【SOUNOSUKE’S CURRY AND RICE】カレー好きたちの集う夢の島を発見! ソウノスケさんが作るカレーとその独創的な世界を存分に堪能せよ@茨城県ひたちなか市

ときどき発作におそわれる。

「今日はどうしてもカレーが食べたいんだ!!」というやっかいな発作だ。

口と舌がすっかりカレー・モードになってしまい、カレーを食べない事にはどうにもこうにも収まりがつかない。

カレーを食べずにはいられない。と、およそ1日に3回ほどそんな発作に襲われる。

 

急なカレー発作におそわれた場合は、たいていはカレーを食べるか、もしくは別の何か美味しいものを腹に入れることで、なんとかやり過ごすことができるわけだが、そんなときには手軽に食べられるレトルト・カレーの存在ってのがじつに頼もしい。

なにせ湯煎するだけで食べられるレトルトカレーは、まさに人類の英知の結晶だとさえ思える。

 

しかしせっかくカレーを食べるなら、やっぱり美味いカレーのほうがいい。

つまり カレー道を極めたプロが作る美味いカレーが食べたい と思う。

 

だがそうなると、ちょっと頭を悩ませるのがお店選びだ。

 

まずまっさきに思い浮かぶのは本格的なインドカレーのお店だ。

挽きたてのスパイスをふんだんに使ったカレーと、タンドール釜でふっくらと焼き上げた巨大なナン、それに甘くスパイシーなチャイの組み合わせ。

これは文句なく最高だ。

またはタイカレーって選択もある。ココナッツミルクの甘さと唐辛子の辛さが不思議と同居するエスニックなタイのカレーはじつに魅力的。

辛くて、甘くて、熱いタイカレーはなにものにも代えがたい。人間の幸福ってやつをカレーで表現するならば、それはきっとタイカレーになるのだと思う。

 

そして忘れてはならないのが洋食屋のカレーだ。

じっくりと丁寧に炒めたタマネギの旨味と甘みを目いっぱい引き出した洋食屋の欧風カレー。

日本人の舌にばっちりアジャストしたその深い味わいは洋食屋のカレーならではの逸品といえる。

SOUNOSUKE’S CURRY AND RICE(ソウノスケズ カレー&ライス)

そんな選択肢の多いカレー界隈に、新たな選択肢が加わることになった。

それがソウノスケさんが作るカレーだ。

というわけで、今回ご紹介するのは『SOUNOSUKE’S CURRY AND RICE

 

やぁ諸君ごきげんよう。

ぼっちメシ研究所のジャムだ。

お店の外観

ソウノスケのカレー

お店の場所は国道6号線沿い。

その外見は、どこにでもある町のカレー屋さんって佇まい・・・ではなく、めっちゃアメリカン。

言われなければ、誰もここがカレーの専門店だとは気が付かないだろう。

ソウノスケのカレー

お店を訪れたのはこの日が初めて。

ではさっそくお店の中へ。

店内の様子

ソウノスケのカレー

ロカビリーが流れる店内に入ると「いらっしゃいませー」と、50歳前後の男性に出迎えられる。

その髪はオールバックにぴったりとなでつけられ、口元とアゴにはヒゲ。

ヘリンボーン柄のツナギの上にエプロン。

ちょっとワルそうでロックないで立ちだが、しかしその物腰は柔らかでとても丁寧。

ソウノスケのカレー

この男性がオーナーシェフのソウノスケさんだ。

あ、いやこの写真はソウノスケさんではない。

”この男性”というのは”オールバックで口ひげの男性”のことを指した言葉であり、決してこの写真のことではない。この写真は店の置物のピエロだ。

なんだか紛らわしい写真をのせてしまって申し訳ない。

ちなみに「ソウノスケ」という名前はオーナーシェフのご本名ではないそうで。

いわゆるペンネームとかハンドルネームのようなもの。

いうなればカレーネームってところか。

とはいえお店の看板にもなっている名前だし、ここはひとつ「ソウノスケさん」と呼ばせてもらい、それで話を進めていくことにする。

ソウノスケのカレー

さてこちらが店内。

カンターが6席と、テーブル席がいくつか。

ソウノスケのカレー

とりあえずカウンターの端っこに座る。

ソウノスケのカレー

カウンター席の背面の壁はガレージのような跳ね上げ式のシャッターになっていて、天気のいい日にはシャッターが解放され、カウンター席はまるでテラス席のよなオープンエアで心地のよい空間となる。

ソウノスケのカレー

コンパクトな店内はアメリカンな雑貨や、アメリカンじゃない雑貨などであふれている。

店の外も中もカレー屋とはとても思えない雰囲気。

いったいどんなカレーを食べさせてくれるのだろうか。

チキンカレー?+ウインナー+オムレツ?

