【印度屋 らんがる】電撃的なスパイスの刺激!!人気の本格インドカレーはバッチリ美味い@茨城県ひたちなか市

ひたちなか市の大人気のカレー店印度屋らんがるのランチセットを頂いてきたのでさっそくレポートをお届けする。

印度屋らんがる

やあ諸君ごきげんよう。

ぼっちメシ研究所のジャムだ。

 

今日はカレーの日だ。

もうすでに私の胃袋はカレーに決まっている。

外観

ひたちなか 印度屋らんがる 看板

この日は雨が降っていたのでクルマで移動することにした。

だが、あいにくと印度屋らんがるには駐車場がない。そこでクルマはひたちなか市の図書館脇にある市営駐車場に停めることにした。

雨の市営駐車場にクルマを停めて、さっそくお店の方へと歩いて向かう。

 

駐車場からはお店までは5分程度の道のりだが、今日は雨も風も強く、傘はなんどもチューリップになる。

私はチューリップを天に向けながら歩き、店の入り口に到着した。

ここ印度屋らんがるは、JR常磐線の勝田駅東口を出てすぐのビルの2階に入っている。駅からすぐそばだ。

だったら車じゃなくて、電車で来るべきだったかな、と今さらながらに後悔した。

ひたちなか 印度屋らんがる 外のメニュー (1)

店の入り口にはランチメニュー。

ひたちなか 印度屋らんがる 外のメニュー (2)

お持ち帰りもあるようだ。

ひたちなか 印度屋らんがる 階段

ビルの2Fへと通じる階段。

若干せまくて急だ。

階段の前に座り込んで、アオリで写真を撮った。

ちょっとだけ、背後にある交番からの視線を感じた。

店内の様子

ひたちなか 印度屋らんがる 店内の様子 (2)

店内はかなり暗かった。

ダークな雰囲気に、ちょっと戸惑う。

ひたちなか 印度屋らんがる 店内の様子 (1)

お店に入るとすぐにスタッフの女性店員がやってきて、カウンター席をすすめてくれた。

とても物腰の柔らかい日本人の女性で、ふわっとした丸い人あたりの良さ。気持ちのいい接客だ。

 

ここのカウンターは3席で、今日はまだ誰も座っていない。

店内の写真を撮るため、オープン直後の時間を狙って来たのだが、すでに2組ほど先客がいて、奥のテーブル席にすわっている。

ひたちなか 印度屋らんがるメニュー

さて、メニューを拝見する。
 らんがるのランチメニュー 

 レディースセット 

  2種類のカレー、ミニサラダ、ドリンク、ミニデザート。
  それにナン or ライス or ハーフプレーンナン&ハーフライス。

   1,100円

 らんがるランチset 

  2種類のカレー、ミニサラダ、ドリンク、ミニデザート、タンドール焼物2点。

  ナン or ライス or ハーフプレーンナン&ハーフライス。

   1,400円

 A set 

  1種類のカレー、ミニサラダ

  ナン or ライス or ハーフナン&ハーフライス。

  850円

 B set 

  2種類のカレー、ミニサラダ

  ナン or ライス or ハーフナン&ハーフライス。

  950円

 キッズ set 

  辛くないカレー、ミニサラダ、ドリンク

  ハーフナン or ハーフライス。

  580円

 選べるナンの種類 

  プレーンナン

  チーズナン

  ゴマナン

  ガーリックナン

  クルチャ

  カブリナン

 ナンのおかわりについて 

  ナンを選べるのは最初の注文時のみで、おかわりはプレーンナンのみとなる。

 

