冬。魚たちは、その身にたっぷりと脂を蓄えて、冬の寒さを耐え忍び、春の訪れを待つ。
冬は脂がのった魚をいただける、美味しい季節。
今日は、ひたちなか市でも指折りの人気店で、魚料理のランチといこう。
和風料理 蛇の目(ひたちなか市)
やぁ諸君、ごきげんよう。
ぼっちメシ研究所のジャムだ。
ひたち海浜公園の直ぐ近くに、本日のお目当てのお店、蛇の目がある。
今日は金曜日。
平日にお休みを取れたので、蛇の目で平日限定のランチを頂いてきた。
蛇の目の読み方は、へびのめ、ではなくって、じゃのめ。
さっそくその様子をレポートする。
※ 蛇の目では、ランチメニューの提供は平日のみ。休日は、ランチメニューの提供は無いのでご注意を。
蛇の目は国道245号線沿いにある。
灰色の空は厚い雲に覆われて、とても寒いが、今日も自転車で移動する。
平日とはいえ、なにせ人気のお店。他の客が来る前に、写真を撮っておきたい。
だからオープン直後の時間をねらっていった。
見事な店構え。
高級感が漂う。
店の前の駐車場は9台分。店の前とは別に、小さな小路をはさんで駐車場があり、そちらにも、かなりの数のクルマを収容できそうだ。
なんだか寒空の下、自転車にのって来るような店ではないっぽい。
しかも、オープン直後の時間だというのに、すでに駐車場には2台のクルマが停まっている。
なかなか良さげな感じ。
料理屋に「蛇」の一文字が入っているので、とてもインパクトがある。
魚料理と蛇の目という単語の関係について、ネットで調べてみたが、料理に関係するような情報は見つけられなかった。
私が「蛇の目」という単語から連想するのは「ジャノメ・ミシン」くらいのもの。
店の入り口にはランチメニューが明示されている。
今日は刺身、チキンソテー、サバ辛みそ焼き。
税別で1,200円。
立派な店構えから想像するよりも、かなりお値打ち。
「こんにちわー」と挨拶をしながら入店。
すると、目の前に、とても美しい女性が姿をあらわした。
「いらっしゃいませ」
女神だ。とてもお美しい。
「和」の美しさを体現したような、そんな美貌の若女将に出迎えられた。
私が書いているこのブログは、一応はグルメレポート、または食べ歩きとか、その類のジャンルのものだ。
少なくとも、私はそんなつもりで書いている。
一般的に言えば、そのようなブログでは、いくら店員が美しかろうとも、それを店を判定するためのの材料とはしない。
店の良し悪しの判断基準となるのは、あくまでも、味、接客、サービス、雰囲気、値段、などなど。
しかし私は、女性店員の美しさを、その店を評価するための判断材料としている。
だって、だって、どうせなら、美人に接客してもらったほうが絶対にいいに決まってんじゃん?
