【Cafe Cocca(カフェ コッカ)】甘~いオトナの黒い誘惑に悶絶! そして絶望・・・そんな個性的な名前のパンケーキが美味しいカフェ@茨城県水戸市

男子たるもの可愛いカフェに行かねばならない。

 

なにせ時代はジェンダーレス

男女の性の違いに対する固定観念や先入観を捨てて、性別による差をなくそうという世の流れ。

たとえば「男だから」とか「女だから」とか、そのような性差に根差した偏見や表現は現代においては絶対にNGだ。

 

「男子たるもの」なんて書き出しておいて何だが、個人的にはその先進的な考え方や取り組みには大いに賛成だ。

 

しかし困ったことに、どうしても男と女の違いを強烈に痛感させられる瞬間がある。

それは女性の口から発せられるカワイイという言葉を聞いた時だ。

Cafe Cooca(カフェ コッカ)

女性たちがカワイイと表現するモノやコトは、男たちにはなかなか理解できない感覚、もしくは概念。

この感覚ばかりは男女間で共有するのがじつに難しい。

そのためカワイイという表現が、男女が相互理解を深める上での大きな障害となる。

 

しかも、そんな男たちにとってただでさえ難しいカワイイという概念がさらに進化して「キモカワイイ」とか「ブサカワイイ」とかになってくると、こりゃもう完全にお手上げ。

もう、いったい何がなんだか。

 

しかし「分からない、分からない」とばかりも言ってはいられない。

ジェンダーレスな現代に生きるわれわれ男たちもカワイイという言葉を適切に運用するためのリテラシーを身につけなくてはならない。

 

ということで、そんなカワイイへの理解を深めるために、ぴったりのカフェがある。

それが今回ご紹介する『Cafe Cooca』。

 