らんがるランチセットをオーダーした。

オーダーを済ませれば、あとはただ料理が出てくるのを待つばかり。

と思ったら、いろいろと細かくオーダーをカスタマイズする必要があるようだ。

基本カレーの中からお好みで2種類のカレーを選ぶ

まずはカレーを選ぶ。

 らんがるのカレー 

 チキンカレー 

  鶏モモ肉のカレー

 バーターチキン 

  トマトベースのチキンカレー

 マトンカレー 

  羊のお肉のスパイスタップリカレー

 キーマカレー 

  鶏モモひき肉タップリカレー

 ベジタブルカレー 

  お野菜入りのココナッツカレー

 ブロンカレー 

  エビ入りココナッツカレー

 ダールカレー 

  インド定番お豆のカレー

 

セットで選べる2つのカレーのうち、1つ目のカレーはすぐに決まった。まずは「本日のおすすめカレー」だ。

ココナッツミルクがベースで揚げ茄子が入ったカレーだという。旨そうだ。このココナッツミルクと茄子の組み合わせに対する自信のほどがうかがえる。

しかし問題は2つ目のカレーだ。

メニューに書かれているカレーは、そのどれもが魅力的だ。

この魅力的なカレーたちの中から一つを選ぶのは、なんとも難しい選択だが、なんとなく「キーマカレー」を選んだ。

カレーの辛さを4段階の中から選ぶ

さて、次は辛さを4段階の中から選ぶ番だ。

男だったら正々堂々と、本場インドの辛さと真正面から向き合わねばならぬだろう。

ここでインドの「辛さ」から逃げていては、なんというか、日本男児の沽券に関わる。

とは言え、いきなり一番辛い「激辛」に挑戦するのものだ。

はなから「激辛」を選ぶのは、慎重さに欠ける判断というもの。

そんなんでここは、激辛の一つ手前である「辛口」を選ぶ。

我ながら実にクレバーな選択だ。

そしてライスかナン、またはその両方のハーフ&ハーフを選ぶ

そして次の選択は「ナン」or「ライス」。

ナンはいくつかの種類が用意されていて、その中から好きな種類を選ぶ。

本場のインドカレーにはライスよりはナンほうがあうだろう。

以前ほかのカレー屋でライスを頼んだら、ベチャっとしたライスが出てきてひどく失望した。

よし、ここはゴマのナンで行こう。

ゴマを使ったナンとはめずらしい。

最後にドリンクを選ぶ

ドリンクは、急に冷えこんだこの日にあわせて、温かいチャイを選んだ。

食後に暖かいチャイを飲むなんて、我ながら洒落たアイデアだ。こんな嬉しいことなんて他にはないだろう。

ひたちなか 印度屋らんがる 店内の様子 (5)

オーダーをしてしばらくすると、すぐに店内にはたくさんのお客さんで溢れかえった。

我らぼっちの聖域であるカウンターも、私を含めた3組のぼっち、いや、3人のぼっちで埋まる。

そういえば、ぼっちを数える単位ってなんだろう?

1人?1匹?1頭?1膳?1竿?

 

今更ながら、私はぼっちを数える単位を知らないことに気づいた。

よし、ここは統一単位として、1ぼっちにしよう。

 

この日、図らずも、同じ店の同じカウンターに座った3ぼっち

昔、若いころに見た何かの本で「ぼっち同士はひかれあう」というセリフを読んだことを不意に思い出した。

その本は、たしか主人公の青年の名前がタイトルに付いていたはずだが、あいにくとその青年の名前を忘れてしまった。

いつも学生服を着ていたあの青年。頭文字が「J」で始まる名前だった。はて、なんという名だったろうか?

あ、あぁ、確か青年の名前は「ジェイ太郎」だったかな。

その本は、ジェイ太郎が仲間たちと共に、エジプトはカイロを目指して奇妙な冒険をする話だった。

もしくは、ドタバタ恋愛グルメ旅行記だったかも・・・今となっては記憶が定かではない。

その本のタイトルは、「ジェイ太郎の奇妙な冒険」?

