みなさんこんにちは、ぼっちメシ研究所のジャムです。
急に食べたくなるものってありますよね?
きょうはアレ食べたいってリビドー。
代表なところで言えばカレーとか、ハンバーグとか、麻婆豆腐とか。
なんだか、とんかつ、急に食べたくなりまして、さっそくトンカツ専門店とんき で、超厚切りローズポークのとんかつを頂いてきましたので、そのレポートです。
とんかつ専門店 とんき
お店が開く11:30に合わせて到着する予定で家を出ました。
が、お店に向かう途中に忘れ物(カメラ)に気づいてUターン。
スタートダッシュ失敗。
幸先悪し。
遅れながらも、お店の駐車場に着くと、すでに何台かの車が停まってます。
駐車場に車を停めて、時計を見ると11:40。
オープンからすでに10分ほど過ぎちゃいました。
この日の最初の客になって、新鮮な脂で揚げたトンカツを狙っていましたが、ばっちり空振りです。
とんきの暖簾。
片手で暖簾を跳ね上げ、ガラス戸を引き、入店。
オーダー
「いらっしゃいませー」とお姉さま方が笑顔で温かくお出迎え。
が、ガラス戸の先にはさらにガラス戸がもう一枚。
二重のガラス戸です。外気が入らないようにされているんですね。
二つ目のガラス戸を開けながら「こんにちわー」
店内にはすでに2組ほどのお客さんがいらっしゃいます。
厨房を囲むようにカウンターが配置されていますが、お店の方に案内されたのは4人掛けの座敷席でした。
メニューと一緒にお茶とおしぼりが運ばれてきます。
運ばれてきたメニューを見ると、メニューはいたってシンプルに2ページ。ロースとヒレで迷いながらも、今回は特上とんかつ(ロース)をオーダーしました。
なんだかカワイイ調味料。
なんとなく調味料の写真なんかを撮りながら、とんかつの出番を待ちます。昭和レトロな調味料入れです。このルックス、ちょっと鳥っぽい感じ。
なんだか哲学者のようにも見えます。きっと私のような凡夫にはわからないような思索にふけってらっしゃるんでしょうね。
特上とんかつ(ロース)
土曜日とは言え、なんせお昼時。お客さんが次々とご来店。
厨房の方からはキャベツを刻むトントントントントンというリズミカルな音。
続いてカツを揚げるジュワァァァっという空腹の胃の中に響き渡る。イイ音が聞こえてきます。
揚げ物に特有のイイ匂い。
ずいぶんと焦らすじゃないか。
特上とんかつ(ロース)
先ほど、先客2組の分のとんかつが配膳されてましたから、いよいよ次は我がとんかつが運ばれてくる番のハズです。もーぅ待ちきれません。
ありったけの理性をかき集めて食欲という名の原始的な欲望を抑え込み、おとなしく待っている体を何とか取り繕いながら待つことしばし、ついにお姉様がきつね色に輝くとんかつを目の前に配膳してくれました。来たコレ。
目の前に並んだのは、思ってたのよりスゴイ陣容。まさかんなに品数が多いとは。
しかし、その中でもさすが主役のとんかつ、その存在感はパない。
厚切りなのはとんかつだけじゃなく、レモンも。
カラシ。
とんかつとは別の皿に乗ってのご登場。最初はコレが何か分からなかった。茄子の辛し和えかと。でも、茄子が入っていないし。ひょっとして蕎麦屋で言うところの天抜き的なものなのか?茄子抜き的なものなのか?