やぁ諸君ごきげんよう。

ぼっちメシ研究所のジャムだ。

お店の外観

Cafe Cocca 515

こちらがお店の外観。

びっくりするほど住宅地のど真ん中。

たしかに可愛らしい外観だ。

しかし、まだそれほど強烈なカワイイを感じない。

とはいえ油断は禁物だ。

気を引き締めて、いつカワイイが表れてもいいように心の準備をしておかねばなるまい。

Cafe Cocca 515

別の角度から。

白とグレーの建屋はカワイイというよりもシックでモダンな印象。

敷地内には広い駐車場が完備されていて、ゆうに10台以上は停められそう。

砂利敷きだが丁寧に整地されている。

Cafe Cocca 515

まず驚いたのは、お店の開店前だというのにすでに行列ができているってこと。

ラーメン屋であれば、開店前の行列なんて別に珍しくもないが、しかしここはカフェだ。

カフェって行列ができるものなのか!? と驚きつつも、すでに3組の客が並んでいる列の最後に並ぶ。

店内の様子

Cafe Cocca 530

当然のことながら、先に行列に並んでいたお客さんたちから順番に店内へと案内される。

しかも次々と客が来店するものだから、開店してあっという間に満席となる。

そのため店内の写真を撮ることができず、天井を撮影するのがやっとだ。

Cafe Cocca 558

しかしご覧あれ。

こちらが店内。

この写真を撮ったのは3回目の訪店時。

オープン直後のまだ客の少ない時にどうにか店内を撮影することができた。

じつは写真左側の観葉植物の向こう側にはすでにお客さんが座っている。

職人さんの手ごねハンバーグ・ダブル&悶絶パンケーキ

Cafe Cocca 530

開店と同時に押し寄せる客たちを、数名のホールスタッフさんたちが手際よく各テーブルへと案内をする。

ちなみにホールスタッフさんたちはみな女性。丁寧でフレンドリーな接客に好印象。

Cafe Cocca 515

ぼっちであることを伝えると、窓際に面したカンター席へと案内された。

Cafe Cocca 515

こちらがランチメニュー。

食事はシンプルに4つ。

  職人さんの手ごねハンバーグ
  絶品皮パリグリルチキン
  Cocca風ガパオごはん
  よくばりさんプレート

Cafe Cocca 515

4つのランチメニューの中から特に評判の良い『職人さんの手ごねハンバーグ』を選択した。

ハンバーグのサイズは150グラム。それダブルで注文するとそれが2つで300グラムと、けっこうなボリュームになる。

こいつをサラダとドリンクが付く「どっちもセット」で注文することにした。

Cafe Cocca 515

ご飯は大盛りプラス110円。

当然、大盛りにする。

Cafe Cocca 515

このお店はパンケーキが美味しいコトと、そのユニークなネーミングで有名だ。

たとえば『悶絶パンケーキ』、『絶望パンケーキ』、『偽絶望パンケーキ』など、かなりインパクトがある名前が付けられている。

どれにしようか迷いに迷って「Cocca人気No.1♡」という『悶絶パンケーキ』を注文。

Cafe Cocca 515

カトラリーは大小2サイズのスプーンとお箸。

Cafe Cocca 515

箸置きがあるのが嬉しい。

Cafe Cocca 515

店内を見渡すと、やはり客層は女性が圧倒的に多く、その年齢層はさまざま。

中にはカップルで訪れる男性客もチラホラいる。

Cafe Cocca 515

注文してしばらく待つと水の入ったピッチャーとスープが運ばれてきた。

店内の混雑ぶりを考える提供の速さに驚く。

Cafe Cocca 515

チキンコンソメのスープ。

温まる。

Cafe Cocca 515

続いてサラダ。

葉っぱをモチーフにした深いボウル型のお皿がカワイイ。

しかしカワイイとは言ってはみたものの、はたして「カワイイ」という言葉の使い方はこれであっているだろうか?

Cafe Cocca 515

サラダ。

これがめちゃくちゃ美味い

使われている野菜たちがほんとにフレッシュだ。

とくにドレッシングが良い。なにか独特の甘さがある。

これは何から作られたドレッシングなのだろう?

食べなれた食材が使われていることは分かるが、それが何か分からない。思い出せない。ニンジン? タマネギ? ひょっとして豆?

いや違う。そのどれでもない。

後に知ったが正解はトウモロコシ

トウモロコシを使ったドレッシングだった。

Cafe Cocca 515

ベイビーな葉っぱがカワイイ。

これは小松菜か?

そしてこれはカワイイで合っているのか?

