【おにぎり 香瞳(こうどう)】老舗のDNAを受け継いだ名物「みそやき」はめちゃ美味だからたべてみて@茨城県鉾田市

ホカホカに炊き上げたごはんのど真ん中に、お気に入りの具を詰めて握り、ゴマと塩をふって海苔でまく。

たったこれだけ。

たったこれだけの工程で、とびっきりのご馳走ができあがる。

ご存じ「おにぎり」だ

 

ここ日本で生まれ育った人間にとって「おにぎり」は、とても身近な食べ物だろう。

おそらく誰もがおにぎりにまつわる思い出や、何かしらの思い入れを持っているのではないだろうか。

 

そんなおにぎりが活躍するのは、外出先での食事。とくに屋外で食事をする場面だ。

たとえば遠足や運動会などの学校行事をはじめ、お花見やドライブなどの行楽、また登山、トレッキング、釣りなどのアウトドア。

ちょっとしたイベントに「おにぎり」は欠かせない。

おにぎり 香瞳(こうどう)

おにぎりは昼食時に食べられることが多い。

仕事をしながらでも片手で食べることができるから、昼の休み時間を犠牲にしてまで働く忙しいサラリーマンの心強い味方。

もしくは私のように、大した仕事をしているわけでもないけれど「忙しい感」や「やっている感」を周囲にアピールしたい人間にとって、なんとなくそんな雰囲気を演出できる重要な小道具でもある。

 

また、おにぎりの出番は昼食に限ったことではない。

手軽に食べられるおにぎりは、忙しい平日の朝の食事にも向いている。

すばやく効率的にエネルギーを摂取することができるから、1日のスタートを切るのにぴったりな食事だ。

 

それに、深夜に小腹が空いたときもおにぎりの出番だ。

「眠る前に食べたら太る」とか「今日はもう寝るだけだから」と、頭では分かっていても、しかし腹がへっていてはどうにも眠ることができない。

そんな時に、背徳感罪悪感に苛まれながら、貪り喰らうおにぎりときたら、これはもう言葉にできないほどの美味さ。

 

