【タイの食卓パクチータイ】マイルドなタイ料理は唐辛子入りナンプラーで悶絶することもできちゃうんだぜ@茨城県水戸市

ときたま無性に辛い料理が食べたくなる。

 

「ふーん、それなら白メシに一味唐辛子をわっさわっさと振りかけて食べてりゃイイじゃん」

 

いやいやいや。

そんなんじゃダメだ。

それじゃ美味しくもなさそうだし、何よりあまりにも悲しすぎる。

タイの台所 パクチータイ

辛い料理を食べたくなった時、真っ先に思い浮かべるのは中華料理やインド料理。

なんとなく辛くてシビれる四川料理や、スパイシーなインドカレーのイメージに引っ張られてしまい、あまりタイ料理へとは思いが至らない。

想像力と知識が貧困なせいだろう。

しかし、辛い料理と言えばタイ料理に尽きる。

何と言ってもタイ王国は、唐辛子の消費量が世界一位の国。

ということで、今回ご紹介するのは水戸で評判のタイ料理のお店『タイの台所 パクチータイ』

 

やぁ諸君ごきげんよう。

ぼっちメシ研究所のジャムだ。

お店の外観

パクチータイ 外観

マンションの1階部分がテナントとなっていて、複数の店舗が軒を並べるその一角に『パクチータイ』がある。

お店の前は広い駐車スペース。

専用の駐車場とテナント共同の駐車場があり、クルマを停める場所には困らない。

店内の様子

パクチータイ 店内

こちらはタイからいらっしゃったご夫婦が営むお店。

店に入ると優しそうなママさんが笑顔で出迎えてくれた。

明るくて清潔な店内。

カウンター席は無くすべてがテーブル席で、2人掛けのテーブルが2つに4人掛けテーブルが5つ。

はてどこに座ろうかとまごついていると、ママさんが「どうぞー」と好きな席に座るように勧めてくれた。

昼の混雑時、ぼっちが4人掛けのテーブルに座るのはさすがに気が引けるので、2人掛けのテーブルに座る。

パクチータイ 店内

しかし座った席は背後と左側が壁になっているため窓の光が届かず、とても暗い。

ママさんに声をかけて、別の2人掛けのテーブルへと移動させてもらう。

そのテーブルも窓から遠い場所にあるためやっぱり暗いのだか多少はマシになった。

グリーンカレーとココナッツ焼きプリン

さっそくメニューを拝見。

ランチメニューはすべてサラダ、スープ、デザートが付いてくる。

けっこう種類豊富でおおよそ800円~900円がボリュームゾーン。

とりあえずは『グリーンカレー』を食べてみることにする。

ついでに「ココナッツ焼きプリン」 を注文。

パクチータイ グリーンカレー

アルミのグラスがなんとなく東南アジアっぽい雰囲気。

各テーブルにはよく冷えた水が入った大きなポットが備え付けられている。

パクチータイ グリーンカレー

まずはサラダ。

パクチータイ グリーンカレー

スープ。

鶏ベースで、ネギとダイコンが入っている。

ふわっとショウガの香りが漂い、その見た目通りのシンプルな味わい。

パクチータイ グリーンカレー

グリーンカレー。

言葉を選ばずに言えば、なんだか質素。

言葉を選べば、必要十分ってとこか。

日本の食事なら、ご飯と味噌汁だけの定食って感じ。

まぁ、とにかくシンプル。

パクチータイ グリーンカレー

お米はジャスミンライス。

このお米、大好きだ。

どの米よりも美味いと思う。

パクチータイ グリーンカレー

タイ料理といえばまっさきに思い出すのがこのグリーンカレーだろう。

使われている具材は、鶏肉、ナス、ピーマン、パプリカ、ゴボウ。

ゴボウが入っているのは日本風アレンジかも。

本場タイのグリーンカレー(ゲーン)は、採れたてフラッシュなハーブを大量に使って仕上げるため、鮮やかな緑色になるんだそうで。

パクチータイ グリーンカレー

ジャスミンライス、メチャクチャ美味い。

思い返してみれば、もともと米って農作物は温かい地域で作られるもの。