うーん・・・正確なタイトルが思い出せない。

まったく歳はとりたくないものだな。

 

ヤレヤレだぜ。

ひたちなか 印度屋らんがる 店内の様子 (4)

時間が止まったり、飛んだりしないか心配だ。

ひたちなか 印度屋らんがる 店内の様子 (3)

この日は雨。

そのせいなのか、店内はとても暗い。

私のぼっち・アイをもってしても、奥のテーブルを占有している客が男性なのか女性なのか、その判別がつかない。

店内は完全に日光が遮断されている。

むやみに日光が入らないこの店なら、きっとDIO様も安心してカレーを召し上がれることだろう。

 

つまり、私が何を言いたいのかと言えば、

カップルやファミリーからDIO様まで、さまざまなお客様のさまざまなニーズにきめ細かにお応えする。

そんな素晴らしいカレー屋さん。

それがここ、印度屋らんがるなのだ。

らんがるランチセット

ひたちなか 印度屋らんがる ランチセット (10)

しばらく待つと、らんがるランチセットが運ばれてきた。

なんと、こりゃまた豪華だ。

大きなナンにはゴマが散らされている。

ひたちなか 印度屋らんがる ランチセット タンドリーチキン

お馴染みタンドリーチキン。

かなり大きい。

ひたちなか 印度屋らんがる ランチセット ケバブ

これはケバブってやつか?

お店のメニューにはシーク・カバーブ と書いてあったな。

ひたちなか 印度屋らんがる ランチセット 焼き物

これは何だろうか?

とても気になる。

女性スタッフを呼び止めて、聞いてみた。

丁寧に説明をして頂いたのだが、なにせ聞きなれない単語だったので、さっぱり頭に入らない。

これはインドのお煎餅的なものなんだとか。

ナンとキャラが被っているように思えたが、これはナンのふっくらとした食感とは正反対に、パリッとした食感だ。

もしかしてドーサという料理だろうか?

ひたちなか 印度屋らんがる ランチセット ナン ゴマ

ゴマのナン。

ナン自体も香ばしい良い香りだけど、この胡麻がまたさらに香ばしい。

胡麻がポロポロ落ちるのが玉にキズ。

ひたちなか 印度屋らんがる ランチセット チャツネ

こちらはチャツネ。

パクチーの香りが広がる。

チャツネって茶色いものをイメージしていた。

ひたちなか 印度屋らんがる ランチセット (3)

これも聞いてみようと思ったけど、すでにインド煎餅の名前も忘れかけていたので、コレがなんなのかを聞くのをやめておいた。

だってこのビジュアルを見れば分かる。聞くまでもなく辛いに決まっているだろ、コレ。

ひたちなか 印度屋らんがる ランチセット サラダ

サラダには独特のドレッシングがかかっていた。

ちょっと馴染みのない味。

でも美味い。

ひたちなか 印度屋らんがる ランチセット ココナッツとナスのカレー

ココナッツミルクをベースにした茄子のカレー。

このカレーがめちゃくちゃ美味かっ。そしてめちゃくちゃ辛かった

ココナッツミルクのカレーといえば、タイのグリーンカレーを思い出すのだが、このカレーはグリーンカレーよりも濃厚なコクと旨味が出ている。激辛のクリームシチューのような感じ。なにこれ、なにこれ。後引く美味しさ。

ところで、辛味というのは味覚ではなく痛覚で感じるそうだ。

昔、家庭菜園をしていたことがあり、素手で唐辛子を収穫したら、指先が辛くなったことを思い出した。

スプーンで口に運ぶたびに、カレーが口内の痛覚をこれでもかと刺激する。

一番辛い「激辛」の一つ下の辛さを選んだはずだ。しかしこの辛さは激辛レベル。

我々日本人が考える辛口と、インド人が考える辛口には大きな隔たりがあるようだ。これがグローバルスタンダードってやつなのか。それにしたって辛い。

一口食べるごとに体温が上がる

。辛口をオーダーしてしまったのが悔やまれる。まずは謙虚に「中辛」から行くべきだった。

ひたちなか 印度屋らんがる ランチセット キーマカレー

こちらはキーマカレー。

こちらも美味くて、おなじく辛い。

 

