【ひかり寿司】めっちゃお得な特上寿司＠茨城県ひたちなか市

よく晴れた冬の日曜日には、お寿司のランチがよく似合う。

ひかり寿司

やぁ諸君、ごきげんよう。

ぼっちメシ研究所のジャムだ。

今日は久しぶりにお寿司のランチだ。

気が付けばもう１２月。今年もあとわずかとなった。

お作法の師匠でも、つい走りまわるってしまうくらい忙しくなるのが、師走。

そんな年末の忙しい時期でもあり、いつもはヒマをもてあそぶ日曜日なのだが、今日は私も何かと用事がたてこんでいる。

だから今日のランチは遠出をせずに、地元ひたちなか市の美味しいお店でサクッと済ませたい

だったら、ファストフードの元祖でもあるお寿司がピッタリだ。

今日のランチは「ひかり寿司」で決まりだ。

ひかり寿司へと向かう

陸橋の上から撮った写真。

なぜだか、陸橋を通ると写真が撮りたくなってしまう。

これは病気だろうか？

遠くに見える山は、阿武隈山脈の終点となる山々。

白く見えるところは、特撮ヒーロー物の爆破シーンで有名な場所らしい。

ひかり寿司へと到着

自転車にのって１５分、ひかり寿司に到着。

最寄りのJR常磐線の勝田駅からは１．２Ｋｍ。

歩くと１５分ほどの距離。ちょっと遠いかも。

店の前には駐車場は９台分のスペースが確保されている。

ご近所のこともあって、開店時間の午前１１時３０分ぴったりに到着した。

可愛らしい暖簾だ。

店内の様子

手の長い猫の置物が出迎えてくれた。

めっちゃ福を招いてくれそうな招き猫で、なんだか頼もしい。

店に入ると、カウンターの向こうから、精悍な男性が二人が「いらっしゃいませ！」と威勢よく迎えてくれた。

それぞれ茶色と、藍色の作務衣を着ている。

茶色の作務衣の男性が、この店の店主だろうか、

二人とも、髪をかなり短く刈り込んでいて、とても清潔な印象を受けた。

ぼっち客であることを伝えると、カウンターを勧められた。

なんといっても、ぼっちにとっては、カウンターのすみっこが一番落ち着く。

若くて可愛らしい女性の店員さんが、すぐにお茶を運んで来てくれた。

特上ランチを注文

さっそく目の前に立てかけられているメニューを拝見する。

ランチメニューにはすべて、小鉢、漬物、サラダ、味噌汁、茶碗蒸しが付いている。

あらかじめ、メニューについてはネットで予習をしておいた。

今日の狙いは特上ランチ。

ここ、ひかり寿司の特上ランチは、なんと破格の２，１００円。

これを頂かないって手はないだろう。

※ 価格は２０１９年１２月のもの。

生うに、中トロ、エンガワ、カンパチ。

なかなかのラインナップ。強打者ぞろいだ。

さらに、サラダと茶碗蒸し、それに味噌汁、小鉢とお新香も付いてくる。

この内容を考えると、２，１００円という値段はかなりのお値打ち。

店内はカウンター６席に小上がりに６卓。

店の奥にあるトイレに向かう動線に広いスペースがとられている。

酔客に配慮した空間のようだ。

そして、座敷に上がる段差の前に、ワンステップ足をかける台が設置されている気遣いも好印象。

さっそく海藻のサラダが運ばれてきた。

和風ドレッシングが掛けられている。

寿司屋のサラダ。

サラダなんて出さなそうな和食の店に限って、美味しいサラダが出てくる。

下手な洋食屋よりも、ずっと。

大根とコンニャクの煮物。

味が良くしみ込んでいる。

透明感がすてきな煮汁は、甘めの仕上がり。

みそ汁を運んできてくれた。

このみそ汁、とんでもなく良い香り。カニの香りだ。

濃厚な蟹の香りとコクがしっかりと残っている。

みそ汁が丁寧に作られていることが分かる。

ワカメが漂わせる磯の香りもとても良い。このワカメが美味しい。

ちなみに、カニの身は入ってないので悪しからず。

茶碗蒸し。

エビが入っていた。

だが、銀杏は入っていなかった。

これだけの品がならぶと、カウンターの隣席の領域に器がはみ出してしまう。

ごっつくて、でかい平皿がおかれた。

これが下駄代わり。

この皿の上に、握りを２貫ごとに出してくれる。

大将が鯛の握りと、中トロの握りをはじっこに並べてくれた。

その手には手袋。

「素手じゃないんだ」とちょっと驚いた。

私としては、素手で握ってもらって一向にかまわない。

よほど衛生管理に気をつかっているのだろう。

寿司が全部出てくるのを辛抱して待つ。

写真は、最後の巻物が出てくるまで我慢して撮った。

このランチは破格としか言いようがない。この陣容で２，１００円ってマジか。

生姜の甘酢漬け。

いわゆるガリ。

かの昭和の文豪、池波正太郎センセイは『男の作法』の中で「ガリだのムラサキだの、客が寿司屋の隠語を使うのは、イケてない」的になことを仰っていた。

それを読んでから、私はなんとなくシャリとかアガリだとか、使いにくい。