ソウノスケのカレー

こちらがメニュー。

ソウノスケのカレー

カレーのメニューは5種類。

  チキン      800円
  ポーク      800円
  シーフード    850円
  焼きカレー    900円
  スープカレー 1,000円

サラダとドリンクが付くセットで注文すると、どのカレーを選んでも1,100円となる。

一般的な飲食店であれば「プラス数百円でドリンクとサラダが付きます」ってパターンが普通だが、この店は違う。

どのカレーでもセットなら1,100円ポッキリという謎の料金設定だ。

ソウノスケのカレー

ボトムラインを担うチキンカレーとポークカレーの2つが、この店の基本の味なのだろう。

どちらにするか迷ったが、カレーは『チキンカレー』を選択。もちろんサラダとドリンクが付くセットで。

それとご飯とルーを大盛り。

辛さは2辛に増し。

で、トッピングはどうしようか?

ソウノスケのカレー

トッピングを決めかねて、ソウノスケさんにおススメを尋ねてみる。

すると「チキンカレーですと、そうですねぇ・・・『オム』とか『目玉焼き』をご注文されるお客様が多いですね。みなさんカレーを『親子』にして楽しまれるようです

え、親子?

なるほど。鶏肉と卵の組み合わせで親子丼ならぬ親子カレーってわけか。

そりゃ斬新な発想だ。

よし、いっちょ親子カレーでいってみよう。

あ、ちなみにこの写真もソウノスケさんではない。

ソウノスケのカレー

でも「オムレツ」と「目玉焼き」の2つの卵料理いっしょにトッピングするのはちょっと気が引ける。なにせこちとらコレステロールが気になるお年頃。

卵料理は「オムレツ」だけにして、かわりに「ソーセージ」をトッピングするとしよう。

ソウノスケのカレー

カウンターの上にはスパイスが入った瓶が並んでいる。

ソウノスケのカレー

カレーは食堂や社食や学食なんかの定番中の定番メニュー。

大きな鍋に材料をぶっこんだら、あとはカレー粉といっしょに煮込むだけ。

だから一度に大量に作れるし、味付けに失敗することもない。

料理を提供する側からすれば、カレーは安定した味を安く早く提供できる便利な料理だ。

ソウノスケのカレー

だからてっきりこの店も「あらかじめ大量に仕込んでおいたカレー」を大鍋からすくってご飯にぶっかけたものを出しているのかと思っていた。

しかしさにあらず。

カレーは作り置きはせず、注文が入るたびにその都度カレーを作る。

ソウノスケのカレー

まずはセットのサラダ。

ソウノスケのカレー

そしてメロンソーダ。

ソウノスケのカレー

セットには含まれていないはずのスープもサーブされた。

サービスだろうか? とにかくありがてぇ。

しかもこれがやたらと美味い。

ソウノスケのカレー

10分ほどで提供された『チキンカレー』。

ソウノスケのカレー

トッピングのソーセージ。

お隣には茨城名産のサツマイモ。

ソウノスケのカレー

ご飯はターメリックライス。

ソウノスケのカレー

傍らにはヒョウタンのミニチュアみたいな何か。

これなんだろう?

ソウノスケのカレー

たっぷりと盛られたカレールーからたまらなく刺激的な香りが立ち昇る。

ソウノスケのカレー

あれ?

たしかトッピングには目玉焼きではなく、オムレツを注文した・・・はず。たぶん。

でも、トッピングを注文をするときに「オムレツにしようか? それとも目玉焼きにしようか?」とさんざん迷ったから、結局どちらを選んだのかを自分自身でも覚えていない。

だからもしかしたらオムレツと思いつつも口が勝手に目玉焼きを注文したのかもしれない。

それにぶっちゃけオムレツでも目玉焼きでもどちらでもいい。そこに強いこだわりはない。

つまり些細なことだ。

でもたぶん、やっぱりトッピングにはオムレツを注文した気がする。

ソウノスケのカレー

とりあえずはカレー・ルーから味見しよう。

パックンチョっと。

ソウノスケのカレー

おっ! うまっ!