というわけで、今回ご紹介するお店はおにぎりの専門店『おにぎり 香瞳(こうどう)』だ。

お店の外観

おにぎり香瞳

自宅から1時間ほどクルマを走らせて、鉾田市の『おにぎり香瞳』に到着。

おにぎり香瞳

店の前が駐車場で2~3台分の駐車スペース。

店舗が北向きのため日陰になっていて、店の前の駐車場には前日に降った雪がまだ残っている。

しかし、この日陰のおかげでショーケースに並べた商品(おにぎり)に直射日光が当たらないため、かえってこの方が都合が良いとのこと。

おにぎり香瞳

店内に入ると「いらっしゃいませー!」と元気よく迎えられる。

お店のオペレーションは、柔らかい雰囲気のご主人と、美人の奥様の2人体制。

お二人とも、じつに誠実そうで温かな人柄がにじみ出ている。

おにぎり香瞳

さっそくショーケースの中を覗き込むと、商品のラインナップはちょいとばかり寂しい感じ。

しかし、それもそのはず。

なにせこのお店『おにぎり 香瞳』の営業開始時間は早朝6:30と、一般の飲食店と比べると、開店時間がめちゃくちゃ早い。

お店の場所が駅にも近いため、おそらくは朝の通勤客がこの店のメインの客層なのだろう。よって商売のピークは朝の通勤時間帯となる。

この日私がお店に伺ったのはお昼も近い11時過ぎだったので、すっかり商品が売れた後だった。

しかしご安心あれ。

たとえ売り切れてしまった商品であっても注文すればすぐに握ってくれる。

出来立て、握りたてのおにぎりを楽しめるってわけだ。

しかも、そのおにぎりを握るのがお美しい奥様とくれば、これはもう文句の付けようもない。

おにぎり香瞳

この日、お店を訪れた時には、すでにシャケやタラコなどの定番のおにぎりはすでに売り切れとなっていた。

なのでそれらの定番おにぎりを握ってもらうことにした。

おにぎり香瞳

この日は1月の上旬で、年始のサービスとして甘酒が振る舞われた。

甘酒を飲みのみご主人と世間話をしている間にも、奥様はせっせとおにぎりを握る。

おにぎり香瞳

おにぎりを握るスピードがものすごい。

10個ほどのおにぎりを注文したのだが、それが見る間に次々と量産されていく。

思わず見惚れてしまう。

そうしてコップ一杯の甘酒を飲み切る前に、すべてのおにぎりが出来上がった。

おそろしく速い。

さすがプロフェッショナルの仕事だ。

おにぎり香瞳

こちらのご主人のご実家は、福島県いわき市で40年続く老舗のおにぎり専門店うさぎや

その『うさぎや』の名物「みそやき」をこちらのお店でもラインナップしている。

おにぎり香瞳

ちなみに作り置きのおにぎりは温めてくれる。

ありがたい。

おにぎり香瞳

おにぎりの相棒「ほうじ茶」のホットも購入。

ご主人と奥様にお礼を伝え店を出た。

おにぎり 各種

おにぎり香瞳

おにぎりを食べるなら、こりゃどう考えても屋外に限る。

お天道様の下で食べてこその「おにぎり」だ。

ということで、お店から10分ほどクルマを走らせ「県立鹿島灘 海浜公園」へと移動する。

おにぎり香瞳

県立鹿島灘 海浜公園は国道51号線沿い。

近くをクルマで通るたびに気になってはいたものの、いつも駐車場がいっぱいなので入園することをためらっていた。

ということで実際に立ち入ってみたのはこの日が初めて。

入園は無料というのがうれしい。

おにぎり香瞳

園内には遊具や自販機などが設置されている。

もちろんベンチとテーブルも。

おにぎりを食べるのにちょうどいい感じの四阿(あずまや)を見つけた。

ここは「ちびっこランド」というエリアらしい。

近くに設置された遊具では小学生になったか、ならないかってな年頃のお子様たちが大はしゃぎで走り回る。

そしてその傍らには、まだ一年生マダムといった感じの若いママさんたちがおしゃべりに花を咲かせる。

うん、いいぞ。

若いマダムたちを横目チラ見しながら食べるおにぎりは、さぞかし格別なことだろう。

一瞬そんな考えが頭をよぎったのだが、そんな場所で40半ばを過ぎた中年男が独りでおにぎりの写真を激写していたら、これはどう考えても非常に怪しい。

下手すりゃ通報案件にだってなりかねない。

ここはパスだ。

残念だが別の場所を探すとしよう。

おにぎり香瞳

小高い丘の上に休憩所っぽいものを発見。

おお、いいぞ。あそこなら見晴らしがよさそうだ。

階段を昇る。

が、しんどい。

ああ、歳はとりたくない。

おにぎり香瞳

海を見渡すオーシャンビュー。

なかなか悪くない。

でもここって双眼鏡も設置されているし、休憩所っていうよりも、どちらかと言えば展望台って感じだ。

おにぎり香瞳

それに少しばかり土っぽい。

眺めは良いけれど、しかしおにぎりを食べるにはちょっと不向きなロケーションだ。

おにぎり香瞳

他にどこかおにぎりを食べるのにぴったりな場所はないものかと、園内を歩き回る。

せっかくだから海を眺めながら食べたい。

おにぎり香瞳

林の中に三角屋根を発見。

ちょっとばかり遠いが、でもあそこなら人の通りも少なそうだし、ゆっくりと食事ができそうだ。

おにぎり香瞳

日陰には雪が残る。

それにけっこうなアップダウン。

こりゃいい運動になるな。

おにぎり香瞳

10分ほど林の中をさまよい歩いてようやく四阿に到着。

おにぎり香瞳

が、老朽化のためだろうか立ち入り禁止。

ああ、なんてこった。

ポッキリと心が折れる音が聞こえた。

おにぎり香瞳

もと来た道を戻り、結局は公園の駐車場の近くのベンチで食べることに。

ああ、園内をムダに歩き回ったせいですっかり腹ペコだ。

おにぎり香瞳

さて、おまちかね、こちらが『香瞳』のおにぎり。

中の具が分かるようにシールを貼っていただいた。

購入したおにぎりの具材は以下の通り。

  ツナ
  タラコ
  キムチ
  こんぶ
  サケ
  梅おかか
  みそやき
  しょうゆふかし
  五目

合計9つ。

さすがに買いすぎたか?

