【いとう】お手頃価格なお魚ランチ@茨城県水戸市

水戸にある魚料理の美味しいお店いとう

今回ご紹介するいとうは、水戸市と大洗町の境に位置していて、近くの海でとれる美味しいお魚を比較的安価に食べさせてくれる良いお店だ。

 

やぁ諸君、ごきげんよう。

ぼっちメシ研究所のジャムだ。

海鮮料理いとう

 

久々にお魚のランチをいただくため、今回はいとうをチョイスした。

大洗に近い場所にあるので、私の感覚としては「水戸のお店」というよりも、どちらかといえば「大洗のお店」といったイメージを持っている。

大洗の海に近いだけあって、旬の魚を美味しく、しかも安く頂けちゃう素晴らしいお店だ。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 那珂川

今日も移動は自転車。

自転車で那珂川を渡る。

空気は澄んでいるが、だいぶ冷たい。もうすっかり冬だ。

2日前に買ったばかりの新しい手袋。これがなかなか具合が良くて、自転車のハンドルを握る手を冬の冷気から守ってくれている。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 入り口 (2)

いとうに到着。

さらっと書くと、まるですぐ近くにあるような感じになるが、実際は自転車にのって1時間ほどの道のり。

佐和からここまでは約16kmもある。けっこうヘロヘロになった。

さて、青い暖簾をくぐってお店に入る。

店内の様子

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 入り口 (1)

青い暖簾の先は、実はまだお店ではない。

いとうの入り口が二重になっている。青い暖簾をくぐると、すぐ左側にまた暖簾が掛かっていて、こちらがお店だ。

初めていとうを訪れたときには、このことを知らず、紫の暖簾を素通りして奥へ奥へと入って行った。

迷ったあげく、辿り着いた通路の奥は、たしかトイレとかだった記憶がある。

この作りはなかなかの初見殺し。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう (2)

木彫りのクマさんの置き物。

お値段たったの300万円。これこそまさに生活応援価格。

お土産にお一ついかがだろうか?

私も1つ、2つ買って帰ろうかと思ったが、あいにく今日は自転車なのであきらめた。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう カウンター (1)

本日の1番乗り。

店内にはまだ他のお客さんはいない。

「いらっしゃいませー」と女将さんが出迎えてくれた。

さっそく4席あるカウンターの、いちばん端っこに腰掛ける。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう ジンジャーエール 2

ここまで、だいぶ自転車をとばしてきた。

そのおかげで、もうすぐ12月だというのにすっかり汗だく。そして喉はカラカラだ。

とりあえず何か冷たい飲み物が欲しい。

女将さんに冷たい飲み物の種類をたずね、ジンジャーエールを持ってきてもらった。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう ジンジャーエール (2)

テーブル備え付けの栓抜きで、瓶の王冠を空けて一気飲み。

ジンジャーエールはのどを一気に駆け降りて行き、胃の中に流れ込む。

たまらない。

すぐにのどの奥のほうで、強烈な刺激が弾け、ちょっと涙目になる。

たまらない。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 緑茶

間もなく、女将さんがお茶を運んで来てくれた。

濃い目の美味しいお茶。

つい、女将さんと表現したが、もしかしたらここの娘さんかもしれない。

いずれにせよ、とてもお美しい方だ。

一息ついて、さっそくメニューを拝見させてもらう。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう メニュー (1)

幅広いメニューが取り揃えてある。

だいたいのメニューは1、000円に設定されている。

ここの刺身定食は以前に何度か食べたことがある。というか、刺身定食しか食べたことがない。

いとうの刺身定食は1、000円。しかし、お値段以上の満足感がある人気のランチメニューだ。

ならばそのアップグレード版である盛り合わせ定食は、より満足度も高いはず。

よし、今日は盛り合わせ定食だ。さっそくオーダーをしようとした。

 

女将「盛合せ定食は、かなり量が多いですよ?」

意外な展開だ。

量が多いのは素直にうれしい。しかし、そんな風に念押しされてしまうと、いったいどれほどの量が出てくるのか、そしてそれ食べきれるのか、ちょっと不安になってしまう。

もし、残してしまうようなことになると、実に申し訳ない。

この盛り合わせ定食とは、いったいどれほどの量なのだろう? そして、いったいどんな人向けのメニューなのだろう?