11種類のスパイスを使って仕上げたルーは、本格的インドカレーにも匹敵するスパイシーな味わい。

しかしインドカレーと決定的に違うのは、ルーから漂うココナッツ・ミルクのほんのりと甘い香り。

インドカレーに、タイカレーのエッセンスがひとつまみ加えられている。

ソウノスケのカレー

スパイスががっつりと効いていても、しかし辛さは意外と控えめ。

でも、いわゆる甘口っていうのとはちょっと違う。

複雑で多次元的なカレー。

なるほどこれが『SOUNOSUKE’S CURRY AND RICE』のカレーか。

ソウノスケのカレー

しかし心底驚いたのは、この角切りのお肉を食べた瞬間だった・・・

 

この日、注文したのはチキンをベースにしたカレーに卵料理をトッピングした親子カレー

トッピングの目玉焼きが「」であるとすれば、その親にあたるのがこの「鶏肉」ってわけだ。

お肉をスプーンですくってパックンチョ。

 

あ、ああっ!?

 

こ、これは・・・!

ぶ・・・ぶぶbbb

ソウノスケのカレー

豚肉だっ!

と、鶏肉じゃない!

ソウノスケのカレー

ポークだっ!

ソウノスケのカレー

豚肉だっっっ!!!

ソウノスケのカレー

豚肉だっっっ!!!

ソウノスケのカレー

豚肉じゃねーかぁあぁぁッッ!!!!

ソウノスケのカレー

えぇ・・・なんで?

 

親子とはいったい・・・!?

ソウノスケのカレー

チキン・カレーを注文したはずだが、もしかしたらまた口が勝手にポーク・カレーを注文してしまったのだろうか?

いや、カレーを注文したのは、親子カレーうんぬんのやり取りの直後だったから、たしかにチキン・カレーを注文したはずだ。

豚と鶏の養子縁組?

もしかしたら「たとえ血がつながってなくても親子」的な、そんなヒューマニズムにあふれるメッセージが込めれれているのか?

ソウノスケのカレー

あまりの驚きにしばしフリーズしていると、カウンター向こうの調理場からソウノスケさんが声をかけてきた。

あの、ごめんなさい・・・

はい?

ごめんなさい、2辛にするの忘れちゃって・・・

え?

あの、これ、チリパウダーです。良かったら使ってみてください。あまり辛くはならないかもしれませんが・・・

 

・・・えええ?

ソウノスケのカレー

なんというソウノスケ・ワールド!!

まったく新しいカレーの世界。その深淵を覗き込んでしまったような気がする。

あまりの新しさに理解と思考が追い付かない。

世の中で幅を利かせているカレー御三家、すなわちインドカレー、タイカレー、欧風カレーに対抗する「新たなカレー」を作り上げるためには、おそらくこれくらい強烈なインパクトと独自の世界観とが必要なのだろう。

ソウノスケのカレー

ということで手渡されたチリパウダー。

これはあくまでエマージェンシー的に提供されたもので、備え付けの調味料ではないのであしからず。

でも、まぁこれで良かったのかもしれない。

初めて来たお店だから、ノーマルな辛さを知ることができる。

そう前向きに考えることにする。

ソウノスケのカレー

チリパウダーをぶっかける。

フォークを目玉焼きにプスり。

ソウノスケのカレー

で、トロリ・・・っと。

ソウノスケのカレー

ソーセージにもチリパウダー。

パキっとシャウエッセンな歯ごたえで、ボイルしてから焼いているようだ。

ソウノスケのカレー

ルーはコクがあって欧風カレー的でもある。

ちなみにナンは提供しておらず、ターメリックライス・オンリー。

ナンが食いたきゃインドへ行けってことだ。

ソウノスケのカレー

チリパウダーはたしかに辛くない。

今までチリパウダーってのはチリ=唐辛子を粉末状にしたものだと思っていた。けれど、あらためて調べてみると「唐辛子にニンニク、オレガノなどの多数のスパイスを混ぜたもの」らしい。

ソウノスケのカレー

気になっていたミニヒョウタンの正体はピクルスだ。

ソウノスケのカレー

インドカレーっぽくもあり、タイカレーっぽくもある。そして欧風カレーっぽくもある。

そのどれかに似ているようで、似ていない。

それらのカレーをリファレンスにしつつ、新たに構築されたソウノスケさんのオリジナルなカレー。

美味し。

ソウノスケのカレー

初めて来たお店にもかかわらず、いきなり色々なことが起こり過ぎた。おかげで少々頭が混乱したが、結論を言えば間違いなく美味いカレーだ。

オリジナリティあふれるこの店のカレーには『SOUNOSUKE’S CURRY AND RICE』の刻印がしっかりと刻まれている。

ソウノスケのカレー

で結局このカレーはチキンカレーではなくポークカレーってことで良いのだろうか?

