やぁ、諸君。ごきげんよう。ぼっちメシ研究所のジャムだ。
そば処金砂でお蕎麦をいただいて来たので、その研究成果をレポートする。
常陸秋そばのふるさと金砂郷へ
茨城県と言えばなんといっても常陸秋そば。
茨城県が誇る蕎麦の最高峰。常陸秋そば。
その美味さは日本中の蕎麦喰いたちを唸らせ、そしてその心と胃袋を鷲づかみにして離さない。
美味い蕎麦の代名詞。それが常陸秋そば。
茨城県の数少ない名産品の中でも特別中の特別。
そんな常陸秋そばのふるさと。常陸秋そば誕生のルーツとなるのが、ここ常陸太田市の金砂郷だ。
現在の常陸太田市の金砂郷エリア。常陸太田市との合併前は金砂郷町といった。
雨の降りしきる中、私は金砂郷の蕎麦屋そば処 金砂を目指し、車を走らせた。
そば処 金砂そば
金砂郷の蕎麦
常陸秋そばは、金砂郷のそばをベースにして開発された品種だ。
むかしから金砂郷の蕎麦は美味いコトで有名だった。
私が住んでいるひたちなか市（旧勝田市）でも、金砂郷の蕎麦粉使用を店先の看板にかかげ、それを売りにして営業している味自慢のそば屋がいくつもあった。
もともと塩辛いものを好む土地柄に加え、東京から比較的近い茨城県。江戸前蕎麦の影響もあってか蕎麦汁は醤油の味がとても強い。ようするにしょっぱい。
そんじょそこらの駄蕎麦粉で打った蕎麦では、茨城の蕎麦汁によって醤油一色に上書きされる。
茨城県民にとっては、蕎麦も、うどんも、醤油の味と色に染まって胃袋の隙間を埋めるナニか。そしてそれが茨城県における蕎麦の在り方だった。
しかし、金砂郷の蕎麦だけは違っていた。
金砂郷の蕎麦の香りはとても強く、茨城の醤油の濃い汁にまみれながらも、蕎麦本来の風味を強く感じさせてくれる美味しい蕎麦だった。
そば処 金砂そばの駐車場に到着
そば処 金砂そば。その駐車場に到着。
雨の土曜日。しかも時刻は11時30分。
１０台ほど停められそうな広い駐車場に停まっている車は、まだ１台。
そして金砂そばへと入る
金砂郷の読み方は”かなさご”
ここの地名は金砂郷。
読み方はかなさごう、ではなくてかなさご。
私が多感なティーンエイジャーだったころ、高校のクラスメイトにこの金砂郷の出身者がいた。
そのクラスメイトから「金砂郷の読みはかなさごであって、決してかなさごうではない」ということを、イヤと言うほど叩き込まれた。毎日毎日。
もし、あなたがこの金砂郷の地を訪れて、かなさごうなんて言った日には、地元住民が特殊警棒を片手にワラワラと集まってくるので注意してほしい。
あくまで金砂郷とはかなさごと読むのだ。
それに加え、さらにややこしいのは、このお蕎麦屋さんの店名は、金砂（かなさ）そばというところ。
かなさごそばではなく、かなさそば。
これも言い間違えると、鎌をもった地元の方々に囲まれる。
ゆめ、油断召されるな。
入り口。
この日は１０月の最初の土曜日。
あと２、３週もすると、この木たちも紅葉して良い絵になりそうだ。
店内の様子。
正確には照明の様子。
この照明がもたらす店内の雰囲気はとても良い。
しかし、雨の日に加え、光が抑え気味なこの照明に、私が愛用しているポンコツカメラは「暗いよぅ、暗いょぅ・・・」と、しきりに不満の声を漏らす。
よってカメラのISO設定は１６００。
つまり写真のザラザラ感はしょうがない。
カウンターはお店のど真ん中。
片側８席で、分厚い木のテーブルを挟んで８席。
カウンターは合計１６席。
これとは別に小上がりの卓が用意されている。かなり広い。
お土産も売っている。
オーダー
花番さんは若いお嬢さん。
おそらくは二十歳前だろう。
その年頃の娘さんにありがちな「ぶっきらぼうな接客態度」は一切ない。
実に気持ちの良い娘さんだ。
この娘はこのお店の娘さんだろうか？それともアルバイトを雇っているのだろか？
テーブルの上に置かれたランチメニューのなかから「ミニ天丼セット」をオーダーした。
オーダーしてから間もなくランチセットが届いた。
提供がめちゃくちゃ早い。
ではいただきます。
ミニ天丼。
ピーマン、サツマイモ、エビ、マイタケ。
衣は厚めで、タレは甘め。
食欲を誘う香り。
薬味。
この粗目のワサビがとても良かった。
お新香。
ニンジン、ハクサイ、ダイコン、キュウリ。
お醤油とごま油の香りがとても良い。
肝心のお蕎麦より先に、このミニ天丼から箸を付ける。
蕎麦は硬め。
好みは分かれるだろうが、私は硬い蕎麦が好きだ。
蕎麦汁は辛い。そういえば、店の暖簾は「藪」いわゆる「ぬに濁点」の文字があった。
蕎麦を少しとって、蕎麦汁にちょんと付けて、ゾゾっと頂く。
最後はお決まりの蕎麦湯。
蕎麦汁が多めに残ったので、３杯ほど頂く。
ごちそうさまでした。