おにぎり香瞳

ちょっと引いた写真はこんな感じ。

おにぎりの他に、ザーサイ、ぬか漬け、スパイシーチキン、プレミアム納豆唐揚げ。

唐揚げはプレミアムですよ、プレミアム。

おにぎり香瞳

ラップを外す。

いや、もうここに来るまでの道中、ラップ越しに海苔のいい香りが鼻をくすぐって、どうにも辛抱たまらんかった。

おにぎり香瞳

お箸を頂いたのだが、園内を歩き回っているうちにどこかで箸を落としたらしい。

ビニール袋の中には箸袋だけが残っていた。

幸いなことに唐揚げに爪楊枝が付いているので、まぁ箸が無くても問題ない。

おにぎり香瞳

大きさの比較のためにコンビニのおにぎりも購入しておいた。

最近ちまたをザワつかせている「和風ツナマヨネーズ

本当はファミリーマートのものが欲しかったのだが、こちらはセブンイレブンのもの。

おにぎり香瞳

一見すると、コンビニおにぎりひと回り大きく見える。

しかし、香瞳のおにぎりのほうが厚みがある。

また、香瞳のおにぎりは税込み100円、または120円なのに対し、コンビニおにぎりは税込み135円と、ちょっと高い値付けがされている。

そう考えると、おにぎり大きさの差は、つまりは値段の差。

いや、それにしても、今時のコンビニおにぎりって1つ135円(税込)もするのね。

ツナマヨっておにぎりのボトムラインってイメージだったけど、いつの間にかエラくなったもんだ。

おにぎり香瞳

さて、まずはコイツからいってみよう。

おにぎり香瞳

2つに割ると、中身は「タラコ」だ。

さっそくパクっとひと口・・・

 

うんまっ!

 

うん、でもこの美味さは、たとえば焼肉やステーキを食べた時のような、アドレナリンが脳内ではじけて、耳から脳汁がたれてくるようなタイプの美味さではない。

なんとうか、こう、もっとゆっくりと、じーんわりと染み込んでくるような美味さ。

思わず「やっぱ、おにぎりって、うめぇんだなぁ・・・」と、そうシミジミ思わせてくれる。

おにぎり香瞳

お次はこちら。

ちょっと見難いけれども「ツナマヨ

使用しているツナは自家製とのこと。

おにぎり香瞳

こちらは「豚キムチ」。

白菜などは排除し、汁っぽさを無くしたサラッとした仕上がりになるように工夫されている。

それでいて豚とキムチのガッツリ系でパワフルな味付け。

おにぎりに良く合っている。

おにぎり香瞳

このおにぎりに使われている塩がとてつもなく良い。

塩気が十分に効いているのに、でも決して塩辛くはない。

なんとも絶妙な塩加減。

たぶんこれは、塩の粒が大きいことによる効果なのだと思う。

これがもし粒の小さい塩を使っていたのなら、少量の塩を振っただけでは塩味のインパクトが出ない。なんとなく塩気を感じるけど・・・って感じのボンヤリとした味になる。

だからといって小粒の塩を大量に振ってしまったら、おにぎりがむやみに塩辛くなるだけだ。

如何ともしがたい。

そこで大粒の塩の登場ってわけだ。

大粒の塩は舌に触れた瞬間、その存在をしっかりと主張して、しかし主張しすぎることはない。

塩気がバチーンと効いても、使用する塩の総量は少ないから、おにぎりが塩辛くならない。

おにぎり香瞳

さて「おにぎり」と言えば思い出すのはあの有名な物語り。

そう『さるカニ合戦』だ。

幼いころに読み聞かせてもらった経験があるだろう。

この物語りは、おにぎりを持ったカニの親子が、腹を空かせたサルが出会ったことで始まる。

サルはカニの親子にある取引をもちかける。

あなたの持っているおにぎりと、わたしの持っている柿の種を交換しませんか?