ソウノスケのカレー

また気になるお店に出会ってしまった。

焼きカレー&メンチカツ

ソウノスケのカレー

数週後、ふたたび『SOUNOSUKE’S CURRY AND RICE』へ。

この日はお店の前にドデカいアメ車が停まっていて、なんだか前回以上にアメリカン。

ソウノスケのカレー

さっそく店に入ると「いらっしゃいませー」とにこやかなソウノスケさんに出迎えられる。

その髪型は前回と同様にばっちりとオールバックでキマっている。

ソウノスケのカレー

この日は『焼きカレー』を食べようと決めて来た。

そしてトッピングは『メンチカツ

辛さは2辛。

で、ご飯とルーを大盛り。

ソウノスケのカレー

ソウノスケさんに注文を伝えると「すみません、焼きカレーは大盛りにはできないんですよ・・・」と、申し訳なさそうに頭を下げられる。

焼きカレーは使う器の大きさが決まっていまして・・・

そう言って、焼きカレーを調理するために使う耐熱皿を見せてくれた。

ソウノスケのカレー

とうことであれば大盛りは諦めるしかない。

まぁ食べ過ぎるのは良くないし、それにいつも酷使している胃腸たちを休ませてやるにはこれもまたいい機会だ。

ソウノスケのカレー

注文してから15分ほどたったころ、「器が熱くなっていますのでお気をつけください」と『焼きカレー』が運ばれてきた。

アツアツのカレーの表面にはグリルした野菜たちが所狭しと並び、ぱっと見ではこれがカレーだとは認識できない見た目。

こりゃまるで野菜の生け花。

真上からの写真なので分かりにくいが、使われている器は丼ぶりサイズの懐の深いもの。

ソウノスケのカレー

使われている野菜はパプリカ、ナス、レンコン、ブロッコリー。

ソウノスケのカレー

それとジャガイモ、サツマイモ、カボチャ、インゲン、アスパラ、糸唐辛子。

とにかく具だくさん。

ソウノスケのカレー

カレー皿の上は大量の野菜たちに占領されているため、トッピングのメンチカツをのせるスペースがない。

そのためメンチカツは別皿での提供。

ソウノスケのカレー

野菜たちをのけて、カレーとライスを掘り出す。

さっそくひと口食べてみる。

あっ! うまっ!

前回いただいたチキン(ポーク?)カレーはインドカレー+タイカレーといった感じだったが、この焼きカレーは挽き肉が入っていてキーマカレーっぽい仕上がり。

ぐぐっとインドに寄せてきている。

ベクトルは違えど、これも美味い。

ソウノスケのカレー

焼きカレーはベースにするカレーをチキンカレーか、またはポークカレーのどちらかから選ぶ。

選んだのはチキンカレー。

なのでお肉はちゃんとチキン。

決してポークではない。

ソウノスケのカレー

辛さを2辛にしてもらったので、ばっちり辛い。

市販されているカレー・ルーの辛口よりも少し辛いくらい。

唐辛子の辛さだけじゃなくて、いくつものスパイスが絡み合った奥行きのある立体的な辛さ。

ソウノスケのカレー

野菜たちに隠れて半熟卵も入っていた。

ソウノスケのカレー

器の中にはその容量の限界までご飯がこれでもかっと詰まっている。

「焼きカレーはご飯の大盛りはできない」ハズのところを、気を使ってご飯を多めに盛ってくれたらしい。

ソウノスケさんの優しさと気遣いに感謝だ。

ソウノスケのカレー

ビッグなメンチカツ。

かなり食べ応えがある。

ソウノスケのカレー

ふんだんに使われている野菜たちがカレーライスに豊かな表情を与え、常に味と食感を変化させるから飽きずに食べられる。

ソウノスケのカレー

耐熱容器の中にはソウノスケさんが新たに創造したカレーの宇宙と、黄色いターメリックライスがみっちりと詰め込まれている。

ソウノスケのカレー

パンパンになった腹をかかえながら店を出た。

 

シーフードカレー & オニオンリング & コーンバター & アイス

ソウノスケのカレー

とある晴れた日曜日。

自宅から歩いて『SOUNOSUKE’S CURRY AND RICE』へと向かう。

ソウノスケのカレー

この日は寒い日だったので、カウンター背面のシャッターは降ろされたままだった。

ソウノスケのカレー

注文したのは『シーフードカレー』もちろんサラダとドリンクのセット。

トッピングで「オニオンリング」と「バターコーン」を追加。

辛さは2辛。

ご飯は大盛りにはせずに普通盛り。

ソウノスケのカレー

まずはセットのサラダが運ばれてきた。

サラダをつつきながらカレーの到着を待つ。

ソウノスケのカレー

カウンターの端に設置されている冷蔵庫では瓶のコカ・コーラが冷やされている。

ソウノスケのカレー

ついでにサルも冷やされている。

 

・・・サル?