逆に冷涼な土地で作るにははあまり向いていない。

赤道近くの常夏の東南アジアは、米を作るのにもっとも適した場所なのだろう。

パクチータイ グリーンカレー

グリーンカレーのメインは鶏肉。

ゴロゴロってほどではないけれど、それでもけっこうな量が入っている。

味噌汁と言うよりも、むしろ豚汁的な立ち位置なのかな? グリーンカレーって。

辛さに弱い日本人向けにアレンジされているためか、さほど辛くはなくて、ややおとなしめの味付け。

パクチータイ グリーンカレー

こちらは料理と一緒に運ばれてきたナンプラー。

小さな小瓶の中には、真っ赤な唐辛子がどっさりと入っている。

なんつーか、じつに刺激的で挑発的なビジュアル。

これは使ってみなくては。

パクチータイ グリーンカレー

味見のためジャスミンライスの上にナンプラーを垂らして食べてみる。

うぉおっ・・・辛れぇええ!!

そのあまりの辛さに、なんだか一瞬、前世の記憶がよみがえった気がした。

やべぇよ。

これ、辛いよ。

パクチータイ グリーンカレー

グリーンカレーにも唐辛子ナンプラーをぶっかけて辛さマシマシ。

か、辛い。

で、でも美味い。

ココナッツ・ミルクの甘さと、唐辛子の辛さ。

このエッジの効いたコントラスト。

のギャップ、これがクセになる。

パクチータイ グリーンカレー

ランチメニューに付いてくるデザート。

甘いミルクの中にカボチャのようなサツマイモのようなものが入っている。

パクチータイ グリーンカレー

スプーンの柄が可愛らしい。

パクチータイ グリーンカレー

追加で注文した「ココナッツ焼きプリン」と「マンゴージュース

パクチータイ グリーンカレー

ひと口食べてみると、おや?

ほんのりと温かい。

これ温かいケーキなのか? と思ったら、ケーキの中心部分は冷たくて少し凍っている。

ああ、なるほどコレって、冷凍していたものを解凍したのか。

パクチータイ グリーンカレー

悪くはない。

けれど、うん、まぁコレは注文しなくても良かったかもしれない。

パクチータイ 店内

会計を済ませるとママさんが「コップンカー」と手を合わせて送り出してくれる。

もちろん笑顔で。

さすが微笑みの国タイ。

レッドカレーとトムヤムクン

パクチータイ メニュー

グリーンカレーを食べたのなら、レッドカレーも食べなきゃ。

ということで『鶏肉のレッドカレー炒め』をチョイス。

パクチータイ メニュー

そして『トムヤムクンスープ(小)』。

言うまでもなくタイ料理を代表するスープ。

せっかくタイ料理屋に来たのなら、こいつを注文しないって手はないだろう。

パクチータイ タイ語男と女の会話集

店の入り口近くの棚に、とっても気になる本を見つけた。

それがこの『男と女の会話集 タイ語(ソムボン&ソムジン著)』

パクチータイ レッドカレー

いつの日かタイへと旅行した際に、旅先で絶世のタイ人美女と運命の出会いを果たす・・・なんてことも十分にあり得る話だろう。

そして、もしかしたらその女性こそが、運命の赤い糸で結ばれた相手なんて可能性もゼロではない・・はずだ。

異国の地で運命の異性とめぐり合う。

おお、ステキじゃないか!

しかしだ。

いざその瞬間を迎えたとて「あ、ぼく、タイ語がまったく話せません」ってんでは、まさに文字通りお話にならない。

そのような体たらくでは、運命の恋人をゲンメツさせてしまうこと必死。

赤い糸もぷっつりだ。

そんな悲劇を回避するため、そして運命の出会いに備え、今から少しでもタイ語の勉強しておくべきだろう。

パクチータイ タイ語男と女の会話集

もうがまんできないよ

オット・トン・マイ・ダイ・レェーオ。

ほほーぅ、なるほど、なるほど。

パクチータイ タイ語男と女の会話集

ずっとあたなのそばにいたいの

えーっと、ヤーク・ユゥー・・・・・あー・・・キィ?

