みなさんこんにちは、ぼっちメシ研究所のjamです。
今日の研究レポートは、ひたち海浜公園にある素敵なガラス張りのカフェ、グラスハウスシーサイドカフェです。
ひたち海浜公園に行く目的はコキアとガラスのカフェ
先週は、紅葉で赤く染まったコキアの写真を撮るという目標を持って訪れたひたち海浜公園でしたが、その結果は残念なことに空振り。コキアはまだ青々としていて紅葉にはほど遠い有様でした。
今日は1週間の時間をおいて、再びコキアを目指して、ひたち海浜公園へと自転車に乗って行って参りました。
ついでに全面ガラス張りで海を一望できるステキなカフェがあるということなので、ちょいと優雅な大人の休日的なひと時なんぞを嗜んでまいりました。
西口ゲートからエントリー
今回も自転車を持ち込みます。園内のサイクリングロードで秋空の下のサイクリングを満喫します。
しかし、この日は10月だというのに気温は30度。先週のどんよりとした曇天から打って変わって、今日はどっぴーかん。
天気に恵まれたのはありがたいのですが、私のぼっちメシ研究所から、このひたち海浜公園西口ゲートまで5Kmほどの道のりを自転車走って参りましたので、すでに汗だくです。
とりあえず、公園の入り口に設置されている券売機で450円を払い入園券を購入します。
そして入り口のお姉さんに入園券を渡して、いざ園内へエントリー。
西口から入ってすぐの案内板
園内に入るなり鼻息も荒く、一目散に目的地を目指したりはしません。大人はがっついたりしないのです。
はやる気持ちを抑え、余裕のある行動が出来てこその大人でしょう。
お楽しみは最後までとっておく。いわば心の余白。そんな心の在り方こそが大人の証なのです。
公園に入ったら、まずはじっくりと周囲を観察し、魅力的な写真が撮れそうなスポットを探します。
誰もが「ひたち海浜公園に行ってみたい!」と思うような、そんなステキな写真を撮りたいではありませんか。
少しでも多くの人たちがこのブログを訪れてくれるような、そんなステキ写真を掲載し、我が研究所の運営費用を捻出しなくてはなりません。
そう、可能な限り少しでも多く。
これは非情なビジネスなのです。
10月5日10時xx分、その時、その事件は起こった
今日は10月5日。
案内板の写真を撮っていると、60代くらいの案内の女性スタッフさんが話しかけてくれました。
そして、このスタッフさん、ひたちなか市民の私に対して「ひたちなか市および近隣の見どころ」などを丁寧にご説明くださいます。
「あ、急いでるんで、そういうの間に合ってます・・・」
なんて事はスズメのハナクソほども思いません。なぜなら、これがスタッフさんの大事なお仕事の一環なのです。
私は、まるで生まれて初めてこの地を訪れた観光客かのように振舞い、おばあ様のお話を聞きながら相槌をうちます。
「へぇぇぇ!なるほどなるほどー」「ほほぅ!そうなんですか!」「いやー、ここは良いところですねぇ・・・」などなど。
案内員のスタッフさんが発したその一言が、私の心を打ち砕いた
私の大人な対応によって、なんとなく空気がほぐれてきた頃。
スタッフさん「今日はサイクリングかい?」
jam「えぇ、少しでも体重を絞ろうかなぁ、なんて・・・えへへ」
しかしここで、スタッフさんの口からとんでもない事実が知らされます。
スタッフさん「ここのサイクリングロードは、上り下りも結構あって・・・」
え、なに?今なんて言った? 上り下りだって? 上り? 今そう言ったのか?
私は、自転車に乗っていて何が嫌かと言えば、それは何と言っても上り坂。それと虫!