私はこの時点で、ここ蛇の目に対して90点という点数を付けた。
たいそう美人な女神さま、いや、若女将がいらっしゃるここ蛇の目。
そう、なんとこの店は、料理を出す前にほぼ満点にちかいハイスコアを獲得したことになる。
しかし私は、いわゆる惚れっぽい性格。
私が目にするほぼすべての女性を「美しい」と思ってしまう。
だから、どこのお店でも女性の店員さんにはドキドキしてしまい、すべてのお店に90点を献上しているのだから、これはこれで公平なジャッジだと思っている。
店内を観察する。
カウンターが6席。その背面には小上がりが3卓。
さらに奥にはテーブル席が3つ。
小上がりの卓には座布団が2枚。だから2人用の卓なのだろう。
しかし、その卓の脇には、さらに2枚の座布団が重ねられている。
エマージェンシー・座布団。
いざとなれば、この卓は4人で使用することも可能だ。
店を入って右のエリアが、私が座ったカウンター席。
一方で、入り口の左エリアには、座敷があった。
なんだかこのお店の中は、めちゃくちゃ広そうだ。
店の中は、しっとりとした和の空間が演出されている。
案内されたカウンターに座り、さっそく備え付けられているメニューを拝見する。
惹かれたのは『刺身盛り合わせ定食』。
これは気になる。
なんせ、ここ蛇の目は魚自慢のお店。美味しいお魚を堪能するのなら、なんといってもお刺身が一番だろう。
しかし、思い返してみると、このところ和食が続いている。
最近伺ったお店を振り返ってみると、
「いとう(刺身)」
↓
「そば然(蕎麦)」
↓
「那珂川楼(うなぎ)」
↓
「 ひかり寿司(鮨)」
という流れ。
あきらかに和食に偏っている。
うーん。
和食のお店に来ておきながら、今さらだが、そろそろこの「和」の流れには変化が欲しい。
大女将がお茶を出してくれた。
大女将も大変にお美しく、柔らかな雰囲気のある人だ。
私は大女将に、刺身以外のおすすめ料理について聞いてみた。
「刺身の盛り合わせを頼みたいんですが、なにか他におススメってあります?」
「メニューがたくさんあるから、ついつい目移りして決められなくて・・・」
大女将「あらぁ、それでしたら・・・本日のランチなんておすすめですよ」
大女将「刺身の盛り合わせはお刺身だけですけど、ランチはお刺身と、おかず2品が付くんです」
なんだか少し意外だった。
大女将は、単価の高い『刺身盛り合わせ定食』よりも、単価の安いランチを勧めて来た。
ここは相談に乗っていただいた手前もあるし、それに今日のランチメニューの一品には「チキンソテー」が含まれている。
チキンソテー。
なるほど、チキンソテーか。まぎれもなく海の向こうからやって来た、舶来物の料理。
これは和食一辺倒の流れを断ち切るのに、十分な切れ味を予感させてくれる。
「すみません、じゃランチお願いします」
「あ、あとメヒカリのから揚げをください」
大女将「はーい、ランチとぉ、メヒカリのから揚げですねぇ」
注文を済ませて、店のメニューの写真を撮る。
すると、メニューの裏面に書かれている添え書きに気が付いた。
+100円でドリンクが付きます。
+100円でアイスクリームが付きます。
店の奥に引っ込んだばかりの大女将に声をかけ、すぐにドリンクとアイスクリームを追加した。
この写真は、+100円でオーダーしたウーロン茶。
アイスは数種類のなかから、マロン・アイスをお願いした。
すぐにメヒカリのから揚げが運ばれてきた。
驚くほど料理の提供が早い。
揚げたてのメヒカリは、やや小ぶり。
メヒカリは、関東以北ではメジャーなお魚なのだが、関西方面ではいわゆる雑魚扱い。
西日本では、この魚はあまり食されてはいないと言いう。
この小さな魚は、小柄な魚体の割に意外と脂が豊富で、白身の魚らしいふっくらとした身をしている。
メヒカリは、から揚げにして、丸ごと食べるのが一般的だ。
冬に旬を迎える美味しいお魚の代表。
正式な名前は「アオメエソ」だが、静岡県の駿河あたりでの呼び名は「とろぼっち」。
ぼっちな私には、おあつらえ向きお魚。
なんだかこの魚には親近感が湧く。
ポン酢が付いてきたが、メヒカリのから揚げには塩が振ってあり、ポン酢に浸けるまでもなく、十分に美味い。
しかし、困ったことに、このポン酢もまた美味い。
出来合いの物ではなく、ちゃんと作られたものだ。
小口ねぎと、もみじおろしも入っている。
だが、すでに塩が振られた唐揚げを、このポン酢に浸けると、塩気が勝ちすぎてしまう。
とは言え、この美味しいポン酢も楽しみたい。
女神がランチを運んで来てくれた。
女神のランチ。
提供がめちゃくちゃ早い。
早すぎて驚く。
サーモン、マグロ、甘エビ。
サーモンには食用菊の花びらが散らされていた。
菊も今の時期が旬。
菊の一番美味しい食べ方は天ぷら。おそらく、銀河系で一番うまい食べ物が菊の天ぷらだ。
刺身はなんとなく地魚を期待していたので、サーモンってのがちょっと引っかかる。
サーモンは一切れ。
甘エビは一本。
マグロはブロック状の切り身が二切れ。
わさびはそれなり。
サバの辛みそ焼き。
皮が破れるようなことはなく、きれいに仕上げられている。
ピッカピカに照り輝いている。
サバも冬が旬の魚で、このサバの切り身もしっかりと脂がのっている。
だが、なにかもの足りない。
切り身が小さいからだろうか。
いったい、この綺麗なサバには、なにが足りていないのだろう?