ん-?

ま、今日のところはタイ語の勉強はここまでにしておこう。

パクチータイ レッドカレー

私が知っているタイ語は「クン」。

トムヤムクンの「クン」のことで、その言葉の意味は「エビ」。

それに「ありがとう」を意味する「コップンカー」も知っているから、私の知っているタイ語の単語は「エビ」と「ありがとう」の2つのみ。

パクチータイ 雑誌

「ありがとう」と「エビ」

これだけでは、とてもタイの人々と親密なコミュニケーションを取るなんて不可能なように思えてしまう。

しかし、じつは意外とそんなこともない。

パクチータイ 雑誌

たとえばタイの路地裏で、ふいに見知らぬタイ人からエビをもらうなんてシチュエーションにおいては、この2つの単語が絶大な威力を発揮する。

クン・コップンカー!(エビ、ありがとう!)

もしくは

コップンカー・クン!(ありがとう、エビ!)

どうだろう、完璧じゃないか?

たった2つの単語だけで感謝の気持ちを存分に伝えることができるってわけだ。

パクチータイ レッドカレー

まぁ確かにシチュエーションは限定される。

しかし、この2つの単語さえマスターしてしまえば見知らぬタイ人からエビをもらうという突拍子もない場面ではとっても役に立つ。

つまり、いつタイで生活することになっても困らないはずだ。

パクチータイ レッドカレー

それに真のコミュニケーションとは、言葉ではない。

大切なのは心と心の交流だ。

たとえ流暢に幾千幾万の言葉を重ねたとて、肝心の心が通じ合わないのであれば、そんなものはコミュニケーションとは言えまい。

と、そんな風に重度なコミュ障ぼっちは思うのです。

パクチータイ レッドカレー

そんな理屈をコネコネしていると「レッドカレー」が到着。

パクチータイ レッドカレー

そしてトムヤンクン。

パクチータイ レッドカレー

トムヤンクンとルックスが丸かぶりレッドカレー。

クラッシュドピーナッツ入り。

パクチータイ レッドカレー

スプーンを入れると鶏肉などの具合が顔を出した。

けっこう具がたっぷり。

パクチータイ レッドカレー

このレッドカレー、見るからに真っ赤で、いかにも辛そうな色合いだが実はそんなに辛くない。

それじゃなんでこんなに赤いんだ?

ネットで調べてみたところ、この赤色の元はキダチトウガラシの色なんだとか。

え、やっぱり唐辛子に由来する赤色なのか。

パクチータイ レッドカレー

辛さ控えめでマイルドなレッドカレー。

こちらとしてはとびっきり辛い料理を食べて、滝のような大汗を流したい。

となればトウガラシが入ったナンプラーの出番だ。

パクチータイ レッドカレー

とりあえずスプーンで3杯ほどナンプラーをレッドカレーに投入してみる。

パクチータイ レッドカレー

お、ちょうどイイ感じに辛くなった。

良いじゃないか。

パクチータイ レッドカレー

ちゃんとクンが入っている。

こちらはカレーよりもちょいと辛め。

で、ミニトマトの酸味がガツンと効いている。

パクチータイ レッドカレー

最後はいつものデザート。

ガパオライスとタイ風焼き鳥

パクチータイ ガパオライス

タイ料理の定番のひとつ「ガパオライス

炒めた挽き肉を甘辛く味付けして、バジルの風味を効かせた人気のメニュー。

もちらんこの店『パクチータイ』のレギュラーメニューにもガパオライスはあるのだが、なぜかランチメニューにはラインナップされていない。

なんでだろう?

ということで、ランチメニューではなく、レギュラーメニューからガパオライスを単品で注文。

ついでに「タイ風焼き鳥」それに「トムヤムクン」も。

パクチータイ ガパオライス

何気なく手に取った雑誌にはカオマンガイの特集記事が組まれていた。

パクチータイ ガパオライス

どうやら本場タイでのカオマンガイの価格は50バーツほどで食べられるらしい。

ふーん、なるほど。50バーツか。

ところで50バーツって、日本円でおいくらなのだろう?