とても気になる。

盛合せ定食を注文するべきなのか、他のメニューにするべきなのか、かなり迷う。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう メニュー (2)

女将「お刺身でしたら・・・」

とすすめられたのが、本日限定定食の刺身定食。

この刺身定食、その内容は申し分ないことを十分承知している。

1000円の定食とは思えないほどの内容で出てくる。

だからもし、メニューの選択に迷う事があれば、この限定定食を選べば間違いはない。

 いとう本日限定定食 

 揚げ魚 or 煮魚 or 焼き魚 or 刺身
 ご飯、みそ汁、お新香 付きでなんと1,000円

※ 価格は2019年11月のもの。

 

ここは、いっそ気持ちを切り替えて、焼魚か煮魚にしてみようか。

いや、でもやっぱりお刺身も食べたい。

女将さんにアレやコレや相談し、さんざん悩んだ。

その結果、限定定食の煮魚定食+お刺身盛り合わせをオーダーすることにした。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 座敷 (3)

さて、オーダーを済ませたから、あとは料理が出てくるのを待つばかりだ。

ヒマにまかせて店内を観察する。

店内のカウンターは4席で、他に6人掛けの小上がり卓が2卓。4人掛けの卓が2つ。

24名分の席。

個人経営のお店として、ちょうど良いサイズだ。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 座敷 (2)

しかし、店の作りからすると、たぶんこことは別に宴会用の広間があるんじゃないかと思う。

なにせ、店の前の駐車場もマイクロバス用の縦長の駐車スペースがある。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 座敷 (1)

店内の調度品がとても立派だ。

店内はふんだんに木が使われている。

しかし、この店のご主人にとっては、それだけでは物足りないのか、木彫りの置物もあちらこちらに配置されている。

テーブルはどれもブ厚い一枚板でできていて、木彫りの置物も、ピカピカに磨き上げられている。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう カウンター (2)

「新潟の地酒」と書かれている板。

「ふーん、新潟の酒かぁ」と、意識が素通りしてしまうようなこの木の板も、よくよく見てみると、なにげに高そうだ。

カウンター目の前のショーケースにも置物がディスプレイされている。

ただならぬ木に対するこだわり。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 豆腐

まずは冷奴が運ばれてきた。

薬味にネギとショウガ。

なんといっても、冷奴は絹ごし豆腐に限る。

滑らかな食感。

でも、麻婆豆腐なら、水をよく切った木綿豆腐の方が絶対に美味い。

つまり、絹ごし豆腐も、木綿豆腐もどっちも好きだ。

ところで、この冷奴はランチメニューの一部なのだろうか。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 煮魚定食 (4)

「おまちどうさまでしたー」

本日限定の煮魚定食が運ばれてきた。

しょうがの香りが立ち昇って、いかにも美味そうだ。

 

使われている器は青と白が基調となっている。

この器からも、こだわりが感じられる。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 煮魚定食 (2)

かぶと煮は濃い目の味つけ。

だが、これがご飯に良く合う。めちゃ美味い。

骨からイイ出汁がでるのかもしれない。

アラをほじりながら食べる楽しさもあり、気が付くとついつい夢中でつついてしまう。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 煮魚定食 (8)

照り具合で分かる美味さ。

付け合わせがレタスってのが、ちょっと変わっている。

レタスを煮ダレにちょんと付けていただく。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 煮魚定食 (1)

シラス。

シラスおろしかと思ったら、小鉢の中はすべてシラス。

ほんのりとした塩加減で、シラスらしい味が活きている。

なんなら、これだけでもご飯もりもりイケちゃう。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 煮魚定食 (7)

反対側にはネギトロの小鉢。

シラスの白と、マグロの赤。

小鉢の色どりは、めでたい紅白。

2つの小鉢の間には、お口直しの水菜と玉ねぎが添えられている。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう (11)

ごはんはふっくらと炊き上げてあり美味しい。

しかし、ほんのちょっとだけ柔らかめだろうか。

あくまで個人的な好みだが、もうちょっと粒感がある米が好きだ。

でも、こんなご飯も好き。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 煮魚定食 (5)

味噌汁は豆腐とわかめ。

味噌はこし器を使わずに溶いてある。

しっかりとダシがきいていて美味いのだが、口触りがちょっと良くない。

これは残念だ。

こし器を使うちょっとした手間をかけるだけで、味噌汁は何倍も美味くなる。

ならば、こし器を使わない手はない。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 刺身の盛り合わせ (8)