ちょっと前に、旬彩かすがで食べたサバの塩焼き。
皮目には強く火が通り、脂がジュウジュウと勇ましいうなりを上げる。アツアツのサバの、大きな半身が2つ。
骨が付いたままのサバからは、強火で炙られた脂が、なんとも言えないイイ香りをプンプンとまき散らす。
焼き立てのサバのルックスと、その香りに、食欲が掻き立てられた。
しかし今、私の食べている、このサバはどうだろう?
とても綺麗で上品だ。
だが、なにか物足りない。どこか、よそよそしい。
まるで、別れの時が近づいていることを予感しつつも、惰性で付き合い続けているカップルのような、そんな冷めた雰囲気を漂わせている。
待望のチキンソテー。
このチキンソテーも、じつに綺麗な仕上がり。
表面には焦げ目がついているが、おそらくバーナーを使って、後から付けたものだろう。
均一に火が通されている鶏肉は、その見た目の美しさに反して、味の起伏に乏しくて、まるでプラスチックのような、工業製品のような、そんな仕上がり。
少し前にお邪魔した、大洗のうなぎ屋「那珂川楼」の極上の焼き鳥を思い返した。
あのとき、目の前に出された焼き鳥は、まさに焼き立て。
炭火で炙られた極上のタレは、肉からあふれ出る脂と相まって、たまらない香りを放っていた。
鶏を焼いただけの単純な料理のはずなのに、あのとき那珂川楼で食べたアツアツで焼き立ての焼き鳥は「焼き鳥」という概念を、底からひっくり返すほどの、信じられない美味さだった。
それに比べて、いま目の前にある、このチキンソテーはどうだろう?
熱いみそ汁と、ホカホカの温かいご飯。
しかし、サバもチキンソテーも「出来立て」という感じはまったくない。
このチキンソテーは、そんな出来立ての熱を放ってはいない。
温かくはあるのだが、「出来立て」「焼き立て」という熱気にはほど遠く、器の上で静かに行儀よく佇んでいる。
当然だが、レンジでチンのわざとらしいアツアツ感はない。
だからこのチキンソテー、おそらく調理後に保温しておいたのかもしれない。
冷めてもいないが、熱くもない。
しかし、これが「ランチメニュー」だということを考えてみると、当然のことなのかもしれない。
ランチメニューは「客を待たせない」ということが、とても重要だから。
例えば、どこかの会社員が昼休みにこの店を訪れて、ランチを頼んだとする。
もし注文をしてから、料理が出てくるまで、20分も30分も待たされたのでは、昼休みなんて、あっという間に終わってしまう。
多忙な企業戦士は『ゆっくりと食事を楽しむ時間』なんてものを持ち合わせちゃいないのだ。
だから、平日のランチメニューを注文する客は、なにより料理が提供される「速さ」を求めている。
その要求に応えるべく店側は、あらかじめ料理を仕込んでおいて、客を待たせることなく、可能な限り素早く提供する。
ランチにおける提供の「速さ」は、店にとっても、客にとっても、お互いにとってメリットだ。
「早く」そして「安く」提供することに重点が置れているのがランチメニュー。
だから、蛇の目のこのランチは、これで正解なのかもしれない。
ランチに訪れる客たちの「早く食べたい」というニーズに十分にこたえている。
だが、もしかしたら、この店としても、このような形で料理を出すのは不本意なのかもしれない。
本来であれば、出来立ての、湯気が立ち昇る料理を、客に出したいはずだ。
だからなのか、蛇の目ではランチメニューは、平日にしか提供していない。
『企業戦士』が現れない休日には、ランチメニューは必要ない。
休みの日には、多少の時間はかかっても、出来立ての美味い料理を出してくれるはずだ。
平日の昼に、この店に来たことが良くなかったのだ。
おそらく、私にこのランチを勧めてくれた大女将は、私のことを「速さを求める企業戦士」だと思ったのだろう。
だからこそ、大女将は私にこのランチを勧めてくれたのだ。
大女将を勘違いをさせてしまった私の方が悪かった。これはその結果だ。
食後のコーヒー。
サザコーヒーのスティックシュガーが付いて来た。
ところで、私は漁港の近くにある飲食店が出す料理が好きではない。
彼らが出す雑な料理が大嫌いだ。