ソウノスケのカレー

サルを冷やす意味について考えていると『シーフードカレー』が運ばれてきた。

ソウノスケのカレー

オニオンリングの穴からはスパイスとココナッツのフレーバーが沸き上る。

さらにバターでソテーされたコーンの香り。

ソウノスケのカレー

てっぺんにはズッキーニ、レンコン、フライドオニオンと糸唐辛子。

ソウノスケのカレー

ごはんは普通盛りなのに盛りが良い。

ソウノスケのカレー

このシーフードカレーもベースとなるカレーをチキンまたはボークから選ぶシステム。

なのでとりあえずボークを選択。

そのベースカレーにエビ、アサリ、イカなどのシーフード・ミックスを加えて仕上げている。

ソウノスケのカレー

ところでベースとなるカレーのチキンとポークってどう違うの? もしかしてお肉が違うだけ?

そんな疑問をソウノスケさんにぶつけてみる。

するとその答えは「チキンのほうが軽めで、ボークのほうがちょっとだけヤンチャですね」ということだ。

なるほど。ポークのほうがヤンチャなのか。

分かるようで分からない、でもやっぱりちょっと分かったような気持ちになれる、そんな食べるラー油のごとき名回答だ。

ソウノスケのカレー

ポークカレーとチキンカレーの違いについて納得できたような気分になったところで、あらためてカレーを食べ進める。

サクサクの衣に包まれたオニオンが美味い。

はじめてカレーとオニオンリグの組み合わせを食べたが、これって意外と相性がイイ。

ソウノスケのカレー

そういえば、カレーやエスニック料理のようなスパイスを多用する料理ってのは、調理に使用する塩分を抑えることができるそうだ。

刺激的な香辛料で料理に風味を付けることにより、さほど塩を使わなくても味付けができる。

ソウノスケのカレー

だから塩分控えめってこと。

つまりヘルシー。

なんならカレーって料理は、健康食品といっても過言ではない。

ソウノスケのカレー

そんなヘルシーなカレーの食後。

ホットになった口の中をクールダウンするため、アイスを追加で注文。

ソウノスケのカレー

チョコソースが回しかけられ、さなにカラフルなスプレー・チョコがトッピングされていてなんとも賑やか。

ソウノスケのカレー

チョコ、ストロベリーのアイスの下にはバニラ・アイスがぎっしりと詰まっている。

かなりのボリューム感。

ソウノスケのカレー

カレー屋と言えば、たいていどこのお店でも鹿の頭のはく製が1つや2つは飾ってあるはず。

そんな気持ちになれた日曜日だった。

スープカレー&オムレツ&チーズ

ソウノスケのカレー

お店に来るもの4回目。

ソウノスケのカレー

この日は『スープカレー』を注文。

スープカレーは、スープの海の上にライスの島が浮かんでいるように見えることから、別名アイランド・カレーとも呼ばれる。

つっても、アイランドカレーなんて言っている人を見たことないが。

ソウノスケのカレー

セットのドリンクはメロン・ソーダをチョイス。

カレーに合わせる飲み物と言えばメロン・ソーダと昔から決まっている。

ソウノスケのカレー

こちらが『スープカレー

黄金の海に浮かぶのは、色とりどりの野菜たちでできた島。

これこそが世のすべてのカレー好きたちが探し求めた夢の島だ。

まさにアイランド・カレー。

ソウノスケのカレー

中央に盛られたカラフルな野菜たちは素揚げされている。

ソウノスケのカレー

フライドオニオンと糸唐辛子。

ソウノスケのカレー

島の土台を支えるのは半熟オムレツ。

ソウノスケのカレー

ベースのカレーはポーク・カレーを選択。

ゴロっと角切りの豚肉はよく煮込まれていて柔らかい。

ソウノスケのカレー

スープ・カレーということで、ルーに粘り気はなくてサラサラ。

ほんとにスープのようだ。

さっそくひと口食べてみる。

 

おおっ!?

