【旬彩かすが】旬の美味しい魚をたっぷり味わえる小さな名店@茨城県ひたちなか市

茨城県の美味いお魚料理を食べられるお店。

旬彩かすが

魚が美味いと言うよりも、出てくる料理のすべてに真心がこもっていて、めちゃくちゃ美味い。

 

やぁ諸君ごきげんよう。

ぼっちメシ研究所のジャムだ。

美味いもん何処 旬彩かすが

場所はJR常磐線佐和駅。

この写真の場所は、佐和駅から北(下り方面)に向かう道。

地元の高校生や、サラリーマン諸兄には見慣れた道かもしれない。

駅から、200メートル。徒歩で2分ほどの場所に 旬彩 かすが は店を構える。

とはいえ「構える」なんて、そんな大仰なコトはぜんぜんなくて、かすがは小さな古いビルのテナントに入った居酒屋だ。

「旨いもん処 旬彩かすが」の青い暖簾。

店に入るとすぐにカウンターがあり、その向こうの板場から大将が「いらっしゃい」と、笑顔で迎えてくれる。

カウンター席が6つに、小上がり卓3つと、実にこじんまりとした店内。

一番はしのカウンターに座ると、お美しい女将さんがお箸とおしぼりを届けてくれる。

こちらがランチメニュー。

うれしいことに、すべて税込み価格。

今さら言うまでもないが、この店では何を食べても美味い。

しかし、なんといってもイチオシは本日の水揚げ刺身盛り定食(税込み 1,400円)。

もし、はじめて旬彩かすがを訪れたなら、ぜったいにコレを注文するべきだ。

この日は8月の土曜日。

照り付ける太陽の下を歩いて来たので、すっかりノドはカラカラに干上がっている。

だから、ついうっかり生ビールを頼んでしまった。

当然だが、ビールなんて飲んじゃったら、もう午後はどこにも行けない。

これを口にするということは、つまり、せっかくの「休日の午後」を、むざむざと捨てることになる。

しかし、その覚悟がある者だけが、この黄金色に輝く麦の雫を口にする権利を手にすることができる。

もう少しでビールを飲み終わるっていう絶妙なタイミングで、ほうじ茶が出て来た。

ほうじ茶は独特の香ばしさがあり、苦みや渋みはほとんどなく、口当たりはあっさりしている。刺激が少なく胃にやさしいため、食事中のお茶に向く

ほうじ茶飲用の習慣が深く根付いている京都では、上質なほうじ茶が料亭の改まった席で供されることも珍しいことではなくなっている。

京都の懐石料理では、食事中に供される茶がほうじ茶であることが珍しくない。京都の料亭の会席料理では、食後に和菓子とともにほうじ茶が出されることが多い。

へぇ、そうなんだ。

ジョッキが空になると同時に、本日の水揚げ刺身盛り定食の到着する。

その日の仕入れにもよるのだけれど、少なくとも7点盛り、多い時には9点盛りの刺身が出て来る。

この日のお刺身は、8点盛りだった。

なにしろ目を引いたのが、これ。

四角いさらの一番奥で、ちょこんと陣取っているマグロ。

トロトロの中トロ。

いつも美味しいお刺身を出してくれる旬彩かすが

けれど、こんなすんごいトロが出て来るのは初めてだ。

ひょっとしたら、生ビールを頼んだから、サービスしてくれたのかもしれない。

ありがたや。

そのお隣にはホタテ。

ツヤツヤと輝いて、これも美味そう。

旬のイワシ。

実に美しい。

脂がのったイワシはコレ単体でも十分に主役を張れる。

おなじく旬のカツオ。

カツオは、ぜったいに厚切りの方がウマイ。

ご飯は大盛り。

ありがたいことに、ご飯の大盛りは無料。

こだわりの常陸太田のコシヒカリ。

なんなら、米をおかずにご飯を食べられるってくらいに美味い米だ。

ここ旬彩かすがの嬉しいポイントの1つが、味噌汁。

そこらへんのセコイ店だったら、たいていアラ汁ってのは有料になるのが普通だ。

メニューのはしっこでよく見る「味噌汁は、+200円でアラ汁に替えられます」っていうアレ。

でも、かすがは違う。

そんなみみっちい商売はしちゃいない。

惜しげもなくデフォでアラ汁が出て来る。

ランチの味噌汁は、日替わりってのもうれしいところ。

行くたびに、その時の旬の食材を使った味噌汁が出てくる。

とにかく味噌汁のレパートリーの幅が広い。

タイの皮目は、軽く炙られている。

忙しいランチ時に、とても大将が一人で作っているとは思えないほど、手間をかけている。

このひと手間を惜しまない、その姿勢に、その矜持に脱帽。

薬味のワサビとショウガ用に、それぞれ別の小皿を出してくれる。

こんな気遣いもウレシイ。

イワシ。

にしても、イワシってこんなに美味いのか。

刺身にはいつでも薬味をタップリと添えてくれる。

旬彩を看板にかかげるだけあって、季節に合わせた旬の食材を使った料理が楽しめる。

居酒屋っていうよりも、むしろ日本料理屋。

これこれ。マグロ。

マグロの中トロ。

その表面には、マグロの脂は四方八方へと走っている。

旨味を乗せて、舌の上を縦横無尽につっ走る旨味のハイウェイスター。

ズズっとアラ汁をすする。

味噌はこし器を使って丁寧に溶かれていて、とてもなめらかな口ざわり。

「味噌汁は煮えばな」

けっして沸騰させずに暖められているから、味噌の香りが豊かにただよう。

そのうえに散らされているネギは、当然、後乗せ。

火からおろした後にのせているから、青い香りがとても力強い。

それにしても「アラ」というには、あまりにもたっぷりと身が残っている。

小鉢はシラスおろし。

居酒屋では定番のシラスおろし、だけれども、目利きが仕入れたシラスを使ったこの小鉢は、ちょっと出来が違う。

どう違うかといえば、つまりは、美味い。

  

