【暖宝】人気の白みそラーメン@茨城県ひたちなか市

急にラーメンが食べたくなって、ひたちなか市で人気のラーメン店「暖宝」で名物の白みそラーメンを頂いて来た。

暖宝の白みそラーメン

やあ、諸君ごきげんよう。

ぼっちメシ研究所のjamだ。

 

私が今日のランチに選んだのは、ひたちなか市の大人気のラーメン店、暖宝だ。

この店には10年以上前に何度かお邪魔したことがある。その当時から暖宝は名物の白みそラーメンが評判のラーメン屋だった。

もうすでに10年以上もひたちなか市の人気店のトップを走り続けるトップランカーそれが暖宝。

当時、お店を訪れた印象は確かに美味しいラーメンを頂けるお店。しかし駐車場での車の出し入れに難儀したおぼえがある。

そのせいなのか、その後は今日に至るまでこの暖宝を訪れる事はなかった。

暖宝へと向かう道すがら、茨城県の交通マナーに大いにビビる

暖宝を目指して、いつものように、自転車で出発。

途中で何度も道行くクルマにひかれそうになる。相変わらず茨城県民の運転マナーってやっぱりアレだ。

茨城県民の全員がってわけではない。あくまで一部の茨城県民の交通マナーがって話だ。

ひたちなか市 暖宝 通り

例えば、街を歩いていて信号を待つことになった場合

目の前の信号は赤。「はやく青に変わらないかな」なんて考えながら信号を見つめて待つ。

しばらくすると、やっと信号が青に変わり、右足を一歩踏み出す。

しかしその瞬間、たった今踏み出した右足のつま先の数センチ前を、猛スピードでクルマが駆け抜けていく。

信号無視だ。

ひどく身勝手で、危険で、知性の欠片も感じられない野蛮でな動物的な振舞い。

ひな壇に並んだ若手お笑い芸人のような「俺が俺が」と前に出てくるような、卑しくさもしい性根の現れ。

だが悲しいことではあるが、そんな事は日本中の何処でも起きていることだ。別段、こんな光景は珍しいことではないのかもしれない。

さて、それじゃ道をわたろうか

いや、まだ早い。

目の前の横断歩道を渡るのは、まだ早い。

ここ茨城県では、次の一歩を踏み出すのは早すぎる。

最初に信号無視をしたクルマの後にmすぐに次の一歩を踏み出せば今度は間違いなくつま先の上をクルマが駆け抜けていくだろう。

茨城県が他の都道府県と違うのは、最初に信号無視をしたクルマの後に、さらに5、6台のクルマが勢いよく続いて突っ込んでくるってところだ。

茨城県民のとっての信号機とは?

田舎ヤンキーの精神に満ち溢れている一部の茨城県民は、信号機を「ときたま色が変わる不思議な棒」くらいの物としか認識していない。

「赤は止まれ」なんて、そんな戯言は都市伝説とか、エセ化学とか、アメリカンジョークの類だと信じきって疑わない。

また茨城県には「強い=エラい」という実に単純で、分かりやすいヒエラルキーが存在する。

ここ茨城では強い物がとにかくエラいのだ。これは茨城県民にとっては絶対の真理だ。

少なくとも一部の茨城県民にとっては。

茨城県の日常風景

「クルマは走る凶器」なんて、昔からよく言われてきた。

茨城県民はその凶器に乗ると、とたんにその本性をむき出しにする。

エラくはない交通弱者の歩行者や自転車は、エラいクルマ様たちに遠慮しつつ、弱者らしく道の端っこをビクビクと進み、一部の茨城県のドライバーは謎の自信に満ちあふれ、我ら交通弱者に対して皆がみな路上の王様のように振舞う。

 

だからしょっちゅう事故を起こす。

死にそうになりながらも、なんとか人気のラーメン屋さん暖宝に到着

さらに2、3度ひかれそうになりながらも、なんとか暖宝に到着。

この店のイマイチ停めづらい駐車場も、今日は気にならない。

なぜなら今日は自転車で来たから。

ひたちなか市 暖宝 暖簾

さっそく暖簾をくぐって店内へ。

ひたちなか市 暖宝 壁のメニュー

店の入り口を入ると、正面の壁にはメニューの木札がぶら下がっている。

あぁ、十数年ぶりだけど、やっぱりこの店の名物、白みそラーメンは健在だ。

先客は1組だけ。上品な2人連れのマダムが入り口すぐのテーブルに。

今日も恥ずかしいくらいにぼっち丸出しの私なのだが、カウンター席の端に座ってしまうと、あまりにもマダムたちに近すぎて、ちょっと申し訳ない。

ひたちなか市 暖宝 (15)