Cafe Cocca 515

メインの『職人さんの手ごねハンバーグ』がやってきた。

ソースは「レモンとペッパーのねぎ塩ソース」を選んだ。

鉄製のスキレットの上にのったハンバーグはじゅうぅ~! と、景気の良いうなり声を上げ、レモンソースの爽やかな香りを巻き上げる。

ようするにイイ匂い。

Cafe Cocca 515

焼き加減を失敗したのかと疑ってしまうほど、ガッツリと焼きが入ったハンバーグ。

かなり強気で焦げ目を付けている。

しかし、この焼き加減は決して失敗などではなく、このお店のこだわりの焼き加減。

Cafe Cocca 558

こちらはフリータウン誌『月間サクラサクライフ』に紹介されているこのお店のハンバーグの写真。

やはりハンバーグには強烈な焼きが入っている。

Cafe Cocca 515

付け合わせのお野菜いろいろ。

こちらは普通の焼き加減。

Cafe Cocca 515

ハンバーグは150グラムをダブルで注文したので300グラム。

じつに頼もしい。

Cafe Cocca 515

ハンバーグは、その見た目とは裏腹に「焦げた感じ」や「焦げた匂い」はまったく無く、文句なしに美味い

じつに素晴らしい焼き加減。職人技だ。

Cafe Cocca 515

ふかふかのハンバーグから肉汁があふれる。

Cafe Cocca 515

レモンとネギ塩のソースがまた良く合う。

Cafe Cocca 515

ご飯は茶碗ではなくおにぎりで提供される。

三角おにぎりは淡いピンク色でカワイイ。

デフォはおにぎりは2つだが、大盛りで注文すると3つになる。

Cafe Cocca 515

雑穀米のおにぎりはモッチリとしていて、でもプチっとした歯ごたえや、ほっくりとした豆など食感の変化に富んでいてたのしい。

Cafe Cocca 515

よく考えてみれば、焦げってそんなに悪いもんじゃない。

Cafe Cocca 515

料理では、意外とコゲを利用したり、コゲこそに価値があったりする。

たとえば焦がしバター、焦がし醤油、焦がしネギ。

釜飯ならおこげの部分こそが一番のご馳走だ。

Cafe Cocca 515

なんだか焦げ焦げと連呼してしまったが、このハンバーグは決して焦げてはない。

Cafe Cocca 515

ハンバーグを食べ終えると、スキレットの底にかなりソースが残っていることに気が付いた。

このソースをすべて残さずに食べたい。

しまった、おにぎりを一つ残しておけばよかった。

この残ったソースにおにぎりを投入し、即席のおじやにして最後の一滴まで堪能したかった。

Cafe Cocca 515

食事を終えると同時に間髪入れずに運ばれてきた『悶絶パンケーキ

驚いたことに、片手鍋での提供。

なんと豪胆な。

Cafe Cocca 515

カスタードクリームの上にはキューブ状にカットされたバナナ。

オーブンで焼いているようだ。

Cafe Cocca 515

ドリンクは『レモンジンジャーエール

Cafe Cocca 515

カスタードとバナナの甘い香り。

Cafe Cocca 515

甘さと甘さがせめぎ合う、甘さの超肉弾戦。

甘さを求める欲望に忠実で、どストレート。

Cafe Cocca 515

パンケーキ。昔ながらの言いかたをすればホットケーキ。

たしかにホットなケーキだ。

Cafe Cocca 515

ふかふかのパンケーキ。

たとえば、ビルの3階か4階から地上のアスファルトに向けてダイブしたとしても、地面にこのパンケーキが敷き詰められていたら、たぶんなんとか無傷でやり過ごせるんじゃないか? と、そんなふうに思えるほどふかふかだ。

おそらく窪塚洋介なら何とかなるんじゃないか?

いや、ならないか。

Cafe Cocca 530

食レポなんかでよく見聞きする「甘すぎない上品な甘さ」ってんじゃ全然なくて、ちゃんとしっかりと甘い。

でも決してクドイような甘さではない。

Cafe Cocca 530

スポンジの部分は卵黄の色が良く出ている。もしかして卵多め?

バナナがフルーティーな甘みを添えている。

Cafe Cocca 515

パンケーキを食べ終えて一息つく。

店内にはカエルをモチーフにした置物が多数飾られている。

Cafe Cocca 515

会計のとき、ふとレジの横を見るとトウモロコシのドレッシングが販売されていた。

 

絶品皮パリグリルチキン&絶望パンケーキ

Cafe Cocca 530

開店10分前にお店へと到着。

しかし、すでにお店の扉の前には3組の客たちが並んでいる。

Cafe Cocca 530

開店時間ちょうどに扉が開き、客は順番に席を案内される。

カウンター席にはすでに1人の女性客が座っていたので、奥の2人掛けのテーブルを使わせてもらうことにした。

Cafe Cocca 530

何をさておき、まずはメシを食わねば。

メニューの中から絶品と銘打つ『皮パリグリルチキン』を注文する。

3種類のソースを選べるが、基本のCocca風 甘辛トリテキでお願いした。

Cafe Cocca 530

まずはスープ。

Cafe Cocca 530

そしてサラダ。

甘みのはっきりとしたドレッシングはなんだか不思議な味だ。

トウモロコシで作ったドレッシングなのだと種明かしされても、それでもやっぱり「不思議な味だなー」と思う。

Cafe Cocca 530

今まで誰もトウモロコシでドレッシングを作ろうとしなかったのだろうか?

ふとそんなことが気になって、ネットでトウモロコシのドレッシングを調べてみるた。

するといくつかのメーカーから商品がリリースされていることを知った。

しかし、その多くはクリーミーさを全面に押し出していて、なにかコーンポタージュのドレッシング版のような感じだ。

でもこの店のドレッシングはそうじゃない。サラっとしてさっぱりしていて、でも甘みと旨味がちゃんと濃厚。

ホントに不思議なドレッシングだ。

Cafe Cocca 530

で、いよいよ『皮パリグリルチキン Cocca風 甘辛トリテキ』のお出まし。

Cafe Cocca 530

ああ、ちくしょう!!

なんて良い色ツヤ照りをしていやがるんだ!

こりゃたまんねー!