「男の料理」とか「漁師めし」なんて言葉を隠れ蓑にして、雑で、手抜きで、おおざっぱな料理を作る。
魚の切れっぱしを米に巻き付け、わさびをなすり付け、客に投げつけて金をとる寿司屋。
雑な料理を濫造し、ひたすらに客の回転率をあげて金をかき集めるその姿は浅ましい。
もちろん、すべての店がそうではない。あくまで、一部の店の話だ。
まっとうな商売をされているお店がほとんどだが、中には質の悪い店もあるって話だ。
ここ、蛇の目はそんな乱暴な店とは違う。
丁寧な料理を出してくれる。とても、とても丁寧な料理だ。
だから、港町の料理店に比べて、ここ蛇の目の料理を好ましく思う。
しかし、好ましくはあるのだが、残念なことに、私にとってはあまり嬉しい内容ではなった。
絶品のマロン・アイスクリーム。
器もよく冷やされている。
マロン・アイスクリームはモチモチとした食感。トルコ・アイスを思わせる。
その味は、いわゆるプレミアム・アイスのようなコクがある。
このなめらかな食感と、栗の甘み、それにバニラの香りとが合わさって、とても贅沢だなデザートだ。
このマロンアイスは間違いなく、本日のランチの白眉。
これが100円で頂けるってのはじつにバリューがある。
このアイスは100円を追加で支払っても、ぜったいに追加で注文するべき逸品だろう。
コーヒーを飲んでいると、店の電話が鳴りだした。
電話は、私が座っているカウンター席の近くのようだ。
大女将が電話に出て、丁寧に対応されている。
大女将「はい・・・あ、はい。では、近くにいらっしゃいましたら、係りの者が誘導しますので・・・」
この店にはそんな「係りの人」がいるんだ、と感心した。
食事を終えてお会計。
会計は大女将が対応してくれた。
私はマロン・アイスが気に入ったので、女将に「アイスも手作りされているんですか?」と聞いてみた。
大女将「いや、いや・・・アハハ、まさか、まさかぁ・・・!」
と、あっけらかんに笑う。
あの絶品のマロン・アイス、どうやら、どこぞのお店から仕入れている物のようだ。
明るくて、開けっ広げな大女将に好印象を持った。
帰るときに駐車場に出ると、さきほど大女将が電話で話していた「クルマの誘導係り」と思しき男性が立っていた。
分厚いジャンパーの裾から、真っ白くて四角い前掛けが出ている。
店の目の前を走る国道245号の前に立って、左右を交互に伺いキョロキョロしている。
やがて彼は、国道のはるか向こう側から走ってくるクルマの群れに向かって、大きく両手を振り出した。
そして彼が駐車場に招き入れたのは、大型の観光バス。
私は我が目を疑った。
誘導係の彼が店の駐車場に誘導したのは、バカでかい観光バス。
送迎用のちっぽけなマイクロバスではない。
学校の遠足や、団体旅行に使うような、大型の観光バスだ。
そのバスの中には、学校の遠足で言えば1クラス分、つまり約40名ほどの客が乗っている。
蛇の目は、この人数の昼飯を捌くのだ。
この店は、そういう規模で商売をしているお店だ。
私のようなぼっちには、いささか不釣り合いな料理屋だったのかもしれない。
蛇の目の料理の値付けは、ちょっと高めだ。
おそらくその理由は、この誘導係りを兼任する調理人をはじめ、従業員を何人も雇っているせいだろう。
この蛇の目は、若い料理人たちに仕事の場、修行の場を与え、その育成に努めている。
茨城県の美味い魚料理を、次の世代へと伝えるための役割を担ってくれている。
そして当然、店には従業員を食べさせていく義務と責任がある。
だから、多少は料金が張るのもまぁしょうがない。
なにはともあれ、ごちそうさまでした。
お店の基本情報
蛇の目の場所はこちら
場所は国道245号線沿い。
海浜公園の西口からめっちゃ近い。
蛇の目のメニュー
※ 価格は2019年12月のもの。
お得な平日ランチ
日替わりランチ
1,200円
まぐろしらす丼
1,150円
すしランチ(サラダ・あら汁付き)
上にぎり
1,580円
特上にぎり
2,450円
おまかせにぎり
3,150円
常陸牛溶岩焼き御膳
天(常陸牛溶岩焼き)
3,000円
空(常陸牛溶岩焼き・刺身)
2,700円
※ 刺身が付く「空」の方が「天」より安いのはなぜだろう?