ぼっちなりの勇気をふり絞り、端から2つ目の席に座って、壁にかかるメニューの木札を眺めた。

何度もテレビの取材をうけているようだ。

店の壁には出演した番組のパネルが誇らしげに飾られていた。

オーダーは白みそチャーシュー大盛りで

歳をとると、どうしても濃い味付けを敬遠してしまい、醤油や塩味などのあっさりとしたラーメンに心が惹かれてしまう。

加齢とともに、胃や腸は弱くなる。しかし、それに反比例するかように加齢臭は強くなる一方だ。

これが人体の不思議というやつだろうか?

ま、それは置いておいて、今日は久々にコクのある味噌ラーメンをガッツリと行くことにしよう。

ひたちなか市 暖宝 店内の様子 (1)

文句のつけようもなく、明るくて、広くて、清潔な店内。

10数年前も今日と同じような印象を持ったのを憶えている。

小上がり卓にはさりげなく「お子様用の椅子」が用意されているのもすばらしい心遣い。

ひたちなか市 暖宝 店内の様子 (3)

すみずみまで清掃がいきわたる完璧な店内。

ひたちなか市 暖宝 店内の様子 (2)

ぼっち専用席のカウンター。

この席に座るぼっちたちは、「清潔で、広くて、日が差し込む明るいテーブル席」側に背を向けて座るようになっている。

これはまさにぼっち向け特等のS席。我々ぼっちの楽園(パラダイス)。

このカウンターは5席だったと思う。

5ぼっちも受け入れてくれるこの店の懐の深さに、思わず瞼に熱いものがこみ上げる。

 

カウンター席の向こう側には調理場があり、ガラスで仕切られている。ホールスタッフは2名。

目の前の調理場では主人がラーメンを作り、ホールスタッフは出来上がったばかりの湯気が吹きあがるアツアツのラーメンを客席に運ぶ。

カウンターの右側、やや後方の壁にはメニューがぶら下がっている。

 

身体をひねって、カウンター右後ろの壁に掛かっているメニューを見ていると、スタッフさんが注文を取りに来た。

せっかく暖宝にきたんだから、名物の白みそは外せない。

白みそラーメンの種類はノーマル、五目、コーン、ねぎ、チャーシューがある。

ここはチャーシューだろう。私はチャーシューが好きし、きっとチャーシューも私のことが好きなはず。

よし、白みそチャーシューメンの大盛りだ。

身体をひねったままの態勢で、スタッフにオーダーを伝える。

ひたちなか市 暖宝 メニュー (2)

壁のメニューを見るためによじりによじった体をもとに戻すと、目の前にメニュー立てかけてあった。

それも写真付きで。

ひたちなか市 暖宝 メニュー (1)

ひたちなか市 暖宝 (17)

私の後から白い作業着を着た男性一人が入店した。

私の座る席から1つ席を空けてその男性が男カウンターに座り、スタッフの女性に注文を伝える。

「白みそとギョウザ」

私はこの時、初めてこの店のギョウザが白みそラーメンと双璧をなす名物であることを知った。

あらためて店内を良く見てみると、ギョウザを造るために夜は営業をしない日もあるようだ。

「毎週水曜日の夜営業はキョウザ製造の為 休ませて頂きます」

ギョウザは3個と5個の2パターンが用意されていた。

 

名物と知っていれば、私もギョウザをオーダーしていたのに・・・しかし、今さらギョウザを追加注文しても遅い。

今からギョウザを追加したとしても、きっとギョウザが届くのはラーメンを食べ終えるころ。

ただギョウザだけを食べるってのは、なんとも寂しい。

ああ、なんてこった、これは完全なリサーチ不足。

できるなら初めからやり直したい。信号を無視したクルマにひかれそうになったあの時は除いて。

白みそチャーシューメンが到着

ひたちなか市 暖宝 お箸

目の前には箸立て。

プラ製の箸なので「なんか麺が食べにくそうだな」とか思っていると、女性スタッフが白みそチャーシューメンを運んできてくれた。

ひたちなか市 暖宝 白みそチャーシューメン 全体

なかなか見事なルックス。

女性スタッフさんじゃなくてこの白みそラーメンが。

できたてのラーメンからは湯気がもうもうと立ち、スープから立ち上る味噌の香りがたまらない。

ひたちなか市 暖宝 白みそチャーシューメン (11)