Cafe Cocca 530

付き合わせの野菜もたっぷりだ。

Cafe Cocca 530

ご飯は大盛りでオーダーしたので、雑穀米のオニギリが3つ。

Cafe Cocca 530

一切れつまんでパクっと。

ああコレだよ、コレコレ。

チキンの皮はパリっとして、でもって中から肉汁がじゅわーっと。コレだ。

Cafe Cocca 530

お肉は前列と後列の2段構え。

何気にボリュームがものスゴイ。

Cafe Cocca 530

皮はパリパリに焼き上げられている。

余計な脂が落ちていてヘルシー。

ハンバーグ同様に焼きに対する相当なこだわりが伝わってくる。

Cafe Cocca 530

「言うてもカフェメシでしょ?」だなんて侮ってはいけない。

こりゃガッツリ系のメシだ。

Cafe Cocca 530

付け合わせの野菜には、ハンバーグの時には無かったキャベツが追加されている。

キャベツはトリテキ専用アイテムか。

Cafe Cocca 530

そういえば雑穀米って意外と高いんだよな。

ちょっと調べてみたら、1kg2,000円とかするから、へたなブランド米よりもずっと高価。ちょっと驚いた。

Cafe Cocca 530

最近になって気が付いたこと。

それは、レンコンを見るとどうしても写真を撮りたくなってしまう、ということ。

あらためて見ると、レンコンって不思議な形をしている。

じつに魅力的だ。

Cafe Cocca 530

おにぎりは素手で食べたいところだが、しかし写真を撮るたカメラを持つので手がベタつくのはちょっと困る。

なのでお箸でいただくことにした。

Cafe Cocca 530

ボリュームたっぷりのパリパリチキンも、残すところ最後の1つ。

美味かった。

Cafe Cocca 530

食事を終えると、すぐにチャイが運ばれてきた。

スタッフさんたちは、客の食事の進行状況をよく見てらっしゃる。

Cafe Cocca 530

不思議な雰囲気のスプーン。インドっぽい。

Cafe Cocca 530

で、こちらが『絶望パンケーキ

Cafe Cocca 530

黄金色に輝くカスタードの大地。

その上には天を突き破るように渦を巻く

巨大なホイップクリームのトルネード!!

 

そして、その純白のうねりの中は・・・

 

甘味の暴風域・・・ッッ!!!

 

た、大変だ。

こんなものに巻き込まれたら、全身がホイップまみれになっちまう。

Cafe Cocca 530

土台となっているパンケーキは、前回いただいた『悶絶パンケーキ』と同じもの。

つまりカスタードクリームと焼きバナナ。

Cafe Cocca 530

それではケーキ入刀です。

Cafe Cocca 530

さっそくパクっとひと口。

あっ・・・あんまー!!

Cafe Cocca 530

そういえばメープルシロップを追加で注文したんだった。

Cafe Cocca 530

メイプルどばー

Cafe Cocca 530

アッ・・・

 

    あっ・・・

 

 ああ・・・ッ!

 

あっ、あんまぁアァァァッッ!!!