御 膳
梅(刺身・天ぷら)
1,720円
椿(刺身・ひれかつ)
1,720円
花(刺身・特大えびフライ)
1,850円
菊弁当(天重・刺身)
1,600円
うなぎ膳
うな丼(ミニサラダ付き)
2,250円
うな重(ミニサラダ付き)
3,000円
上うな重(ミニサラダ付き)
4,000円
松(蒲焼・刺身)
2,100円
竹(蒲焼・天ぷら)
2,100円
大名(蒲焼・刺身・天ぷら)
3,000円
大奥(蒲焼・刺身・ひれかつ)
3,000円
桜弁当(うな重・刺身)
3,600円
うなぎ蒲焼(単品)
2,800円
うなぎ白焼き(単品)
2,800円
まぐろステーキ膳
星(まぐろステーキ・刺身・天ぷら)
2,500円
月(まぐろステーキ・刺身)
1,650円
海(まぐろステーキ・天ぷら)
1,650円
山(まぐろステーキ・ひれかつ)
1,650円
風(まぐろステーキ・鉄火丼)
1,850円
鳥(まぐろステーキ・寿し8かん)
2,000円
まぐろステーキ単品
800円
定 食
刺身盛り合わせ定食
2,000円
刺身定食
1,350円
天ぷら定食
1,350円
ひれかつ定食
1,450円
特大えびフライ定食(2尾)
2,000円
上天重
1,400円
天重
1,000円
にぎり
おまかせにぎり
3,150円
特上にぎり
2,450円
上にぎり
1,580円
穴子にぎり
2,000円
うなぎにぎり
3,000円
お子様にぎり(ジュース付)
1,100円
巻物(1人前)
巻物盛合せ
1,000円
鉄火巻
1,100円
かっぱ巻
850円
かんぴょう巻
850円
納豆巻
850円
ねぎとろ巻
1,500円
丼 物
ねぎとろ丼
2,150円
鉄火丼
1,900円
ねぎ納豆鉄火丼
1,450円
いくら丼
2,100円
海鮮ちらし丼
2,150円
(丼物はミニサラダ付き)
にぎりセット
(イ)寿し 茶そばセット
1,600円
(ロ)寿し 天ぷらセット
1,850円
(ハ)寿し 天ぷら 茶そばセット
2,100円
(ニ)寿し 刺身 茶そばセット
2,100円
(ホ)寿し 刺身 天ぷらセット
2,500円
(ト)寿し 刺身 ひれかつセット
2,500円
汁 物
はまぐり汁
600円
なめこ汁
300円
あら汁
300円
かに汁
350円
しじみ汁
400円
お刺身
盛合せ(1人前)
2,000円
盛合せ(2~3人前)
3,500円
盛合せ(4~5人前)
4,500円
まぐろ刺し
1,050円
いか刺し
800円
たこ刺し
800円
甘えび
800円
馬刺し
800円
揚げ物
天ぷら(1人前)
1,050円
特大えびフライ(1尾)
950円
ひれかつ(2枚)
800円
目光の唐揚げ
700円
たこの唐揚げ
700円
ヤリいか唐揚げ
600円
フライドポテト
350円
小 鉢
まぐろ納豆
600円
いか納豆
600円
わかめポン酢
400円
もろきゅう
300円
黒枝豆
400円
厚焼き玉子
550円
焼き物もあったが、写真を撮るのに失敗した。
瓶ビールが530円。
こうしてメニューを書き出してみると、とてもメニューが多い。
私が注文した1,200円のランチは、1,100円の「お子様にぎり」とたったの100円しか値段が変わらないことに気づいた。
基本データ
住 所
〒312-0012 茨城県ひたちなか市大字馬渡741−6
電 話
029-274-8600
営業時間
11時00分~14時00分
17時00分~21時00分
定 休 日
月曜日
すんごくどうでもイイ話。ひたち海浜公園をお散歩
さて、腹もいっぱいになった。
食事の後には、蛇の目からほど近い、ひたち海浜公園をお散歩。
色あせて、使い込まれている感じがするウサギのマスコットがお出迎え。
本日の目的はコレ。
これが何かお分かりだろうか?