ここからは蛇足 帰りの車中で体重が3Kgも増えた原因をとくとくと考えた
帰りの車中。
ここに来た時と変わらずに振り続ける雨。
その車中で私は先日の健康診断で計った体重が、去年よりも３Kg増えた原因について考察していた。
我々は何よりもまず「１年で体重が３Kgも増えた」という問題を、可及的速やかに解決する必要がある。
そのためにも、まずは問題とその原因の分析だ。
あなた「え、我々ってなに？ ぼっちのクセに、我々って誰のコト？」
あなたがそう思うのも、もっともな話だ。
しかし、まずは思い出してほしい。この１年で私の体重が３Kgも増えたという事実を。
あなたは、今日までその事実を見逃してきた。その真実から、目をそらし続けてきた。
そして、その結果として、私の体重はわずか１年の間に３Kgも増えたのだ。
つまり私がいう我々とは、私とあなたのコトだ。
あなたにも、私の体重が３Kgも増えたことのその責任の一端があるとは思わないだろうか？
そんな背景を踏まえれば、この３Kg増加問題とは、あなたの問題とも言えるはずだ。
なので厳しいことを言うようだが、この際あなたにも当事者意識を持っていただきたい。
それはさておき、まずは問題の分析を進めようではないか、我が同志よ。
私が独断で今回の問題（言うまでもなく私の体重が１年の間に３Kgも増えたこと）について、その原因として思い当たる線をいくつかピックアップして分析を試みた。
以下は、その分析の結果である。
我々が解決するべき問題を再確認
なぜ、ダイエット中にも拘わらず、私の体重が３kgも増えたのか？
【分析その１】体重計は、常に壊れているものなのです
体重計は、いつでも当てにならない存在だ。奴らは実に気まぐれだ。
思い返してみると、アイツは昔からそういう奴だった。
例えば、あなたにもこんな経験はないだろうか？
「昨日はいつもよりダイエットを頑張ったはずなのに、今日の体重は昨日よりも増えている！」
体重計に乗ったあなたは驚き、悲しみ、その理由を知るために体重計を問い正すことだろう。
「こんなはずはない、 何かの間違いだろ？」
「だって昨日は仕事の後にジムに行って２時間も汗を流したし、デザートのケーキも我慢したんだ、 なのになぜ？」
しかし、体重計は無情にも、昨日より重くなった体重をただ黙って指し示す。
残念ながら彼らはその問いに決して答えることはない。そんな素振りさえも見せはしない。
彼らはまるで機械のような正確さであなた体重を指し続け、そして機械のように押し黙ったままだ。
まるで感情を持たないマシーンのようだ。
彼らには人間の感情というものが無いのだろうか？
まったくもって、理屈に合わない理不尽な体重の増加。
きっと誰もがそんな経験を持っているはずだ。
しかし心配はない。
あなたがその体重を１グラムでも減らそうとして支払った努力と時間。
それは誰にも否定することなどできない。
あなたのその努力は報われて当然のはずだ。
あなたの努力は正しい。
それなのに、その努力が今日の体重に反映されない。ということは、つまり間違っているのは奴ら体重計の方ということだ。
とどのつまり、体重計というのは生まれながらにしてのポンコツ。
あなたの今日の体重は、やつら体重計のポンコツ具合によって、いくらでも増えるし、いくらでも減る。
なんて馬鹿馬鹿しい。
ようするに体重計とは、いつでも当てにならない気分屋のガラクタだ。
彼らのくだらない主張に我々が耳を傾ける価値など無い。
【分析その２】私の筋肉が３Kgほど増えました
うん、きっとそうに違いない。
ちょっと自覚あるもん。さいきん筋肉ついたなーって。
【分析その３】今年から地球の重力がちょっと増えました
なんせ昨今のこの異常気象だ。
すでに１０月だというのに、気温は３０度近くまで上がる日もしばしば。
個人的には、この線が一番濃厚だと考えている。異常気象。
この異常気象が原因となり、地球の重力が去年より増えたのだ。
その結果、地球は去年よりも強い力で私を引き寄せようとしている。
これでは流石の私でも打つ手はない。
どこぞの国の環境大臣が、環境問題をセクシーに解決してくれるのを待つより他に解決策はないだろう。
解決策
以上の分析を踏まえ、今日はお蕎麦というヘルシーフードでのランチとした。
体重増加の原因となる脂肪分を控えた食事だ。
これできっと体重も減ってくれるに違いない。
ここまで読んでいただけたことを心から感謝いたします。
ありがとうございました。
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営業時間
11:00 ～ 20:00
定休日
無休