Cafe Cocca 530

なんというか甘さの限界を目指してアクセルをベタ踏みって感じ。

床が抜けるほどのフルスロットル。

Cafe Cocca 530

甘さに甘さを重ね、そしてさらに甘みを加える。

甘さの限界を目指してつッ走る。

Cafe Cocca 530

この甘さ容赦なし

血糖値とか、中性脂肪とか、血液検査とか。

そういう面倒なアレコレはいったん忘れて、今はただこの甘さの嵐に身を任せよう。

そして次回の健康診断のときに改めて『絶望』することにしよう。

Cafe Cocca 530

最後までホイップたっぷり。

トッポも真っ青。

Cafe Cocca 530

パンケーキとの格闘で、すっかり忘れていたチャイ。

振り掛けられたシナモンが爽やかな香りが胸を抜けていく。

よくばりさんプレート(和風ソース)&オトナの黒い誘惑

Cafe Cocca 558

この日は『ガパオごはん』を食べようと決めてきた。

ガパオごはんってタイ料理のガパオライスのことだろう。

ナンプラーとバジルさえあれば、自宅でも意外と簡単に本格的な味を再現できるので、たまに作っている。

Cafe Cocca 558

ところが、この日は『ガパオごはん』は品切れ。

どうやら食材の都合が付かなかったっぽい。

それじゃ、代わりにナニを食べようかとメニューをあさると、春限定の『ハンバーグ ゴーダチーズのクリームソース』なんてのがある。

コイツにココロが揺さぶられるが、しかしできれば期間限定メニューではなく、通年提供されているレギュラーメニューを食べておきたい。

Cafe Cocca 558

ということで、レギュラーメニューの『よくばりさんプレート』を選択。

ハンバーグ、ハーフグリルチキン、グリルベーコンがワンプレートで提供される。なるほどこれは相当よくばりさん向けのメニューだ。

どうせ欲張るのならハンバーグ(150g)はダブル(×2)で注文だ。

ソースは基本の和風で。

Cafe Cocca 558

夏の始まりの季節となり、フローズンドリンクがラインナップされていた。

それにしても『しゃこしゃこ』というネーミングセンスに脱帽だ。

Cafe Cocca 558

でもやっぱりパンケーキを食べよう。

やはり仕入れの関係なのだろうか、この日はあいにくと『絶望パンケーキ』と『偽絶望パンケーキ』が欠品。

Cafe Cocca 558

ということで『 オ ト ナ の 黒 い 誘 惑 』を注文することに。

なんてステキなネーミング。

これこそがまさに声に出して読みたい日本語ってやつだな。

Cafe Cocca 558

まずはスープとサラダ。

Cafe Cocca 558

そしてこちらが『よくばりさんプレート

和風ソースは醤油ベースに酸味が効いたさっぱり風味。

それが料理全体に回しかけられていて、とてもいい香りを漂わせている。

Cafe Cocca 558

プレートを裏から見るとこんな感じ。

ハンバーグ、チキン、ベーコンと、動物性タンパク質がモリモリな肉の山。

Cafe Cocca 558

相変わらずチキンの皮はパリッパリのカリッカリ。

お肉のサイズこそハーフサイズだが、その仕上がり具合はレギュラーサイズ同様に手抜かり無し。

Cafe Cocca 558

酸味のある和風ソースが良く合う。

Cafe Cocca 558

こちらは前回以上に強烈な焼きが入ったハンバーグ。

焦げる寸前の一歩手前までのギリギリなラインを果敢に攻めている。

Cafe Cocca 558

しかし、ギリのギリまで攻めるがゆえに、焼き具合のコントロールは超シビア。

この日は少しばかり攻めすぎな感じ。

Cafe Cocca 558

ギリギリのラインを、つま先がちょっと超えて「コゲの領域」に入りかけている。

でもまぁ気になる程ではないし、それにまずはそのアグレッシブな攻めの姿勢を評価したい。

Cafe Cocca 558

こちらはベーコン。

その昔、なぜか燻製作りにハマっていた時期があって、よくベーコンを自作していた。

週末が来るたびにベーコンを作っては食べ、作っては食べしていたものだから、ベーコンに関してはうるさい方だと自負している。

Cafe Cocca 558

さてこちらのベーコンはどうだろう。

ひと口食べてまず驚いたのはそのスモーキーさ。

この強いケムリの風味はおそらく手作りベーコンと見てまず間違いない。

肉質も良く、厚めのカットがうれしい。

これは美味いベーコンだ。

Cafe Cocca 558

言い忘れていたけれど、おにぎりは塩は振られていないプレーンな仕上げ。

Cafe Cocca 558

ハンバーグの総重量は300グラム。

文句なしの大ボリューム。

Cafe Cocca 558

それにしてもこの攻めの焼き加減だ。

もし仮に自分がカフェを経営していて、そしてメニューでハンバーグを出すとしたら、絶対ここまで攻めた焼きはできない。

もっと弱腰だ。

きっと無難な焼き加減で、どこにでもある平凡な焼き加減のハンバーグを作ってお茶を濁すことだろう。

Cafe Cocca 558

そういえば、よく「果物は腐る寸前が一番うまい」なんて聞いたり言ったりする。

ご存じのように、果物は時間とともに熟成が進み、それと同時に甘みが増していく。

甘さは完熟と共にピークを迎え、それ以上熟成が進むと、果物は「腐敗」が始まる。

つまり完熟と腐敗の境界線ギリギリが、果物が一番美味しいくなるタイミングってことなんだろう。

Cafe Cocca 558

この理屈はひょっとしてハンバーグの場合も同じなのだろうか?

たとえばフライパンでハンバーグを焼くとき、最初は生の赤い挽肉の塊も、時間と共には徐々に褐色に変化し、やがて肉の焼ける良い香りを漂わせはじめる(メイラード反応)。

時間と共に美味くなっていくというのは、果物における熟成と完熟のプロセスと同様だ。

そしてハンバーグに十分に熱が通った後も、さらに過熱を続けると、やがてハンバーグは「焦げ」はじめる。

これも果物が完熟から腐敗へと移るのと同じ。

だから果物が「腐る寸前が一番美味い」というのなら、ハンバーグも「焦げる寸前が一番美味い」と言えるのかもしれない。

Cafe Cocca 558

ということは「ブサカワイイ」とか「キモカワイイ」も同じことなのか?