黄色いコーンの上にトッピングされた真っ赤な豆板醤は、ラーメンのビジュアルをワンランク、もしくはツーランクは引き上げている。

ひたちなか市 暖宝 白みそチャーシューメン チャーシュー (1)

チャーシューは厚切りでデカイ。

ひたちなか市 暖宝 白みそチャーシューメン 卵

ゆで卵。

ハードボイルドされた卵が半分。

ひたちなか市 暖宝 白みそチャーシューメン メンマ

メンマは控えめ。

ひたちなか市 暖宝 白みそチャーシューメン わかめとねぎ

ねぎとわかめ。

ひたちなか市 暖宝 白みそチャーシューメン 麺 (3)

麺は太麺。

個人的にはこの麺は太麺って認識だが、ひょっとすると今時は中太麺くらいに分類されるのかもしれない。

うどんのような感じの麺で、食感もウドンぽい。

ひたちなか市 暖宝 白みそチャーシューメン チャーシュー (5)

スープはやっぱりコクがある。10数年前と同じあの味だ。

当時、タウン誌の記事でこのラーメン屋と白みそラーメンの存在を知った。その記事ではこの白みそラーメンには「ミルクが使われている」と書かれていて、とても興味がそそられた。

しかし、この店に来てみると、メニューには「ミルク」とか「牛乳」なんて単語はどこにもなかったし、実際に食べてみた白みそラーメンからも、ミルク的な風味を感じることができなかった。

それは今回も同様。

この店内はもちろんのこと、暖宝の公式サイトにも「ミルク」や「牛乳」なんて単語は見当たらない。

ミルクの話は見間違いだったのだろうか、それとも誤植とか、ガセの類だろうか。いったいミルクは何処から出てきたのだろう?

ひたちなか市 暖宝 白みそチャーシューメン 麺 (1)

太くてストレートな麺を持ち上げると、ずっしりと重い。

麺を口に運ぶたびに握力が要求される。

重い。

味の比喩表現ではなくて、物理的に麺が重い。

 

麺はとても噛み応えがある。グルテン質がいい仕事をしている。

それにしてもこの麺を口に運ぶにはたいへんな握力がいる。

太い麺が絡み合い、麺がプラスチック製の箸でリフトされることを頑なに拒む。

麺は仲間同士で固まって、ドンブリの底から私を見上げている。

この太い麺に対して、ツルツルのプラ製の箸はちとキツイ。

 

スープは味噌のコクがあって美味しい。昔の記憶のままだ。でもこのラーメンのビジュアルに華を添える真っ赤な豆板醤は、オーバーキャスト。デフォルトでは「無し」にして、トッピングメニューにしても、いいような気がした。

それと太くてストレートな麺は、せっかくコクのあるスープとはあまり絡んではくれない。

なんだかちょっとスープと麺がかみ合っていないような気がする。

 

ふいに、私はラーメンはあまり好きではなかったことを思い出した。

いや思い出すと言うより、実感した。

ラーメンは「早く食べないと、麺が伸びる(=不味くなる)」と脅迫されているような気になってしまい、なんだか急かされているようで、私は落ち着いて食べることができない。

そのため一回の食事としての満足度が、定食などに比べると、相対的に低いのではないかと考えている。あくまで、私の場合だが。

 

それなのに、今日はなぜ急にラーメンが食べたくなったのだろうか?