あ、いや、ここは虫の話は置いておきましょう、話がとっ散らかるから。
とにかく私は上り坂が大嫌い。
下り坂に関しては私のステージです。
なんなら無限に下り坂を走り続ける自信だってあります。
下り最速。群馬の豆腐屋にだって負けやしない。
しかし登り坂にいたってはてんでダメ。話にならない。上り坂だけは御免こうむる。もうマヂ無理。生理的に受け付けない。
できれば、この公園内のサイクリングロードも、ずっと下り坂で一周したかったのですが、どうやらそれは叶わぬ夢。
入園早々に案内員さんに叩き突き付けられた厳しい現実(リアル)。
ともかくカフェを目指して走り出します。
あ、いや、サイクリングロードの入り口までは自転車を押して歩きます。
先週このサイクリングロードを走った時はどんよりとした曇り空だったのでまったく気づきませんでしたが、今日のように日が差すと木漏れ日の中のサイクリングロードになるんですね。
これは気分がいいです。
先週は無かった食事と飲み物の屋台。
移動販売フードトラックがたくさん来ていました。
こんな感じのフードトラックがあちらこちらに大集結。
右はケバブ屋さん。おいしそうなイイ匂い。
ひたち海浜公園の園内にはそこかしこにベンチとテーブルが設置されています。
だから、こんなフードドラックで食べ物を買って、近くのベンチに座ってお日様の下でランチを食べるってのもありかも。
観覧車を見ながらリンリーンっと。
サイクリングロードは、本来ですと歩行者は立ち入り禁止ですが、この辺はなぜか歩行者が入ってきていました。危ないよ。
それと、私が恐れていた上り坂はほとんどありませんでした。おそらく、私の人徳によるものだと思います。
サイクリングロードには所々にこんな感じで案内板が出ています。
この案内に従えば、広いひたち海浜公園の園内でも迷うことってまずありません。これは安心設計。
これで迷えるなら、それはそれで一つの才能といえるかもしれません。
ですが、10分ほど自転車をこいでから、本日の目的地であるグラスシーサイドカフェを既に通り過ぎているらしいことに気づきました。
えぇ、いつの間に通り過ぎちゃったの?ここはどこだ?
案内板はだいたいのエリアを教えてくれるのですが、お店の詳しい場所までは教えてくれないのです。
こちらがグラスシーサイドカフェの最寄りの自転車のパーキング。
このP16が目印です。海が見えるこの通りのこの看板が目印。
海の方を見て走っていると、海とは反対側の丘の上にあるカフェを見落とすという見事なトラップ。
そしてグラスシーサイドカフェへたどり着く
お店が見えてきました。
なんだかリゾートって感じの佇まいです。
暑い日ですが、空はすっかり秋模様。
よく見ると、空には雲と蜘蛛が浮かんでいます。
グラスシーサイドカフェの入り口。
いいじゃない、いいじゃない。
フード、ドリンクのお値段もそんなに高くないかな。
リゾート感ありますね。
グラスシーサイドカフェの中へ
ところが店内のメニューは一転、急に高速道路のサービスエリアのメニューっぽくなっちゃいます。
メニューの背後にある萌え萌えイラストが描かれた「国体会期中の通行自粛」の張り紙も、リゾート感と相容れぬ地方行政感がすごいです。
ホットの欄には茨城県産さしま紅茶と有機栽培コーヒー。
オーダーは常陸野干し芋ドーナッツと茨城県産さしま紅茶
常陸野干し芋ドーナッツと茨城県産さしま紅茶をオーダーしました。ついでにレジ前の冷凍庫で売られていたプレミアムミルクアイスを購入。
このアイスにはネモフィラが描かれています。
11時くらいの店内。お客さんがかなり多いので写真を撮るのを躊躇していたんですが、たまたま席が捌けたんで写真をこの写真を撮りました。
やはりこの窓際の席が人気のようです。
ところで、こんなに大きなガラスってお幾らくらいするんでしょうか?