果物における完熟と腐敗のように、「キモい」と「カワイイ」の境界ギリギリを攻めて、その結果カワイイということなのか?

いや。

ぜんぜん違うか。

Cafe Cocca 558

さて今回ちょっぴり気になったのが、料理をのせた器が木製であること。

この店で最初に食べた『職人さんの手ごねハンバーグ』や、前回いただいた『皮パリグリルチキン』は、料理は鉄製のスキレットで提供された。

しかし今回の『よくばりさんプレート』は木製のプレートでの提供だ。

Cafe Cocca 558

それがどういうことかと言うと、食事の後半、最後のころには料理がけっこう冷めてしまう。

Cafe Cocca 558

つまり、ちんたらと写真を撮っているヒマなどない。

冷めるのがイヤなら、ガツガツとかっ込むべし。

Cafe Cocca 558

食事を終えるとドンピシャのタイミングでアイスコーヒーが届く。

Cafe Cocca 558

そしてこちらが『オトナの黒い誘惑

Cafe Cocca 558

チョコレートソースの大海原。

こいつがまた魅惑的な甘ったるい香りをプンプンとまき散らしやがる。

Cafe Cocca 558

その上にはホイップクリーム、アイス、ラズベリーとブルーベリーのジャム。

Cafe Cocca 558

そしてビーツのアイス。

この赤いアイスを見たとき、ふいに「人間の色覚」についての話を思い出した。

料理とは全然関係の無い話なので恐縮だが、せっかくなのでここに書いておきたい。

Cafe Cocca 558

われわれ人間は色覚を持っている。

それはどういうことかというと、つまりは色を認識する能力があるということ。

人間の色覚は3色型色覚と呼ばれるもので、3種類の色(光)の受容細胞を持っている。

3種類の色とはRed)、Green)、Bule)の3色。

それぞれの色の頭文字をとってと呼ばれる。

人間が認識するさまざまな色は、この3つの色の組み合わせからできている。

Cafe Cocca 558

しかし、まれに4つ目の色を知覚できる人間が存在する。

4色型色覚の持ち主だ。

 

一般的な3色型色覚者が100万色を知覚できるのに対し、4色型色覚者はその100倍となる1億色を知覚することできる(=スーパービジョン)

そのため、色を識別する能力が段違いに高い。

つまり4色型色覚者は、より多彩な色の世界に生きているとも言える。

 

この色覚を持つのは圧倒的に女性が多く、女性の12%の人々がこの4色型色覚の持ち主なのだそうだ(25%や50%との説もある)。

Cafe Cocca 558

4色型色覚者がRGBにプラスして知覚できる4つ目の色(光の波長)は赤に近いオレンジ色

ということはつまり、4色型色覚者は赤い色に対して敏感な視覚を持っていると言えるのかもしれない。

 

これはなんとなく納得できるというか、経験的に合点がいく話だ。

なぜなら、ときたま「女性は赤い色に敏感だな」と思うことがあるからだ。

 

たとえば口紅の色

口紅はさまざまな色をラインナップしているが、中心となるのは赤系統の色。

男から見ればそれらは多少の違いはあるにせよ、結局のところどれも同じような「赤」にしか見えない。

しかし女性たちは微妙な赤の違いを明確に感じ取っているようで、ときに色の選択に対して強いこだわりを見せる。

Cafe Cocca 558

もしかしたら、この男女の色に対する感受性の違いが「カワイイ」ものを認知、識別する能力の差になって表れているのではないか?

うーん、いや、どうなんだろう?

書いてみたけど、結局はよく分からない。

 

あと、4色型色覚を持っていたとしても、それが非アクティブ(つまり機能しない)人の方が多いらしい。

Cafe Cocca 558

さてパンケーキに話を戻そう。

ベリーのジャムとビーツの酸味がとても良い。

チョコレートの甘さとのコントラストが見事で、甘くなった口のなかをさっぱりとリフレッシュしてくれる。

このお店でいただいた3種類のパンケーキの中では、この『オトナの黒い誘惑』が一番好み。

Cafe Cocca 530

お会計の時にベーコンは手作りなのかと聞いてみると、手作りのものではないそうだ。

でも美味しかったからぜんぜんOK。

お客さんにより満足度の高い商品を提供する。より美味しいものを提供するために外注するのは悪いことじゃない。

Cafe Cocca 558

さて今回の3回の訪店によって、私はカワイイに対するリテラシーを磨くことができただろうか?