現在の為替レートは1バーツが約3.5円前後だから、おおよそ180円くらいでカオマンガイが食べられるってことか。

そりゃまた、ずいぶんとお値打ち価格じゃないか。

パクチータイ ガパオライス

東京近郊でカオマンガイを食べられる店が数ページにわたって紹介されていた。

各店ともカオマンガイの「タレ」に個性と情熱をそそぐ。

個性的なタレの存在が、他店との差別化のカギとなるようだ。

なんだか急にカオマンガイが食べたくなってしまった。

パクチータイ ガパオライス

で運ばれてきた「ガパオライス」がこちら。

ほんのりとバジルのいい香りがただよう。

パクチータイ ガパオライス

トムヤムクン。

レモングラスが香るってなほどにはレモングラスの香りはしないが、まぁそんなもんだろう。

パクチータイ ガパオライス

ランチメニューに付いてくるサラダとスープ。

レギュラーメニューのガパオを注文したから、サラダとスープは付いてこないと思っていた。

お店からのお心遣いに感謝。

しかし、トムヤムクンとスープがダブった。

パクチータイ ガパオライス

挽き肉は甘めで、何かコクのある仕上がり。

この味付けってオイスターソースかな?

とにかくご飯に良く合う。

パクチータイ ガパオライス

目玉焼きは半熟。

にしても、いったい何だろうね、この半熟卵を割るときのワクワク感ってやつは。

この喜びは、人間の本能に組み込まれているのではなかろうか。

パクチータイ ガパオライス

卵のコクが加わることで、ガパオライスは新たな境地へとたどり着く。

いや、これ反則だろってな美味さ。

パクチータイ ガパオライス

具材はピーマン、黄色と赤のパプリカ、タマネギ。

ほんのちょっぴり唐辛子もはいっているかも、けれど辛さはさほど感じない。

パクチータイ ガパオライス

辛さ控えめなガパオライス。

少々もの足りないので、唐辛子入りナンプラーで辛味を付ける。

パクチータイ ガパオライス

ナンプラーの入った小瓶から、唐辛子を多めにすくって景気よくガパオにぶっかける。

赤と青の唐辛子をのせていっそうカラフルになったご飯を口の中へと放り込む。

すると。

ぐぅ・・・か、辛い。

口の中に辛さの暴風が吹き荒れる。

なんだか息ができない。

ここはいったん呼吸を整えなければ。

ヒッ、ヒッ、ふぅー! ヒッ、ヒッ、ふぅー!

ラマーズ法の呼吸でもってこの難局を乗り切ることを試みたのだが、残念なことにまったく効果が無い。

そりゃそうだ、だってラマーズ法ってのは出産の時にする呼吸法だもんな。

つまり、唐辛子の辛さの前では悲しいほどに無力。

しかし、今の自分にできる最良の対処方法はこの呼吸法しかない。

ヒッ、ヒッ、ふぅー!