追加で注文した刺身の盛り合わせ。

なんだか想像していたのと少し違った。

なんとも変わった盛り付け方。

よく言えば個性的。独創的。

刺身というよりも、どこか洋食っぽい「余白を活かした」盛り付け方。

私がこの手の盛り付け方に対して、審美眼を持っていないせいなのだろうが、この余白というかスキマがとても気になってしまう。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 刺身の盛り合わせ (6)

わさび。

良いわさびを使っている。

香り高い薬味。

わさび好きな私にとっては、むしろ、このわさびだけでご飯を食べたい。

いとうも、わさびご飯を出してほしい。

【daigo cafe(大子カフェ)】わさび丼をおしゃれなカフェで@茨城県大子町

【悠久庵】そば屋のわさびご飯@茨城県東海村

 

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 刺身の盛り合わせ (7)

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 刺身の盛り合わせ (4)

イカはトビコのお化粧。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 刺身の盛り合わせ (3)

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 刺身の盛り合わせ (2)

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう (4)

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 刺身の盛り合わせ (5)

もみじおろしが付いていて、何に使うのだろうと思いながら箸を付けると、明太子だった。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 煮魚定食 (6)

お新香はこんな感じ。

左にある大根は、ちょっとケミカルな色合い。市販品だろう。

美味しい煮魚とお刺身をいただいて大満足。

でも、もうちょい入るかな。

次こそは盛り合わせ定食にチャレンジしてみたい。

ごちそうさまでした。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう (3)

帰りに奥の通路をみると、やはりそうとうな数の木の置物があった。

ゆるく弧を描く通路が不思議な感じだ。

 

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いとうの基本データ

いとうの場所はこちら

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう 駐車場

駐車場は、道路を挟んでお店の反対側にある。

8台は余裕で停められるスペースが確保されている。

いとう のメニュー

※ 価格は2019年11月のもの。

 いとう のメニュー 

 定 食 

 お座敷弁当     2,100円
 盛り合わせ定食   2,000円
 大エビフライ定食  1,600円
 ミックスフライ定食 1,600円
 とうばん焼き定食  1,600円
 ポークソテー定食  1,000円
 しょうが焼き定食  1,000円
 刺身定食      1,000円
 とんかつ定食    1,000円
 ヒレカツ定食    1,000円
 天ぷら定食     1,000円

 丼 物 

 うな重       2,000円
 いくら丼      2,000円
 海鮮丼(上)     2,000円
 海鮮丼(並)     1,000円
 バラキラシ丼    1,000円
 ネギトロ丼     1,000円
 ネギトロ・イカ丼  1,000円
 シラス丼       880円
 カツ丼        850円
 親子丼        850円
 チキンカツ定食   1,000円
 エビフライ定食   1,000円
 トリ唐揚げ定食   1,000円
 ハンバーグ定食   1,000円
 カキフライ定食   1,000円
 イカ刺し定食    1,000円
 カレーライス     800円
 カツカレー     1,000円
 ハンバーグカレー  1,000円
 オムライス      850円
 豚モツ煮定食     780円

 メン類 

 ざる        680円
 鍋焼きうどん   1,000円
 天ざる      1,000円
 天ぷら      1,000円
 とり       1,000円
 カレーうどん   1,000円

 釜めし 

 蟹        1,600円
 カキ       1,600円
 ホタテ      1,600円
 エビ・トリ    1,600円

基本情報

 いとうの基本情報 

 住  所 

 〒311-1115 茨城県水戸市大串町463−4

 電  話 

 029-269-4485

 営業時間 

 11時00分~14時00分

 17時00分~20時30分

 定 休 日 

 火曜日

 

すごくどうでもイイはなし

伝説のぼっちに会いに行く

いとうで美味しいお魚ランチを頂いて、その足で「伝説のぼっち」に会いに向かった。

ご存じだろうか、伝説のぼっちを?