 

うーん、どうだろう。

でもちょっぴり「カワイイ」に対するアンテナが高くなったような気がしないこともない。

Cafe Cocca 515

 

Cafe Cocca 572

ところで、こんな本を買ってみた。

ゆたり編集室(著)『茨城カフェ日和 こだわりのお店案内』(メイツ出版、2022年)。

茨城県内にある50店のカフェを紹介した本。

Cafe Cocca 572

で、この本の中に今回ご紹介した『Cafe Cocca』を発見。

キャッチフレーズは「小さな幸せが訪れる笑顔が笑顔をつなぐカフェ」。

うん、カワイイ

 

ちなみにこのブログでも取り上げた以下のお店も掲載されていた。

【ラ・ターブル・ドゥ・イズミ】スコーンをお好きなだけ召し上がれ@茨城県ひたちなか市

【city cafe and space】女性に大人気のカフェは料理も美味!だから男子もガンガン食べに行こう@茨城県水戸市

Cafe Coccaの基本情報

Cafe Coccaの場所はこちら

Cafe Coccaの基本データ

 Cafe Coccaの基本データ 

 住  所 

 〒311-4143 茨城県水戸市大塚町2004−58

 電 話 

 029-291-4500

 営業時間 

 11時00分~18時00分

 定 休 日 

 月曜日

 Web 

Cafe Coccaメニュー

 Cafe Coccaのメニュー 

 ランチメニュー 

 職人さんの手ごねハンバーグ
  1,210円
 職人さんの手ごねハンバーグ(ダブル)
  1,650円
 皮パりグリルチキン
  1,155円
 ガパオごはん
  1,150円
 よくばりさんプレート
  1,590円
 よくばりさんプレート(ダブル)
  1,980円
 サラダセット
    330円
 ドリンクセット
    330円
 どっちもセット
    440円

 パンケーキ 

 スタンダード(ふつうサイズ)
    770円
 スタンダード(ハーフサイズ)
    550円
 キャラメルアーモンド(ふつうサイズ)
    825円
 キャラメルアーモンド(ハーフサイズ)
    605円
 まるごとチョコバナナ(ふつうサイズ)
    880円
 まるごとチョコバナナ(ハーフサイズ)
    605円
 胸キュンごろごろベリーベリー(ふつうサイズ)
    935円
 胸キュンごろごろベリーベリー(ハーフサイズ)
    660円
 悶絶パンケーキ(ふつうサイズ)
  1,045円
 悶絶パンケーキ(ハーフサイズ)
    715円
 絶望パンケーキ(ふつうサイズ)
  1,320円
 絶望パンケーキ(ハーフサイズ)
    880円
 偽絶望パンケーキ(ふつうサイズ)
  1,320円
 偽絶望パンケーキ(ハーフサイズ)
    880円
 オトナの黒い誘惑(ふつうサイズ)
  1,100円
 オトナの黒い誘惑(ハーフサイズ)
    770円

 ドリンク 

 Coocaブレンド
    500円
 マタハリブレンド
    500円
 ほっこりカフェラテ
    600円
 キャラメルマキアート
    600円
 しあわせカフェモカ
    600円
 トロピカルティー
    660円
 フランボワーズティー
    660円
 ピーチティー
    660円
 レモンソーダ
    660円
 ラズベリーソーダ
    660円
 パッションフルーツソーダ
    660円
 レモンジンジャーエール
    660円

 パンケーキカスタマイズ 

 メープルシロップ
     90円
 キャラメルソース
     90円
 チョコレートソース
     90円
 カスタード
    110円
 ミックスベリー
    220円
 バニラアイス(ちいさめ)
    110円
 バニラアイス(おおきめ)
    220円
 ホイップクリーム  15g
     55円
 ホイップクリーム  50g
    165円
 ホイップクリーム 100g
    275円
 パンケーキ2枚目
    495円
 パンケーキ3枚目
    440円