パクチータイ ガパオライス

カプサイシンが脳内の受容体と結合し、体中の汗腺を全開にする。

とたんに体から汗がドドドーっと湧き出す。

その時、ふいに天井に設置されたエアコンから風が吹き出した。

ママさんがエアコンのスイッチを入れてくれたようだ。

辛くないはずのガパオライスを、なぜか大汗をかきつつ食べているぼっちを気の毒に思ってくれたのだろう。

ありがたい。

涼しい風が首筋をなでる。

パクチータイ ガパオライス

ガパオライスを食べているところに運ばれてきたのが『タイ風焼き鳥』ガパオライスを食べているところに運ばれてきたのが『タイ風焼き鳥

パクチータイ ガパオライス

甘辛くて少し酸っぱいタレ付き。

パクチータイ ガパオライス

その昔、ひたちなか市の『ライカノ』というタイ料理屋で「サテー」というタイの焼き鳥をよく食べていた。

長い串が使われているのが特徴的で、むしろそれ以外はほとんど日本の焼き鳥と同じだった。

値段も安くて、たしか500円くらいで6本ほどだった。

そのイメージがあったので、てっきりこの店の「タイ風焼き鳥」も、そんな串焼きスタイルで出てくるものだと思っていた。

これ、焼き鳥という言葉から連想するのとはだいぶ違う見た目。

むしろこれは焼き鳥っていうよりもグリルチキンってな感じだ。

パクチータイ ガパオライス

タイ風焼き鳥は、軽いおつまみってレベルじゃなくって立派に一食分のおかず。

これを食べるには絶対ご飯が必要だ。

ということでライスを単品で追加する。

200円也。

パクチータイ ガパオライス

ご飯を、そのままひと口食べてみる。

うーん、やっぱり美味い。

ちょっと驚いたのはオコゲっぽいカリッとこうばしい部分があること。

もしかしてこのご飯って、電気釜ではなくガス釜で炊いているのか?

まさか、ひょっとして土鍋炊き?

パクチータイ ガパオライス

軽くショウガのフレーバー。

タレをぶっかけると、一気にエスニック寄りの味へと変わった。

パクチータイ ガパオライス

そのまま食べる。

なんちゃない鶏肉だけれども、こうばしく焼き上げられていて美味い。

パクチータイ ガパオライス

何気なくご飯にのせたチキン。

白と茶色のコントラストが美しい。

ああ、まさに「いっぷくの絵画は千の言葉を語る」ってのはこういうことか。

パクチータイ ガパオライス

付け合わせはレタス、キャベツ、サクラ大根。

パクチータイ ガパオライス

いったいナゼにタイ料理にサクラ大根?

そんな疑問はさておいて、サクラ大根をジャスミンライスにライドオン。

ジャスミンライスとお漬物。

この禁断の組み合わせ、美味すぎる。

それにしても、ああ、なんて神々しい風景なのだろう。

パクチータイ ガパオライス

タイ風焼き鳥も最後の一片。

ご飯がちょっと余り気味。

パクチータイ ガパオライス

少し残ったご飯はトムヤムクンと一緒に食べる。

一度は引いた汗が、また出てくる。

パクチータイ ガパオライス

デザートはやっぱりいつもの。

 

カオマンガイと豚肉チャーハン

これこれ「カオマンガイ」。

前回の来店時に雑誌の特集記事をみてから、ずっとこれが食べたかった。

もう一つ気になっていたのが「タイ風豚肉チャーハン

ジャスミンライスを使ったチャーハンってのに興味をそそられる。

ついでにこいつも注文してみよう。

ランチには、それぞれスープ、サラダ、デザートが付く。

ランチメニューを2品注文したので、スープやサラダが2つ出てくるかもしれない。

ママさんに「サラダとスープは1つだけでいいです」と伝える。

パクチータイ カオマンガイ

喉が渇いていたのでウーロン茶も追加。

なんと100円という安さ。

パクチータイ カオマンガイ

さて「カオマンガイ」

淡い色合いのカオマンガイの上に添えられたパクチーが鮮やか。

パクチータイ 豚肉チャーハン

で、こちらは「タイ風豚肉チャーハン」

普段食べなれた中華のチャーハンとはひと味違う。

ナンプラーが効いていて、なんとなくタイっぽい味付け。

粘り気の少ない長粒米を使っているため、パラパラに仕上がっている。

パクチータイ カオマンガイ

付け合わせはガービングが施されたキュウリ。

パクチータイ 豚肉チャーハン

中華のチャーハンであれば、具材にはハムやチャーシューが使われるところだが、このタイ風チャーハンに使われているのはごくごく普通の豚肉。

食材が素直すぎて、ちょっとインパクトが足りてない。

それに日本人の舌に合わせているせいなのか、辛さ的なパンチが乏しい。

どこかよそよそしくって、何かを遠慮をしている感じの「タイ風豚肉チャーハン」

まだ本当の実力を出し切れていないように思える。

パクチータイ カオマンガイ

ならばいっちょ辛くしてみようじゃなか。

この日、ナンプラーはいつもの陶器製の入れ物ではなく、ガラス製の涼しげな容器に変更されていた。

赤と青の唐辛子がカラフルでとってもキュート。

こうして透明な容器越しに見ると、唐辛子がみっちり入っているのがよく分かる。

パクチータイ 豚肉チャーハン

辛味を追加してガツガツとかっ込む。

さあ、タイ風チャーハンよ! 今こそお前の本当の姿を見せてくれ!