 

こりゃうんめェッッ!!

ソウノスケのカレー

これマジで超美味い。イケる。

深いコクが後を引く。引きまくる。

思わずルーを口に運ぶ手が止まらなくなる。

なにしろスープとしての完成度がものすごく高い。

このコクのもとは炒めたタマネギによるものだろうか? いやいや、もちろんそれもあるのだろうが、しかしタマネギだけじゃこんなに深いコクは出ないはず。

おそらく鶏ガラかなにかを使って出汁をとっているような濃厚な旨味と深い味わい。

ソウノスケのカレー

前述の通り、この『スープカレー』もベースとなるカレーをチキンポークから選択するシステム。

ベースとなるのは2つのカレー。

チキンとポーク。

もしかしてこの2つのベースカレーの違いは、使用する肉や使用するスパイス類の違いだけではなくスープの出汁となる食材の違いによるものではないだろうか?

つまり、チキンカレーは鶏ガラを使って出汁をとり、ポークカレーは豚骨で出汁をとる。

ベースカレーの違いって、もしかしてそういう違い?

ソウノスケのカレー

オムレツの下に隠れたターメリックライスをほじくり出す。

ああ・・・めちゃ美味い

プレーンなオムレツはふわふわ。

そしてチーズが豊かなコクを与える。

滋味深い。

ソウノスケのカレー

ライスもカレールーも大盛りではなく普通盛りのはずなのに、えらく盛りがいい。

ソウノスケのカレー

もしかしたら的外れかもしれないが、なんとなく中華スープのような味わいも感じる。

このスープ、ホントに素晴らしい。

ソウノスケのカレー

たて続けにルーばかりを食べていて、気が付けば野菜が置いてきぼり。

野菜はカレーと一緒に煮込んでないので、野菜ごとにその食感とか風味が生きている。

ソウノスケのカレー

このスープカレー、掛け値なしに美味い。

カレー好きに限らず、誰であろうとぜひ一度は食べてみてほしい絶品のスープカレー。

文句なしにオススメしたい。

ソウノスケのカレー

あっという間に最後のひと口。

ソウノスケのカレー

いつものようにロカビリーが流れる店内。

カレーとロカビリーというけっして相性がいいとは言えない2つの要素が共存するソウノスケさんの世界。

好きなものを強引にでも両立させてしまう剛腕っぷりとそのスタイルにシビレる。

ロックだね。

ソウノスケのカレー

お会計のさいに、美味しいカレーのお礼をソウノスケさんに伝えると「いつもありがとうございます」と優しい笑顔で返された。

あ、いやこの写真はソウノスケさんではない。

ソウノスケのカレー

イベントなどの催しがあると、ソウノスケさんは店を閉めてキッチンカーで会場へと出向きカレーを販売する。

そのため定休日以外でも臨時休業となることがあるので、大型のイベントがある日には事前に確認したほうがいいだろう。

SOUNOSUKE’S CURRY AND RICEの情報

SOUNOSUKE’S CURRY AND RICEの場所はこちら

 SOUNOSUKE’S CURRY AND RICEの基本データ 

 住  所 

 〒312-0061 茨城県ひたちなか市稲田1048−86

 電 話 

 029-229-0377

 営業時間 

 11時00分~21時00分

 定 休 日 

 水曜日

 Web 

  公式HP 

SOUNOSUKE’S CURRY AND RICEのメニュー

※ 価格は2022年のもの。

 SOUNOSUKE’S CURRY AND RICEのメニュー 

 カレー 

 チキン
    800円
 ポーク
    800円
 シーフード
    850円
 焼きカレー
    950円
 スープカレー
  1,000円
 セット(サラダ・ドリンク付き)
  1,100円
 カレー増し
    100円
 ライス増し
    100円
 辛さ1辛ごとに
     50円

 トッピング 

 オム
    150円
 目玉焼き
    150円
 ミート
    150円
 チーズ
    150円
 オニオンリング
    150円
 バターコーン
    150円
 野菜素揚げ
    200円
 ソーセージ
    250円
 コロッケ
    250円
 メンチ
    350円

 ドリンク 

 コーラ
    200円
 ジンジャーエール
    200円
 メロンソーダ
    200円
 ジャワティー
    200円
 コーヒー(HOT/ICE)
    200円
 100%アップルジュース
    200円
 ビール
    500円
 ハイボール
    500円

 その他 

 アイスクリーム
    250円
 笑顔
      0円