人間の味覚が認識できるのはたった5つの味(塩味、甘味、苦味、旨味、酸味)だけで、それ以外に区別できるのは食感と、鼻腔で感じる香り。

香りは料理にとって、とても大事な要素。

私にはこのカレーに使われているのスパイスの1つ1つが何なのか、それはさっぱり分からない。

さっぱり分からないのだが、この店の料理に使われているスパイスは、香りがとても大事にされていることだけは分かる。

街のカレー屋のすぐ近くを通ると、そのスパイシーで美味そうな匂いに誘われることがある。

「ナンだか美味しそうな匂いだな・・・」

この店の大事にされたスパイスの香りは、通りを行く人々を強烈に引き寄せる。

この店が流行るのも納得だ。

 

辛い物を食べる時のコツは、水を飲まないことだ。水を飲むと辛さがより際立つ。

だから水は飲まない方がいい。

イカダで太平洋を漂流したときに、たとえどんなに喉が渇いたとしても、決して海水を飲んではイケナイのと同じだ。

辛いインドカレーに水はダメ。

でも、水飲んじゃう。だって辛いんだもん。

 

カプサイシン的な物質が私の体温のツマミを右一杯までひねり上げた。

その結果、私の汗腺の蛇口からは大量の汗が噴き出る。

上着のジャケットを脱ぎ、袖をまくって体から熱を逃がす。

しかし、そんなんじゃ、とても追っつかない。

辛い。暑い。

でも美味い。

ひたちなか 印度屋らんがる ホットチャイ

店内はとっくに満席になっていた。

それにもかかわらず、ひっきりなしに新しい客が来店し、ひっきりなしに電話がなっている。

 

インド人のご主人が「今、お茶をご用意いたしますね」と声をかけてくれた。

運ばれてきたチャイを一口飲むと、これが何だかほっとする味。

スパイスが入った甘いミルクティー。

 

寒い日だったのでホットを頼んだのだが、今はもう汗がにじんでいる。

アイスティーに変えてもらおうかとも思ったが、なりやまない電話と、次々とやってくる客、それに、ナンのお替りの注文。

それらをたった2人で捌いているご夫婦の姿を見て、遠慮することにした。

市営駐車場の駐車券を持ってくれば、1時間分のサービス券がもらえるそうだ。

私はいつも駐車券は車の中に置いて出かける。出先で駐車券を紛失するリスクを回避するためのクールな大人の立ち居振る舞い。

だがそれがアダとなって、サービス券をもらい損ねた。

こんどは駐車券を持ってくるとしよう。

ひたちなか 印度屋らんがる 帰りの階段

帰りの階段。

足元にはお気を付けて。

ひたちなか 印度屋らんがる この日の町の様子

帰るころには、雨も風も収まっていた。

らんがるの場所はここ

らんがるのメニュー

ひたちなか 印度屋らんがる メニュー (9)

ひたちなか 印度屋らんがる メニュー (8)

ひたちなか 印度屋らんがる メニュー (7)

ひたちなか 印度屋らんがる メニュー (6)

ひたちなか 印度屋らんがる メニュー (5)

ひたちなか 印度屋らんがる メニュー (4)

ひたちなか 印度屋らんがる メニュー (3)

ひたちなか 印度屋らんがる メニュー (2)

インド人のイラストが描かれていて、その頭にはシク教徒のトレードマークのターバンが巻かれている。

らんがるの意味をネットで調べたところ、これもシク教の言葉だった。
シク教の寺院で振舞われる食事のことを言うそうで、ヒンドゥー教徒が異なるカーストの者とは共に食事を摂らないことへの批判の意味があるという。

ひたちなか 印度屋らんがる メニュー (1)