パクチータイ 豚肉チャーハン

ぶえぇぇっふぁぁぁ!

か、辛ッッッ!!!

そのあまりの激辛っぷりに思わず幼児退行して精神状態が子供に戻りそうになる。

何とか辛さの波が引いていくまでグッと堪えた。

あ、危なかったでちゅ。

パクチータイ 店内

後にタイのチャーハンってやつは、別に辛い味付けではないということを知った。

いや、まぁそりゃそうか。

タイの人々だって、そう四六時中辛い料理ばかり食べているってワケでもないだろう。

タイ料理=辛いってのはステレオタイプで安易な決めつけだったかなと反省。

パクチータイ カオマンガイ

さて、いよいよ本丸の『カオマンガイ』

パクチータイ カオマンガイ

カオマンガイには、ピーナッツっぽいようなゴマっぽいようなタレが添えられていた。

パクチータイ カオマンガイ

鶏の出汁で炊いたごはん。

ちょいと硬かった。

パクチータイ カオマンガイ

鶏肉には薄く下味が付いていて、タレなしでも食べられる。

これはこれで悪くない。

パクチータイ カオマンガイ

せっかくなので添え付けのタレをドバドバっと回しかける。

このタレがなかなか秀逸でじつにご飯がすすむ。

何か、ものすごーく深い味わい。

パクチータイ カオマンガイ

懲りずにこちらにもトウガラシを投入。

これまでの経験から、調子に乗って唐辛子をぶっかけるって行いは、おのれ自身を苦しめる結果になるってコトを学んだ。

謙虚なココロで、いつもより少しだけナンプラーを振り掛けてからカオマンガイをいただく。

いやー、でもやっぱりタイ料理は辛味があったほうが美味いよなぁ。

ガツガツとカオマンガイをかっこんでフィニッシュ。

パクチータイ レッドカレー

会計のとき、ママさんに「美味しかったです」と伝える。

ママさんはいつもと変わらず優しい微笑みを浮かべ「コップンカー」と笑顔で送り出してくれた。

パクチータイ 店内

キューピー脱線クッキング

レッドカレーを作ってみた

自作タイカレー

タイのカレーを家庭でお手軽に楽しめるカレーペースト。

リカーショップ『酒のやまや』でゲットした。

いずれも300円ほど。

自作タイカレー

ベストセラーなんですね。

自作タイカレー

作り方はマジで簡単。

カレーペーストを油で炒めたら、具材をぶっこんで火が通るまで煮るだけ。

自作タイカレー

ペーストと一緒に買ってきた「ココナッツミルク」と「ナンプラー」

自作タイカレー

ココナッツミルクはぴったり使い切れる400ml入り。

自作タイカレー

ナンプラーってのが家庭でタイ料理を作ることのハードルを上げている気がする。

日本の食卓には馴染みがなく、それゆえ使い方のバリエーションが思い浮かばない。

タイでは玉子焼きに入れたりもするようだ。

自作タイカレー

こちらがカレーペースト。

粉を練ったように固い。

自作タイカレー

ココナッツミルク。

固形ワックスのように固まっているので、缶を開ける前によく振るべし。

自作タイカレー

こちらがレッドカレー。

カレーペーストのパッケージの写真にバジルが映っていたので、マネして添えてみた。

自作タイカレー

色身は言うほどレッドじゃないけれど、さすがメーカーの作るペーストは美味い。

自作タイカレー

辛味が少ないので一味唐辛子をまぶす。

グリーンカレーを作ってみた

自作タイカレー

グリーンカレー。

辛味が少ないので、唐辛子を一緒に煮込んでみた。

てっぺんに乗っているのはパクチー。なくても良い。

自作タイカレー

ここ2~3年お米は「つや姫」を食べている。

食味が良く、冷めても固くならない。

この米でチャーハンを作ると、びっくりするくらいパラパラに仕上がる。

自作タイカレー

具材は鶏肉、シメジ、パプリカ、タケノコ(水煮)。

レッドよりグリーンの方が好きかな。

三升漬けを作ってみた

青唐辛子

近所の八百屋さんで、とびきりカッチョイイ青唐辛子を入手。

こりゃめったにお目にかかれない極上もんだ。

勢いで買ってはみたものの、さてこの青唐辛子、いったいどうやって食べようか?