 

伝説のぼっちが、人類史に初めて登場するのが「常陸風土記」。

奈良時代に記された、常陸の国(現在の茨城県)の様子をリアルに伝える書物。

ま、今でいうところのタウン誌だ。

お得な割引クーポンとかも、当時は付いていたのかもしれない。

 

伝説のぼっちの姿は、その常陸風土記に克明に記されている。

本日ランチを頂いたいとうからもほど近い「大串貝塚ふれあい公園」には、その伝説のぼっちの像ある。

言うなれば、ここ茨城県=常陸国は、全国すべてのぼっちが目指すべき、聖地ともいえる場所だ。

我らぼっち界のスーパースター、ぼっち界の巨人、伝説のぼっち。

ぼっち界の末席に名を連ねる私としても、この機会に是が非にでも一度はお目にかかりたい。

茨城県水戸市 大串公園 (2)

こちらは「水戸市大串貝塚ふれあい公園」のなかにある「埋蔵文化財センター」。

ついでだからよってみる。

なんだか公園の名前が長ったらしい。

いろいろな要素を詰め込みすぎて散漫になっている。

いろいろと魅力的な要素をたくさん詰め込んだ結果、まったく魅力がないものを作り上げてしまう茨城県。

だが、そんなところも実に茨城県らしい。

茨城県水戸市 埋蔵文化財センター (2)

建屋にはいってみると「巨人たちの足跡」という展示がされていた。

茨城県水戸市 埋蔵文化財センター

意外と金を掛けた展示物におどろく。

あと、掛けた金のわりには、人が全くいないことにもおどろく。

受付にはかわいらしい女性スタッフさんがいて、写真撮影の許可をもらった。

それにしたって人がいない。

茨城県水戸市 大串公園 (8)

大串公園内には、一般的な茨城県民の家が展示されていた。

いわばモデルハウス。

この写真のような家が、茨城県では一般的な一戸建てだ。

茨城県水戸市 大串公園 (6)

ある程度の収入があれば、こんな立派な家に住むこともできる。

茨城県水戸市 大串公園 (7)

この家は、いわゆる「上級国民」のお家。

庶民ではなかなかこんなに立派なお屋敷には住めない。

こんな家に住んで、きれいな奥様とかわいい子供たち。それに愛車はデカくっていかついミニバン。

さらにペットにトイプードルなんて飼えたら最高だ。

そんな生活が、我々茨城県に生まれたすべての男子の夢。

理想のファミリー像なのだ。

茨城県水戸市 大串公園 (5)

伝説の巨人。そして伝説のぼっち。

ダイダラ・ぼっち。

なんと見事なぼっちぶりだろう。

夏の日差しにも、秋の台風にも、冬の寒波にも、春の眠気にも負けることなく、彼はいつでもこの人が少ない「大串貝塚ふれあい公園」にいる。

いつでもぼっちで。

ちなみに、ダイダラとは、ネイティブ・アメリカンのモホーク族の言葉で「偉大な」とか「強大な」とかって意味だかどうかは分からない。

たぶん全然ちがうと思う。

そんな言葉はモホーク族にはないだろう。

 

でかいボッチが、物欲しげに差し出した右手がイイ味だしてる。

茨城県水戸市 大串公園 (3)

ダイダラボッチとは、大太郎法師(だいたろう ほうし)がなまった言葉らしい。

だいだろう 法師。

巨人伝説は日本の各地にあるらしい。

このダイダラボッチは、常陸風土記の那賀郡(なかのこおり)について記されたところに出てくる巨人。

 

「水戸市大串貝塚ふれあい公園」で配布されている種々のパンフでは、ダイダラボウと記載されている。ダイダラボッチではなくて、ボウ

なぜだろう?

ボッチでは何か不都合でもあるのだろうか。

ここはひとつ、ダイダラには、堂々とぼっちを名乗らせてやってほしい。

 

さて、色白な伝説のぼっちに別れを告げ、帰路に就く。

茨城県大洗の公園

大洗海岸公園。

帰り道の途中で寄った。

茨城県ひたちなか市 那珂湊の市場

ひたちなか市の那珂湊市場。

このあたりの飲食店の多くは、雑な料理を出すから好きではない。

すべての店がそうではないが、このエリアの料理はとにかく雑だ。

このあたりの店ときたら、料理人の矜持はどこえやら。

丁寧な料理よりも、客を回すことばかりを考えている。

繰り返すが、すべての店がそうだとは言わない。

だけれども、そんな店も少なくない。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう (37)

ネコがヨチヨチと歩いていた。

ネコの写真をブログにアップすると、世の中の猫好きが集まってきて、アクセス数が飛躍的にアップすると聞いている。

茨城県水戸市 海鮮料理 いとう (36)

電車の基地の近くの公園。

 

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