ミズダコ。

タコのクニュクニュっとした食感が、魅惑のアクセント。

繰り返しになるが、この日の本日の刺盛り定食は、8点盛り。

その1点あたり、2~3枚の刺身が盛られている。大量のお刺身。

だから、お刺身とご飯を交互に食べていたら、ぜったいにご飯のほうが先に無くなる。

たとえそれが大盛りのご飯でも。

ああ、お魚天国。

そりゃ、いくら刺身タップリつっても、それが不味い刺身だってんじゃ話にならない。

しかし、目利きの大将が仕入れる旬彩かすがの刺身は、文句なくメチャ美味い。

さて、残るもうひとつの中トロ。

トロは「口に入れるとトロッとする」から、だからトロと呼ばれるようになった。

なるほど、納得。

最後にもう一度カツオ。

たっぷりのショウガをのせて、大葉で包んでいただく。

う、うまひ。

お漬物も、ちゃんと手作りされている。

定食を注文すると必ず付いてくるお漬物は、そのどれもが手抜きはいっさい無い。

おまけのように付いてくるお漬物を、いつも楽しみにしている。

食後にはコーヒーが出て来る。

食事の最後をキュキュキュっと引き締める。

また来るね。

「旨いもん処」の看板に偽りなし。

旬彩かすがの基本情報

旬彩かすがの場所はこちら

JR常磐線佐和駅からすぐそこ。

         

駐車場は線路を渡ったところにある。

あいにくと舗装はされていない。

あなたの愛車(おそらくベントレーかランボルギーニだろう)でお越しの際にはお気をつけて。

旬彩かすが の基本データ

 旬彩かすが の基本データ 

 住  所 

 〒312-0062 茨城県ひたちなか市高場549−5

 電 話 

 029-285-2217

 営業時間 

 11時00分~14時00分
 17時00分~22時00分

 定 休 日 

 月曜日

 

旬彩かすが のメニュー

※ 価格は2020年のもの。

価格はすべて税込み。

 旬彩かすが のメニュー 

 ランチ・メニュー 

 日替わりランチ(本日のお刺身+1品)
   1,100円
 本日の水揚げ刺身盛り定食
   1,400円
 フライ盛り定食
   1,000円
 シャキシャキ野菜と海鮮のユッケ丼
     880円
 豚丼
     850円

 本日の収穫 

 マハタ刺身
   1,100円
 カツオ刺身
     930円
 生マグロ(赤身)
     880円
 さんま刺身・塩焼き
     770円
 アジたたき
     660円
 生カキ(1個)
     450円
 サーモン・茸のちゃんちゃん焼き風
     750円
 真鯛のカブト煮
     550円
 アサリの酒蒸し
     630円
 メヒカリ唐揚げ
     630円
 秋野菜の天ぷら
     550円
 牛持つ煮込み
     580円

 ※ その日の仕入れによって変わります

  おつまみ  

 塩ダレ胡瓜
     300円
 うま辛やっこ
     300円
 揚げ出し豆腐
     450円
 明太子とチーズの包み揚げ
     550円
 十勝産のゴボウ唐揚げ
     550円
 クリームコロッケ(2個)
     650円
 豚しゃぶサラダ
     750円
 海鮮シーザーサラダ
     800円
 牛モツ煮込み
     580円
 熊本産馬刺し(赤身)
      900円
 縞ホッケひもの焼き 1枚
   1,300円
 縞ホッケひもの焼き 半身
     750円
 子持ちししゃも
     500円
 筑波地鶏 もも焼き にんにく醤油
     700円
 筑波地鶏 もも焼き 塩
     700円
 筑波地鶏 手羽もと 塩焼き
     500円
 筑波地鶏 手羽もと から揚げ
     500円
 筑波地鶏 もも肉 から揚げ
     650円
 筑波地鶏 もも肉 炙り刺し
     650円
 筑波地鶏 もも肉 ユッケ風
     650円
 ローズポーク ロースステーキ
     950円
 ブタバラ肉焼き ニンニク醤油
     650円
 豚バラ肉柔らか角煮
     700円

 ごはんもの 

 おにぎり(梅、鮭、焼き)
     250円
 お茶漬け(梅、鮭、のり、焼き)

     400円
 ざるうどん
     550円

  ビール  

 生ビール一番搾り 中ジョッキ
     650円
 瓶ビール一番搾り 中瓶
     700円
 グラスビール
     430円
 ノンアルコールビール 小瓶
     430円

  サワー  

 レモンサワー
     500円
 ライムサワー
     500円
 ウーロンハイ
     500円
 シークワーサーサワー
     500円
 ブドウサワー
     500円

 ソフトドリンク 

 オレンジジュース
     350円
 コーラ
     350円
 ウーロン茶
     350円
 ブドウジュース
     350円

 日 本 酒 

 〆張鶴 月(特別本醸造)1合
     660円
 手取皮 吉田蔵(純米酒)1合
     660円
 磯自慢(本醸造)1合
     800円
 田酒(本醸造)720ml
   3、700円
 梵 ときしらず(純米吟醸酒)720ml
   3、700円
 爛酒(月ノ井辛口)1合
     550円

 焼   酎 

 六代目百合(芋) 一杯
     650円
 二階堂(麦) 一杯
     630円
 晴耕雨読(芋) ボトル
   3、700円
 㐂六(芋) ボトル
   3、650円
 天の刻卯(麦) ボトル
   3、400円
 銀座のすずめ(麦) ボトル
   3、600円

※ ボトルキープは6ヶ月