青唐辛子を使ったレシピについて、ネットであちこち調べていると「三升漬け」なるものを見つけた。

材料は3つ。

青唐辛子、麹、醤油。

それぞれ一升(=同量)を漬け込むというもので、北海道の名物らしい。

簡単につくれそうだし、美味そうだ。

青唐辛子をザクザク切って、麹と醤油をまぜまぜ。

で、室温で放置。

保存食なので、長期保存することができる。

やがて麹の発酵がすすむと、固形物は液状に変わっていくそうだ。

出来上がりが今から楽しみだ。

パクチータイの情報

パクチータイの場所はこちら

駐車場はテナント共同駐車場を含めると、楽に10台くらいは停められそう。

 パクチータイの基本データ 

 住  所 

 〒310-0847 茨城県水戸市米沢町600−3 &米沢103

 電 話 

 029-303-5517

 営業時間 

 月~金 11時30分~14時00分、17時00分~22時00分

 土、日、11時30分~22時00分

 定 休 日 

 火曜日

パクチータイのメニュー

※ 価格は2021年のもの。

 パクチータイのメニュー 

 ランチメニュー 

 タイ風ラーメン
    800円
 トムヤムラーメン
    980円
 卵麺の焼きそば
    880円
 パッタイ
    850円
 あんかけ焼きそば
    790円
 タイ風辛口焼きそば
    880円
 汁なし麺
    780円
 タイ風豚肉チャーハン
    780円
 グリーンカレー
    880円
 パッカパオ
    890円
 パッカパオチャーハン
    780円
 鶏肉のあんかけご飯
    880円
 鶏肉のレッドカレー炒め
    880円
 タイスキ
    980円
 牛肉炒め
    880円
 トムヤンクンスープ(小)
    380円
 カオマンガイ
    880円
 太麺あんかけ焼きそば
    800円
 太麺焼きそば
    980円
 牛肉煮込みラーメン
    880円
 トムヤンクンチャーハン
    890円

 サラダ・おつまみ 

 春雨サラダ
    980円
 シーフードサラダ
  1,180円
 焼きナスのサラダ
  1,180円
 パパイヤサラダ
    980円
 台風焼き鳥
    980円
 揚げ春巻き
    780円

 一品料理 

 トムヤムクンスープ
    980円
 タイ風シーフードトムヤムスープ
  1,280円
 揚げ魚のチリソース
  1,620円
 空心菜炒め
    980円
 海老のカレー炒め
  1,280円
 カニのカレー炒め
  1,680円
 シーフードカレー炒め
  1,180円
 豚肉・牛肉・鶏肉のレッドカレー
  1,080円
 鶏肉のグリーンカレー
  1,080円
 タイスキ
  1,080円
 タイスキ炒め
  1,080円
 タイ風オムレツ
    880円
 豚挽き肉のオムレツ
  1,080円

 麺・ごはん 

 ガパオライス
  1,080円
 カオマンガイ
    980円
 海老・カニ・豚肉のチャーハン
  1,080円
 パッタイ
    980円
 タイ風辛口焼きそば
    980円
 卵麺の焼きそば
    980円
 汁なし麺
    980円
 ライス
    200円

 ドリンク 

 生ビール
    500円
 Singhaビール
    600円
 Changビール
    600円
 Spy Wine cooler Red
    600円
 Spy Wine cooler Pink
    600円
 ハイボール
    450円
 レモンサワー
    450円
 アイスコーヒー
    150円
 ホットコーヒー
    200円
 オレンジジュース
    150円
 マンゴージュース
    150円
 コカ・コーラ
    150円
 ウーロン茶
    100円