 

はぁ?

 

おにぎりと柿の種を交換しろだって? 寝言は寝て言え。

なんとも馬鹿げている。

おにぎり香瞳

普通に考えれば、まったくお話にもならない取引き。

しかし、サルは「おにぎりは、食べてしまえばそれで終わりじゃないですかぁ~。でも柿の種をまけば、秋にはたくさんの柿の実を付けた柿の木が育つんですょ~」と言う。

なるほど、つまりこの取引きは、一種の先行投資ってわけだ。

一理ある・・・かも。

情報商材(秒速で1億円を稼ぐ的なアレ)を売り込むかのようなサルの必死さと、その巧みな話術によって、ついに親ガニは「おにぎり」と「柿の種」の交換を承諾してしまう。

しかし、この取引に応じてしまったがために、カニの悲劇が始まる・・・

おにぎり香瞳

カニは柿の種を植え、柿が育つのを気長に待つ。

やがて季節がめぐり秋になると、柿の木はたくさんの実を付けた。

いよいよ収穫の時だ。

しかし柿の木を前にして親ガニは自分が「木登り」のスキルを持っていないことに気が付く。

ああ、なんてこった! このままではせっかく実った柿を食べることができない!

おにぎり香瞳

そこに現れたのはサル。

なんともわざとらしいタイミングだ。

サルは、木に登ることができないカニに代わって、柿をとって差し上げようと申し出てる。

それはありがたいとカニが了承すると、さっそくサルはスルスルと柿の木によじ登る。

そして実る柿を次々ともぎ取ると、それを木の上でもしゃもしゃと食べ始めたのだった。

おにぎり香瞳

木に登ることができないカニは、大事に育てた柿の実がサルによって喰われ、略奪され、蹂躙される様子をただただ指を咥えて、いや、ハサミを咥えて見ているしかできない。

さっさと柿をよこすようにカニが要求したのだが、しかしサルはそれには応じず、それどころかまだ熟していない硬い柿を投げつけてくる始末。

なんてヒドい奴。

これには思わずドン引きだ。

結局、柿を食べることもできず、ただただおにぎりを騙し取られた親ガニは、サルにぶつけられた硬い柿が致命傷となり、失意のどん底で絶命することになる。

おにぎり香瞳

そして残された子ガニは、無念の死を遂げた親ガニの仇を討つべく、憎きサルへの復讐を天に誓う・・・

 