ひたちなか市 暖宝 白みそチャーシューメン チャーシュー (2)

マイルド・ドラッグ。

食品の中には、麻薬や、ニコチンや、アルコールのように「依存性が高い食品」がある。

このような食品はマイルド・ドラッグと呼ばれている。

カカオ、カフェイン、炭酸などを含む食品。たとえばチョコレート、コーヒー、コーラ、エナジードリンクの類。

 

そして精製された糖質、塩分、脂質によって作られる食品。

たとえば、ピザ、丼物、ハンバーガー、ポテトチップス、そしてラーメン

 

これらの食品は、麻薬とおなじメカニズムで我々の脳に特別な快楽と多幸感と依存を与える。

その結果、我々はまるでジャンキー(中毒患者)のように「もっと食べたい、もっと欲しい」という欲望に駆り立てられる。

 

人がこれらの食品を「食べたい」と思うのは、かならずしも「美味しいから」という理由だけによるものではない。食欲とはまったく別の欲求が原因となっている。

ジャンキーが離脱症状(禁断症状)に苦しみ、また麻薬に手を出すのと同じ理由で、マイルド・ドラッグに乗っ取られた脳は、またその食品を食べたがる。

 

私も数年前、頻繁に近所のラーメン屋に通っていた時期がある。その店はさほど美味くはないラーメン屋だったけど、なぜか私は「美味くない」と理解しながらもずっとその店に通い続けていた。

その後、痛風を患ったことで、自然とそのラーメン屋に通うことは無くなったけど、あの頃の私は確かにラーメン・ジャンキーだったのかもしれない。

 

しかし、今日の私はなぜ突然ラーメンが食べたくなったのだろう。

2、3日前に喜多方で食べたラーメンが、私の脳にラーメンへの依存を植え付けたのだろうか?

あの一杯のラーメンによって私は、マイルド・ドラッグという底なし沼に、片足を突っ込んでしまったのか。

いや、例えそうだとしても、沼に突っ込んだのは、くるぶし程度のものだろう。

 

そうだ、その証拠にマイルド・ドラッグの禁断症状をやわらげるだけなら、あの近所の「美味くない」ラーメン屋でも十分なはずだ。

今日は純粋に美味いラーメンが食べたくなった。だからわざわざここ、暖宝まで来たんだ。

おかげでサイコーにぶっ飛べる極上のブツ(ラーメン)をキメることができた

すっかりガンギマリ。気分アガるぜ。

 

ちなみに依存性がもっとも高い食品はチーズだそうだ。その逆に、依存性がもっとも低い食品はキュウリ。

たしかにキュウリに依存しているヤツなんてカッパくらいのものだろう。

ひたちなか市 暖宝 水差し

各テーブルとカウンターには水が入ったタンブラーが置いてあって、いつでも良く冷えたお水が飲める。

そのタンブラーがサーモス製なのには驚いた。

こんなのあるんだ。

ひたちなか市 暖宝 店の前の駐車場 (1)

お店の前の駐車場。

クルマはこの白線に沿ってナナメに停める。

ひたちなか市 暖宝 店の前の駐車場 (2)

写真をとって、道を挟んだ反対側にも駐車場があることに気づいた。

ひょっとして、昔からあったのか。

ひたちなか市 暖宝 第二駐車場の看板

暖宝の第二駐車場。

ひたちなか市 暖宝 第二駐車場

こちらの駐車場は舗装されていなかった。

1台クルマが停まっていて、そのクルマは店の前の駐車場と同様にナナメに停められていた。

 

さて、クルマに気を付けながら帰るとしよう。

暖宝の場所はここ

暖宝のメニュー

 

 暖宝のメニュー 

 手打ちめん 
 白みそらーめん
    800円
 コーン白みそらーめん
    900円
 五目白みそらーめん
    950円
 ねぎ白みそらーめん
    950円
 ちゃーしゅう白みそらーめん
  1,050円
 みそラーメン
    700円
 コーンみそラーメン
    800円
 五目みそラーメン
    850円
 ねぎみそラーメン
    850円
 ちゃーしゅうみそラーメン
  1,000円
 しょうゆらーめん
    600円
 もやしらーめん
    750円
 五目らーめん
    750円
 ワカメらーめん
    750円
 ちゃーしゅうらーめん
    950円
 たんめん
    700円
 ちゃんぽんめん
    800円
 しおバーターらーめん
    800円
 五目たんめん
    850円

 総 菜 部 

 野菜いため
    650円
 肉野菜いため
    800円
 ぎょーざ
    500円
 ビール(中ビン)
    600円

 飯   部 

 チャーハン
    700円
 ライス
    200円