨くことができただろうか?

 

うーん、どうだろう。

でもちょっぴり「カワイイ」に対するアンテナが高くなったような気がしないこともない。

 

ところで、こんな本を買ってみた。

ゆたり編集室(著)『茨城カフェ日和 こだわりのお店案内』(メイツ出版、2022年)。

茨城県内にある50店のカフェを紹介した本。

で、この本の中に今回ご紹介した『Cafe Cocca』を発見。

キャッチフレーズは「小さな幸せが訪れる笑顔が笑顔をつなぐカフェ」。

うん、カワイイ

 

ちなみにこのブログでも取り上げた以下のお店も掲載されていた。

【ラ・ターブル・ドゥ・イズミ】スコーンをお好きなだけ召し上がれ@茨城県ひたちなか市

【city cafe and space】女性に大人気のカフェは料理も美味!だから男子もガンガン食べに行こう@茨城県水戸市

Cafe Coccaの基本情報

Cafe Coccaの場所はこちら

Cafe Coccaの基本データ

 Cafe Coccaの基本データ 

 住  所 

 〒311-4143 茨城県水戸市大塚町2004−58

 電 話 

 029-291-4500

 営業時間 

 11時00分~18時00分

 定 休 日 

 月曜日

 Web 

Cafe Coccaメニュー

 Cafe Coccaのメニュー 

 ランチメニュー 

 職人さんの手ごねハンバーグ
  1,210円
 職人さんの手ごねハンバーグ(ダブル)
  1,650円
 皮パりグリルチキン
  1,155円
 ガパオごはん
  1,150円
 よくばりさんプレート
  1,590円
 よくばりさんプレート(ダブル)
  1,980円
 サラダセット
    330円
 ドリンクセット
    330円
 どっちもセット
    440円

 パンケーキ 

 スタンダード(ふつうサイズ)
    770円
 スタンダード(ハーフサイズ)
    550円
 キャラメルアーモンド(ふつうサイズ)
    825円
 キャラメルアーモンド(ハーフサイズ)
    605円
 まるごとチョコバナナ(ふつうサイズ)
    880円
 まるごとチョコバナナ(ハーフサイズ)
    605円
 胸キュンごろごろベリーベリー(ふつうサイズ)
    935円
 胸キュンごろごろベリーベリー(ハーフサイズ)
    660円
 悶絶パンケーキ(ふつうサイズ)
  1,045円
 悶絶パンケーキ(ハーフサイズ)
    715円
 絶望パンケーキ(ふつうサイズ)
  1,320円
 絶望パンケーキ(ハーフサイズ)
    880円
 偽絶望パンケーキ(ふつうサイズ)
  1,320円
 偽絶望パンケーキ(ハーフサイズ)
    880円
 オトナの黒い誘惑(ふつうサイズ)
  1,100円
 オトナの黒い誘惑(ハーフサイズ)
    770円

 ドリンク 

 Coocaブレンド
    500円
 マタハリブレンド
    500円
 ほっこりカフェラテ
    600円
 キャラメルマキアート
    600円
 しあわせカフェモカ
    600円
 トロピカルティー
    660円
 フランボワーズティー
    660円
 ピーチティー
    660円
 レモンソーダ
    660円
 ラズベリーソーダ
    660円
 パッションフルーツソーダ
    660円
 レモンジンジャーエール
    660円

 パンケーキカスタマイズ 

 メープルシロップ
     90円
 キャラメルソース
     90円
 チョコレートソース
     90円
 カスタード
    110円
 ミックスベリー
    220円
 バニラアイス(ちいさめ)
    110円
 バニラアイス(おおきめ)
    220円
 ホイップクリーム  15g
     55円
 ホイップクリーム  50g
    165円
 ホイップクリーム 100g
    275円
 パンケーキ2枚目
    495円
 パンケーキ3枚目
    440円