ふいに私の中の尾崎的な衝動がムクムクと沸き上がり、軋むベッド上で優しさを持ち寄り盗んだバイクで走りながら夜の校舎の窓ガラスを割りたいような衝動にかられます。
でも、このガラスを割ったら大変なことになるんだろうなぁ。
売店で売られていたプレミアムアイス。
冷凍庫の中に鎮座するプレミアムアイスのなかから、コレだってのを選んでレジのおばちゃんにお金を払う。
ネモフィラブルーのアイスクリームを期待していましたが、白いアイスでした。
アイスは濃厚なミルク味。そこらのプレミアムアイスと一線を画すのは、シャーベットのようなシャリシャリとした歯触り。
しかし、そんなに一線を画せてないのはご愛敬。
さしま茶。
紙コップで出てきたのに、驚く。
しかもティーバッグが入ったままだ。
な、なんだこれは?
スタッフの女性が「こちらの白いカップの方に、ティーバッグを移してお召し上がりください」と仰る。
まるで「私たちって、とっても気が利くでしょう?」と言わんばかりに。それも真顔で。
いやいや、気を遣うのはそこでは無いんじゃ・・・?
カフェって紙コップでお茶をすするとこでしたっけ? カフェって何だろう? 何だったっけ?
もはやカフェの定義なんてものは、茨城県においては何も意味が無いのです。
カフェの定義を決めるのは茨城県。
おもてなしなんてヌルい単語は茨城県民の辞書にはありません。
都道府県の魅力度万年最下位を独走し続けている茨城県。
その王者の貫禄をまざまざと見せつけられる結果となりました。王者の座はしばらくは安泰。ゆるがない。
しかし、その絶対王者茨城県にあえて一言だけ言わせて頂きたい。この紙コップ、これはダメです。
紙コップってのはエコじゃない。使い捨て感がありありの消費社会の見本。おもてなしの正反対。こんなんじゃ滝クリも激おこ。
「社会の暗部に正義の光を照らし、闇に巣食う悪鬼羅刹どもを白日の下に引きずり出す」というのがこのブログのメインコンセプトですので、以上、ご報告差し上げた次第であります。
しかし、さしま茶の紅茶いうのはこの日に初めて頂んですが、この紅茶はとても美味しいです。
わたし、普段は紅茶って飲まないけれど、このさしま茶は美味しいと思いました。
この紅茶、なにか青梅のような甘酸っぱい香りと酸味があります。とても良い香り。
それだけに紙コップでこのお茶が出てくることに腹が立ちます。
こんな美味しいお茶は、紙コップではなく、もっと良い形で提供するべきでしょう。
ところで猿島茶のさしまとは茨城県の猿島のことでしょうか?
さしま茶について調べてみると、生産者の方々はこのお茶を広めようと、とてもがんばってらっしゃる。
さしま茶、とても美味しいお茶なのでこの美味しさを世に広めてほしい。
常陸野干し芋ドーナッツ。
こいつもミイラかと見紛うようなビニールに包まれて出て色気ゼロでやってきた。
コッペパンくらい長いトーナッツ。しかも冷たい。
店員さんによればこのドーナッツ「すぐに食べればさっくりとした食感で。10分ほど置いて召し上がればしっとりとした食感になりますよ」とのこと。
常陸野ほしいもドーナッツには、これまたひたちなか市名産の干し芋を刻んだものが練りこまれている。
なんともご丁寧なことですね。
ビニールから出して、2口3口食べてみる。
予想に反してけっこう美味い常陸野ほしいもドーナッツ。
低温で硬くなっている干し芋が、妙なアクセントになった歯ごたえ。ほんとに妙な感じ。これって美味しいと表現していい物なんでしょうか?
この食感は、これはこれで癖になる。
だけど、たぶん温めたらもっと美味しい気もする。
あーでも、温めたらこの冷凍芋の食感は無くなっちゃうのかぁ、悩ましい。
反対側の入り口の様子。
雑草とかの手入れは甘め。というか、もっとちゃんと手入れして欲しい気がします。
前回の訪問から1週間ほどの間を開けて見るコキア。こちらは2019/10/05のコキアのご様子。
けっこう色が付いてきましたが、まだ青が勝っている色合いです。
真っ赤に染まったコキアの丘って画は、もうちょっと先になるかも。
お客様もまばら。
コキアの紅葉はもうちょっと先になりそうですが、秋桜がいい感じで咲いておりました。