その正体を見極めるためには、この観覧車に乗らなくてはならない。
「ま、観覧車なんて、200円から300円でしょ」と、タカを括っていたら、なんとまさかの600円。
ぶっちゃけ、高い。
この観覧車に家族4人が乗ったら、600円×4人で、2,400円にもなるのか。
それは結構な出費だ。
ぼっちでよかった。一人分の料金で済む。
しかし、それでも600円。率直に言って高い。
しかし、それを払わないことには、観覧車に乗れない。
しかたがないから素直に600円を支払って「のりもの券」をゲットだぜ。
さて、では観覧車に乗るとしよう。
平日の真昼間に、いい歳をした男がぼっちで乗る観覧車。
今日の天気にも負けず劣らず、さぞかし寒々しい光景だろう。
いっそのこと、このラブ・ゴンドラに乗ろうかとも思った。
係りの男性スタッフさんによると、観覧車が1周するのにかかる時間は15分。
わずか600円で、15分間の空のお散歩を楽しめるってわけだ。
いざ乗ってみると、観覧車も案外といいものだ。
ゴンドラはぐんぐんと上がって行き、見慣れた街の、見慣れない顔をみせてくれる。
俯瞰してみるって大事なんだな。
で、先ほどの木くず。
このように観覧車から見ると地上絵になっている。
来年、2020年の干支のネズミ。
どうか来年はここひたち海浜公園も、野生のネズミで溢れかえり、ペストの1つ2つも流行らせて欲しいものだ。
遠くには筑波山が見える。
正直な話をすると、ネズミの写真を撮った後は、高度による恐怖が半端ない。
なにここ、高い・・・
こんな細い鉄パイプと、薄い鉄板と、貧弱なプラスチックでできたゴンドラで、この高さに吊り上げられるなんて、とても正気の沙汰とは思えない。
これは恐怖意外の何者でもない。
観覧車が半周するわずかな間に、観覧車に対する恐怖が、私のDNAの奥深くにびっしりと刻み込まれた。
私は「観覧車とは、危険なのりもの」という情報を、DNAに刻み込み、次の世代に伝えなくてはならない。
しかし、ぼっちな私には、子供なんていないから、次の世代になんて伝えようがない。
あぁ、ファッキン。
もし、ジェットコースターのコワさを、映画に例えるならば、それはたぶんスプラッター。
ワーっと大声を出してはしゃげるエンターテインメント的に楽しめるコワさ。
しかし一方で、観覧車の恐怖ときたら、まるで貞子。
ゆっくり、ゆっくりと高度を上げ、じわり、じわりと恐怖が積み重なっていく。
陰険な観覧車のコワさ。
あぁ、ちくしょう!
これじゃあ、まるで15分間の恐怖体験のために、600円を払ったようなものじゃないか。
ネズミの地上絵は2020年の1月5日まで。
浦安あたりのネズミに飽きたら、ひたちなか市のネズミを見るのも悪くない。
ペンギンにも乗れるしね。