でも、ガリとシャリくらいは、すでに市民権を得て、一般的な単語になっているんだから、客である我々が使ってもいいような気もする。

メニューでは鉄火巻きとなっていたが、巻物はネギトロ巻きだった。

仕入れの関係ってやつだろうか。

改めてメニューを見てみると、上ランチでは「てっか巻」となっているが、特上ランチは「てっかの巻物」となっている。

てっか「の」巻物。

だからこれはこれで合っているのかもしれない。

それにしても、さすがは寿司屋だ。米が美味い。

いや、米ではなく、シャリが美味い。

まぐろの赤身。

写真では分かり難いが、結構な肉厚。

さすがの美味さ。

カンパチ。

私の祖父はカンパチが大好きで、私も子供の頃からよくカンパチを食べていた。

おかげで、いまや、私もカンパチが大好物になってしまった。

身が締まった、カンパチ独特の張りのある食感。

エンガワ。

肉厚で、しかもけっこうデカイ。シャリを覆い隠すような大きさ。

このエンガワは、「ヒラメのエンガワ」だろうか？

メニューにはエンガワとしか書かれていない。

お値段を考えると、ヒラメのエンガワではないかもしれない。

メニューには、何の「エンガワ」なのかは明示されていない。

おそらくはカラスカレイのエンガワかと思われる。

いわゆる代替魚だが、私の舌では、その味からヒラメか、カレイかを判別することはできない。

でも、ばっちり美味しいんだから、それはそれで何の問題もない。

ちなみに、ヒラメは茨城県のお魚。

茨城県から福島県にかけての近海で獲れるヒラメは「常磐もの」と呼ばれ、重宝される。

甘エビ。

他の握りが良すぎるためか、あまり存在感がなくて、ちょっと気の毒。

お頭付きだったので、手でちぎってから食べた。

生ウニ。

まさかの生ウニ 。

これで儲けがでるのかと、こちらが心配になるほどの大盤振る舞い。

これには頭が下がる。

イクラ。

プチプチとした食感と濃厚なコク。

これは痛風に効きそうだ。来月の通院が今から心配になるほど、魚卵の旨味が詰まっている。

しかし、このイクラ、だいぶ小粒だ。

これはたぶんサケの卵ではなく、マスの卵、マスコといわれるものだろう。

マスコは、サケの卵より小粒で、それゆえに味が濃厚だと言われている。

マスコも、イクラと同じように、醤油ダレに漬け込んで調味する。

肝心のそのお味は、イクラと比べてもまったく遜色ない。

鯛。

何鯛かは分からないが、美味しかった。

ネタでかい。

中トロ。

見たまんまだ。見たまんまに美味い。

とろける。

追加で注文した玉子。

寿司ネタのなかでは、玉子が２番目に好きだ。

この玉子は甘みがそれほどなく、魚の味が濃かった。

鶏卵の味よりも、魚の味が勝っている。

こんな玉子も悪くはない。

こちらも追加で注文したイカの握り。

寿司ネタのなかで、文句なしに１番好きなネタ。

プロが調理すたイカは、何か独特の強いねっとりとした食感をもっている。

自分でイカを捌いても、スーパーで買ってきても、こんなねっとりとした感じにはならない。

イカに対して、何かひと仕事をするのだろうか。

いったいそれって、どんな仕事なんだ？

私にもできるなら、教えて欲しい。

梅納豆巻き。

茨城県を代表する名物の梅と納豆のコラボ。

爽やかな梅の酸味と、大豆の濃い旨味。

梅ジャムは市販品のものだと思う。塩気が強いので、醤油はいらないくらいだ。

納豆が見慣れない色をしている。まんま大豆のような色だが、食べるとちゃんと納豆だ。

どこの納豆だろう。

お漬物。

キュウリは完璧な漬け具合。

程よい歯ごたえが残っている。

このたくあん、私はちょっとダメだった。

人工甘味料のくどい甘さが口に残る。 

店には小さなテレビがあって「アッコにおまかせ」が流れている。

日立ハイテク クーガーズのサインが飾られていた。

ひたちなか市（旧 勝田市）で１９６１年に創部された由緒ある女子バスケットボールの名門。

それが日立ハイテク クーガーズ。

だということを、先ほどネットで調べて知った。

ここ、ひかり寿司はアスリートのお腹も十分に満足させているのだろう。

「いつも最高級においしい  アテネにでました。エヘ」

え、アテネって、アテネ・オリンピックのこと？

なんと、このお店には、元日本代表のオリンピック選手もいらっしゃるようだ。

ひかり寿司の基本情報

ひかり寿司の場所はこちら

ひかり寿司のメニュー

ランチはクレジットカードでの支払いを受け付けていない。だから、たっぷりと現金を持っていこう。

※ 価格は２０１９年１２月のもの。

そのほか、一品料理が充実している。

ビールはエビスビールで、びんビール（６００円）と生ビール（６５０円）。

もちろん、日本酒や焼酎も充実している。

基本データ