いいえ、カラシ100%でした。
極厚の肉は、その穂満なボディーにはとても見合わない薄い薄い衣をまとってます。
この衣、食感がパリッと軽い。サックサク。
肉の断面。
あれれ、この写真の方が衣の薄さが分かりやすいですね。
とんかつに使われている豚肉は、茨城県のブランド豚ローズポーク。肉は超厚切り。肉の厚みは500円玉の直径とほぼ一緒。か、むしろそれより大きい。ぶ厚い肉の布団。
とんきのとんかつは、一般的なとんかつ屋と同じように横に肉が切り分けた状態でサーブされます。ですが、とんきのトンカツはさらに縦にも一筋、包丁が入ってます。
お肉が厚切りだから、普通のとんかつ屋と同じ切り方だと大きすぎるんですね。ホント肉厚。
で、このお肉、すんごくやーらかい。
とんかつといえばこれ。永遠のベストパートナー、キャベツ。
言うまでもなくシャキシャキ。ちゃんと水にさらしてある。そして、とんかつのキャベツといえばソース。なんと言ってもとんつにはこの組み合わせがマスト。
ドレッシングだって? 分かっちゃないね。
ところで、キャベツって、私の食生活における大事なパートナーでもあります。なんと言ってもキャベツは消化を助けてくれますんで。ありがたい。
キャベツの絞り汁から発見されたキャベジン(ビタミンU)が胃腸薬に利用されているってのもその証拠。
ごはん。
ごはんは硬めの炊きあがり。盛り方が綺麗です。見習いたい。
米の一粒一粒が、目でも舌でもはっきり分かる、そんな炊き具合のご飯。こんなご飯が好きです。
でも、柔らかもっちりなお米も好きなんですよね。
つまり、米が好き。おいしいお米です。
お味噌汁。
ネギ、豆腐、ワカメ。
美味しいみそ汁です。出汁にカツオ+何かを使っているようで、ダシのパンチ効いてます。ですが私の舌では、肝心なその+何かが分かりません。何だろう。昆布でもないし。
お味噌はこしきを使ってないんですね。家庭的ともいえます。ワイルド。
おひたし。
もやしと法蓮草。そこにたっぷりと鰹節。
大根おろし。
辛味が少ない葉っぱに近い部分を使った大根おろし。このまま頂いてももちろん結構ですが、とんかつに載せて醤油でってのも悪くない。あと、大根は私の食生活における刎頚之友。私、コレなしでは生きていけません。理由はキャベツと同じ。ばつぐんに消化を助けてくれるから。毎日大根を食べないとホント胃の調子が悪くなっちゃうんですよね。胃の中に粘土を詰め込まれたような感じ。みなさんも粘土食べるとそうなりますよね?そんな嫌な感じから解放してくれます。ダイコン。
大根おろしに医者いらず。
ソースとカラシ。
王道の組み合わせ。
口に運び、一口噛むと薄い衣がパリっと。さらに豚肉を噛みしめると、肉と脂の旨味がジュワァっと。これはまさに人類の知の結晶。
醤油とカラシ。
ソースとはまた別の魅力。
お漬物。
きゅうり、にんじん、だいこん。
浅めの漬かり具合で、野菜の歯ごたえをしっかりと残してくれている。
とんかつの脂をさっぱりとさせたい時にいただきましょう。その効果はバツグン。
ごちそうさまでした。
感想とか
量が多いです。とくに肉。とにかく肉。
このお肉の量だと「おかずが足りなくなる」とか「ご飯が余る」って心配はまずありません
。なので、ご飯を残したくない方、特に食の細い方や女性の方はご注意ください。
あと、とんかつの下に網があれば、なお良かったんですが。残念ながら現時点では網はなく、とんかつはお皿の上に直に載っています。
キャベツの水分と、とんかつから出る脂を衣が吸収してしまうので、できれば網を敷いて頂けたらうれしいです。
とんきのメニュー
2ページに集約されたメニュー。潔し。
とんかつ専門店 とんきの場所
ひたちなか市から国道349号線を通り、那珂川にかかる万代橋を渡ったら、最初の信号を左折します。
お店は国道から外れたところにありますが、すぐに見つかります。
駐車場は入るときは特に問題ないんですが、出るときはちょっと見にくいかもしれないのでお気を付けて。
とんきの基本情報(営業時間など)

清潔な店内。
お店の入り口でお出迎えしてくれるタヌキさん。
とんきの「き」って、ひょっとしてタヌキの「キ」?
タヌキの置物といえば、コレ。たいへん立派なブツをお持ちで。