そう『サルカニ合戦』とは、サルとカニの親子二代にわたる因縁と復讐の物語り

この物語りで語られるのは、子ガニの仲間たち(ハチとか栗とか臼)と、サルの血で血を洗う凄惨な抗争

果てることもなく無限に続く、暴力と憎しみの連鎖。

血塗られた運命の螺旋階段をどこまでも転がり落ちていく、サルとカニ。

その生き様を克明に記録した日本最古のドキュメンタリー。

それが『サルカニ合戦』という物語りなのだ。

おにぎり香瞳

なによりも忘れないでほしいのは、この抗争の発端となったのは、たった1つの「おにぎり」だったという事実。

この物語りから得られる教訓があるとすれば、それは「おにぎりってかなりヤバい」ってことだろう。

おにぎり香瞳

そんな「おにぎり」をめぐり、2022年の年明け早々にある炎上騒ぎが起きた。

出火元は、とある民放テレビ局が放送したバラエティー番組。

その番組のコンセプトは「コンビニ各社の人気商品を一流料の理人がジャッジする」というもの。

その審査員を務めたあるイタリアンレストランのシェフが、大手コンビニエンスのファミリーマートが販売する『和風ツナマヨおにぎり』を痛烈に批評した。

おにぎり香瞳

まず、そもそも「美味しさ」というものは数値化できないものだ。

それだけに味の良し悪しを客観的に判断することは難しく、味の優劣を判断するの基準は個人の嗜好によるところが大きい。

たとえば誰かが「美味い」と評価した料理も、別の誰かが「不味い」と感じることなんて別に珍しくもない。

おにぎり香瞳

要するに、何が美味くて、そして何が不味いのかなんてものは、人それぞれってわけだ。

だから、私はそのシェフの発言に対して特に思う所はなかった。

たぶんその番組を制作した人たちも同じ考えだったのだろうと思う。

おにぎり香瞳

しかし、この批評が予想外に大きな炎を上げることになる。

とくに世間の反感を買ったのは、シェフが和風ツナマヨおにぎりに対して「食べたくない」と発言したことだ。

彼が言うには「このおにぎりは、僕に食べてみたいって気にさせない」ということがその理由らしい。

おにぎり香瞳

そのシェフの言葉を聞いた世のおにぎりガチ勢激おこ

シェフに対する激しいバッシングが巻き起こった。

おにぎり香瞳

その結果、シェフはSNSをはじめとするネット上での活動を全面停止するまでに追い込まれた。

怖い。

なにせおにぎりは、誰にとっても身近な食べ物であるだけに、うかつなことを言えば命取りだ。

あのイタリアンシェフの二の舞とならぬよう、慎重に言葉を選びながら書いていきたい思う。

おにぎり香瞳

さてこちらは「昆布

昆布は大好きな具のひとつ。

なんつっても昆布は旨味のかたまりだし、同じ海産物である海苔との相性もばっちし。

おにぎり香瞳

昆布の中には白ゴマ。

この佃煮も自家製っぽいぞ。

茨城県産コシヒカリは冷めてもふっくら。

おにぎり香瞳

箸休めにザーサイをつまむ。

で、このザーサイがめちゃウマ

コリコリ食感、それにゴマ油と唐辛子が効いていておにぎりに刺激的なアクセントを添える。

それに量もたっぷり。

これが100円ってものすごいバリュー。

もっと買っておくべきだったと、心の底から後悔。

おにぎり香瞳

こちらはぬか漬け。

ちょうど良い漬かり具合。

塩味も、厚みも、酸味も、そのすべてがちょうど良い。

おにぎりに合わせる漬物って、まさにこんな漬物であってほしい。

ぬか漬けって単なる漬物に過ぎないが、けれども料理に対する姿勢というか、料理への愛情がストレートに表れるような気がする。

おにぎり香瞳

残すところ3つ。

すでにお腹はパンパン。

おにぎり香瞳

よく「他人が握ったおにぎりは食べられない」って人がいる。

いや、その気持ちはすごく分かる。

今では全然気にならないが、なぜか若いころはダメだった。

ホントに申し訳ないことだけれども。

もはや若いころの気持ちなんて思い出せないが、なんであんなにイヤだったのだろう?

本能に根差したものなのだろうか?

おにぎり香瞳

こちらは「梅おかか

梅の酸味とおかかの旨味がタッグを組んだ最強の組み合わせ。

おにぎり香瞳

そういえばウチの母親は「梅と昆布」のおにぎりをよく作ってくれていた。

おにぎり香瞳

ラスト2つ。

おにぎり香瞳

王道中の王道。

鉄板中の鉄板「シャケ

もちろんツナマヨも美味しいけれど、でもやっぱりおにぎりの具における絶対王者はシャケだと思う。

おにぎり香瞳

おおとりを飾るのは、名物の「みそやき

こんがりと焼き上げた味噌の香りと共に、ほんのりとニンニクの風味がただよう。

おにぎり香瞳

一応割ってみる。

香瞳のご主人のご実家「うさぎや」のみそやきは、具として小梅が握られている。

が、こちら香瞳のみそやきは小梅を省き、より味噌にフォーカスした仕上がり。

おにぎり香瞳

炙られた味噌がなんともこうばしい。

ニンニクも良いが、七味唐辛子も合いそうだ。

というか、私の実家では七味を振っていた。

おにぎり香瞳

この握り具合。

しっかりと握られているのに、お米はまったく潰れておらず、ハッキリと米の粒が形を残している。

完璧だ。

完璧なおにぎりだ。

ちなにみニンニクはほんのりと香る程度で、匂いはかなり抑えられている。

節度あるニンニクの使い方。

よって仕事のあるウィークデーでも、午後の仕事に差し支えるようなことは無い。

おにぎり香瞳

デザート代わりにおさつチップ。

これで食事を〆よう。

おにぎり香瞳

食後は運動をかねて少し園内を歩いてみる。

おにぎり香瞳

道中、歩道に埋め込まれたカニのプレートを発見。

サルカニ合戦のオマージュだろうか。

おにぎり香瞳

道沿いに進むと、ちょっとした広場があり、海を正面にしてベンチが並べられている。

ここでおにぎりを食べたらさぞかし気分がいいだろうな。

おにぎり香瞳

斜面に1つだけポツンと設置されているベンチ。

ああー良い。

なんだかすんごくイイ。

聞こえてくる音は砂浜に打ち寄せる波の音だけ。

それがまた寂しげで、侘しげで、すごく良い。

あの寂しげなベンチに座って並の音を聞きながら「おにぎり」を食べたかった。

おにぎり香瞳

ここにも四阿っぽい木造のなにか。

階段が付いているので上ってみる。

おにぎり香瞳

お、ここも良いな。

木製のベンチが設置されている。

海も良く見えて、おにぎりを食べるには理想的な場所じゃないか。

ここで食べれば良かった。

おにぎり香瞳

鹿島方面を眺める。

おにぎり香瞳

日立方面。

遠くには大洗の町が見える。

おにぎり香瞳

この広場には石でできた動物のオブジェが置かれている。

おにぎり香瞳

海を眺める羊のオブジェたち。

おにぎり香瞳

園内をブラブラしていると「鉾田の誇り 野菜生産額No.1」の立て看板を発見。

ここ茨城県鉾田市は、農林水産省が発表する市町村別の農業産出額の野菜部門で全国第一位なんだそうで。

へぇ。

おにぎり香瞳

可愛らしい野菜を擬人化した、ちょっとユーモラスなイラスト。

座った目が90年代に日本中の若者たちを熱病のように沸かせた『ウゴウゴルーガ』を思い出させる。

おにぎり香瞳

公園内に併設されている「もぎたて市場

おにぎり香瞳

鉾田産の新鮮なお野菜が並ぶ。

ものすごくでかいカブに目を奪われた。

おにぎり香瞳

でかいカブ。

通常のカブと並べると、そのでかさが一目瞭然。

これぞスーパー・カブだ。

千枚漬けとかに使うものなのだろうか。

おにぎり香瞳

ひょうたんのキーホルダー。

サイケデリックな色合いがグっと来る。

おにぎり香瞳

採れたての野菜たちが売られている。

が、とくに何を買うでもなく店を出て自宅へと帰った。

おにぎり香瞳

こちらは自分へのお土産用に購入したおにぎり。

この日の夜食となった。

香瞳(こうどう)の情報

香瞳(こうどう)の場所はこちら

 香瞳の基本データ 

 住  所 

 〒311-1517 茨城県鉾田市鉾田113−1

 電 話 

 0291-31-3001

 営業時間 

 6時30分~15時00分

 定 休 日 

 なし(不定休?)

 Web 

  公式HP

  twitter

香瞳(こうどう)のメニュー

※ 価格は2022年のもの。

 香瞳のメニュー 

 味付けごはん 

 みそやき
    100円
 しょうゆふかし
    100円
 五目

    100円

 のりむすび 

 塩鮭
    120円
 たらこ

    120円
 明太子
    120円
 梅かつお
    120円
 ツナマヨ
    120円
 牛ささがき
    120円
 ごま昆布
    120円
 しらすおかか
    120円

 お惣菜 

  からあげ
    200円
 メンチカツ
     90円
 コロッケ各種

     60円から